2018.01.10

BunBun!林道@GARRRR[静岡県・西伊豆]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第18回は「富士が輝く西伊豆の旅」と題して静岡県、伊豆半島に行ってきた。

このところベタベタのウエスタン・アクセントを駆使し、「関西でんがなまんがな系イラストレーター」として下品な売り出し方に拍車をかけているタカハシだが、正直いうと、まるまる保証付きの関西人というわけではない。たしかに京都で生まれはしたものの、育ちは半分静岡県だからだ。

少年時代のタカハシは、登呂遺跡で人工着色料たっぷりのアイスキャンディーをなめ、大崩海岸で荒波にのまれ、日本平動物園で猿とたわむれ、清水次郎長に熱い崇敬をよせる、ごく平均的な駿河っ子の一人だった。

でも伊豆にはまったく縁がなく、これまで一度も足を踏み入れたことがない。ろくろく行く必要もなければ、たいして行きたい場所でもなかったからだ。

温泉だの踊り子だの天城越えだのと、伊豆には謎の観光イメージが無数にまとわりつき、昭和中期には新婚旅行先として賑わったとも聞く。しかし、今どき伊豆で新婚旅行を済ませるような了見では、そのカップルは早くも離婚の危機に直面しているか、男女どちらかが結婚詐欺にあっていると考えるのが妥当だろう。

人心はすでに遠く伊豆を去った。昭和の憧れだった伊豆の林道も、平成の御代が幕を下ろそうとしている今となっては、閑散としてうらぶれた山中の泥道にすぎない。

しかし伊豆の山々からは、今も青く澄んだ駿河湾越しに、いにしえより変わらぬ霊峰富士の姿が眺められる。移ろう人の営みをこえ、人知の及ばざる悠久の自然に身をまかせるには、伊豆は今なおやはり絶好の土地なのだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ


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味蔵山の塩鰹うどん。真冬の伊豆を味わう1300円
■味蔵山■WEBSITE■

【林道位置情報】 Google Map
←林道土肥中央線 入口
←林道上池線 入口
←林道白沢線 入口
←林道土肥戸田線 入口

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※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.12.18

BunBun!林道@GARRRR[滋賀県~福井県・黒河マキノ]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第17回は「黒河(くろこ)マキノ、分水嶺の旅」と題して滋賀県と福井県の境目に行ってきた。

中央分水嶺は、日本列島を縦断するようにのびる一種の稜線だ。分水界ともよばれ、太平洋側に流れ出る水と、日本海側に流れ出る水の境目だとされている。

今回走った黒河(くろこ)マキノ林道は、太平洋側にあたる琵琶湖畔、高島市マキノを出発して日本海側の敦賀市に至る15㎞ばかりの間にこの分水嶺を越えて走る。
ハイカーの中には、分水嶺というものに「日本列島の背骨」「湧水が南北に分かれて流れ出す場所」といった一種のロマンを感じてわざわざ界隈を歩きにゆく人も多いそうだが、知能と感受性に劣るタカハシのごときアホライダーが走っても、当然ながらたいした感慨はない。実走するかぎり、それはどこにでもあるつまらない峠のひとつにすぎないからだ。

分水嶺にかぎらず、ものの境目には、実際にはわざわざ思い入れるほどの意味がないものも多い。

とてつもなくめでたいものと思われ、しばしば祝賀の対象ともなる今年と来年の境目だって、狂ったように大声でカウントダウンでもしないかぎり、誰ひとり気にもとめない平凡な一秒の経過にすぎない。
30代とか40代とかの人の年代の境目も、ややもすれば重大事象のように言われがちだが、そこで実際に人の何かが変わるといったくっきりした意味があるわけではない。

そういえばこの世界には、国境と呼ばれる無数の超めんどくさい境目もある。地面や水面に人間が後から観念上の境目を作っただけのことで、本来たいした意味はないはずなんだが、何かよっぽどの利権でも絡んでいるのか、あの境目をめぐっては、いろんな人が議論したり喧嘩したり、ときには殺し合いまでしている。
分水嶺くらいなら、あってもなくてもいいような可愛らしい境目だが、国境はムダな争い事ばかり起きて有害無益、早晩なくしたほうが人類のためになる境目だろう。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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171206exview高島市マキノのメタセコイヤ並木は観光名所にもなっている

171206exfood「はまやき安兵衛」の鯖のへしこ茶漬け。大人の味覚600円

■website■ はまやき安兵衛

【林道位置情報】 Google Map
←林道黒河マキノ線 マキノ側入口
←林道黒河マキノ線 敦賀側入口

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※Model&Guide Atsunori Nakanishi + YAMAHA TRICKER
※Photo:Katz Takahashi

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2017.11.06

BunBun!林道@GARRRR[京都府・高雄]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第16回は「京都・高雄 紅葉満喫ツーリング」と題して京都市右京区高雄に行ってきた。

雑誌の記事制作では、紅葉の記事はまだ青葉の季節に取材・撮影する。白黒ページならいいが、カラーだと掲載時に葉っぱの色をいじって季節感をごまかすこともある。でもブログではいちいちそんな面倒な加工はしない。なので記事タイトルと絵ヅラに齟齬がある点は目をつぶってほしい。

取材から発行までに時間がかかる雑誌の記事には宿命的なタイムラグがあり、取材以降に、かんじんの現実の情報が変わってしまうことも珍しくない。
林道は猫の目のように状況が変化するから、そのぶん林道記事もこのタイムラグの影響を受けやすい。

京都・高雄の林道取材直後、台風21号が本州を縦断。京都の林道は軒並み壊滅的な被害をうけた。誌面で紹介した林道が現在どうなっているかは、その後実際に走りに行ってないからタカハシも知らない。

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掲載された記事を読んでホイホイと走りにでかけたら、実際には崩れていて通れなかったじゃないか、ヤバい道走って転んだじゃないか、あんなとこ行って損したじゃないかなどといろいろ文句を言ってきても関知しないから悪しからず。
自然とはまあそんなもの、雑誌とはまあそんなもの、タカハシなんてまあそんなヤツなのだ。

徒歩にしてもバイクにしても、山に入る以上は登山なので、山で起きるすべては自己責任だ。ま、生きて山から帰りたければ、バイク雑誌だのタカハシだのといった身元のあやしい連中の妄言を信用しないほうがいいってことだろうか。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人はマジ自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「とが乃茶屋」の鳥みそうどん。お餅も入ってつゆまでうまい1200円。

【林道位置情報】 Google Map
←林道宇治宇治谷線 細野口側入口
←林道雲心寺線 神護寺側入口
←林道田尻谷線 分岐
←林道松尾白峰線 分岐

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※Model&Guide Atsuhiro Hayashi+HONDA XR250
※Photo:Katz Takahashi

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2017.10.07

BunBun!林道@GARRRR[滋賀県・余呉湖]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第15回は「近江・余呉湖の旅」と題して滋賀県に行ってきた。

余呉湖は、琵琶湖の北側にくっついている小さな湖だ。巨大な琵琶湖に比べるとマイナー感が否めず、全国区の知名度もない。しかし京滋地域ではよく知られていて、しばしばツーリング先に選ばれたりもしている。

ガイドの岩田敏和さんは、京都のバイク&バイク用品店レオタニモトの店員さんだ。余呉湖同様、レオタニモトも全国区の知名度はないが、地域では超有名な店で、京都のライダーでこの店を知らない人はいない。タカハシも高校生のとき(校則で禁止されてたけど)、生涯最初のバイクをこの店で買った。

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ほんらい岩田さんは用品販売の担当だが、お店の林道ツーリングイベントの企画も任されていて、休日ごとに京都周辺の林道に出かけてはくまなく調査している。林道ガイドにうってつけの人物だが、同時にバイク用品に詳しいのにも助けられた。

タカハシはバイクのことをほとんど知らないまま、ただなんとなくシートにまたがってハンドルを握り、そこらを動きまわっているだけのタコライダーだが、じつをいうとバイク用品のことはもっと知らない。さすがに法律で定められた乗車用安全帽だけはちゃんとかぶっているが、そのほかの装備はできるだけ西友の激安ワゴンセールで買いそろえてしまおうとするカスライダーなのだ。
そうはいっても、今では月イチで各地の泥道を這いずり回るのが仕事だから、全然なにも知らないままでは済ませられず、困っていることもいろいろとある。

ツーリングには何をもっていくのか、どうやって使うのかなどと、休憩のたびに免許取りたての高校生みたいな初歩的質問を連発されて、岩田さん的にはまあまあうんざりしていたかもしれないが、タカハシ的には林道をうろつきつつもバイク用品の知識を深めることができ、じつに素晴らしいツーリングとなった。

ただ、かんじんの余呉湖の知識を深めるのをうっかり忘れてしまい、「なんか琵琶湖の近くにチンケな水たまりがあった気がする」くらいの感慨しか持てずに終わったのが残念でならない。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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北国街道「菊水飴本舗」で買える昔ながらの飴、720円。
菊水飴本舗[Website]

【林道位置情報】 Google Map
←林道池原文室線 入口
←林道太田谷線 入口
←林道七々頭ケ岳線/ 林道東野中之郷線 北側入口
←林道中之郷線 南側入口
←林道西谷線 入口

レオタニモト(バイク/バイク用品販売@京都)[Website]

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※Model&Guide Toshikazu Iwata + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.09.08

BunBun!林道@GARRRR[群馬県・御荷鉾]

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オフロードバイク雑誌 月刊『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第14回は「御荷鉾(みかぼ)スーパー林道をめぐる旅」と題して群馬県の御荷鉾山周辺に行ってきた。

御荷鉾の林道ではやたらとシカを見かけたが、ちょくちょく動物に出くわすのは、何もこの山に限ったことではない。

シカやサルは林道で最もよく見かける動物だ。大型の鳥類ではキジをよく見る。ときにはイノシシやカモシカにも出会うが、幸いクマにはまだ遇ったことがない。
人口密度が極端に低い山中では、その反対に動物密度がまあまあ高いから、彼らを見かけるのも当然といえば当然だ。驚くことは何もないはずなのに、ふだん見慣れない野獣ばかりだから毎回ちょっとびっくりさせられる。

170906mexdeer御荷鉾ではトンネルの中でシカに遭遇

町の中でも、ネコ程度の野獣は珍しくないし、ときにはタヌキやキツネやイタチが出ることもある。神戸など六甲山周辺の町では、イノシシもよく現れる。
しかし以前はよく見かけた野獣の一種、イヌは近年あまり町で見なくなった。子供の頃は、近所をうろついている子犬を追いかけまわして捕まえたりしていたが、今どこかでばったりイヌに出くわしたら恐怖を感じるかもしれない。

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人間が強権をふるう町というエリアでは、野獣はやはり異世界の生き物だ。

町で見かける動物の大半は、飼育ケージに詰め込まれ、紐でゆわえつけられ、人間に見物されるためだけに生きている。そんな連中ばかり見ていると、ふと人間がこの世界を支配しているような錯覚に陥ることもあるだろう。
しかしむろん人間はこの世界の王などではなく、ごまんといる動物の一種にすぎない。その事実を思い出すためにも、たまには山中の泥道ふかく入り込み、動物に見物される側に回ってみるのもいいのかもしれない。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「福寿庵」の天ぷらおろしそば。おなかいっぱい1300円
福寿庵【website】

【林道位置情報】 Google Map
←林道名無村線 北側入口
←林道名無村線 南側入口
←御荷鉾林道ダート部 東端
←御荷鉾林道ダート部 西端

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※Model&Guide Koji Takehana + HONDA SL230
※Photo:Katz Takahashi

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2017.08.05

BunBun!林道@GARRRR[東京都・奥多摩]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第13回は「奥多摩 トーキョー林道めぐり」と題して東京都の西端、奥多摩に行ってきた。

「東京」といえば、高層ビルが建ち並び満員電車が行き交う世界有数のメトロポリスだが、「東京都」となると、必ずしもそうとはいえない。のんびりした森に囲まれた郊外の小さな町から小笠原諸島のような絶海の島々まで、さまざまな東京都がある。奥多摩もそんな東京の辺境のひとつ。山は深く、湖水は澄み、満点の星空が輝く自然の地だ。

タカハシの住む町からいちばん近い林道群のひとつでもあるが、今回このエリアを走ったのは、取材用バイクCRM80がトラブルを抱えていたからだ。

CRM80は、タカハシレベルのタコライダーが林道をチンタラ走るにはピッタリのナイスバイクだが、なにしろ20数年前の旧車だけに耐久性に難がある。
じつは前回の取材時、かすかにエンジンの異音とパワーフィールの悪化を感じていたが、不調とまでは言いきれず、これで修理に出すのもな~、次の取材もあるしな~などと、グズグズほったらかしにしていた。
しかし、もし林道に入ってエンジンが動かなくなったらシャレにならない。そこで多少は救援の手が届きやすそうな近場の浅い山で取材を済ませようと企んだのだ。

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悪い予感は的中する。何本かの林道を走るうちにパワーが落ち始め、キックスタートができなくなった。しつこく押し掛けすればギリギリ始動できるものの、舗装路ならともかく、路面の悪い林道では押し掛けができないケースも考えなくてはならない。

取材ルートの最後にリストされていたのは、標高差250mを直登する急勾配の林道麦山線。途中でエンジンを止めてしまうと再始動できる保証はない。万一の場合は転がして山を降りることにして、とりあえず途中では絶対エンジンを止めず、最後まで一気に登りきる作戦をとった。
本来なら林道のあちこちで写真を撮りながら取材を進めるんだが、さすがにそんな余裕はない。通り抜けるだけでも通り抜け、少なくともちゃんと走れる道だということだけでも確認しないと記事にできない。

登りはじめると、たちまちオーバーヒートを知らせる水温警告灯が点いた。
ふだんなら少しの間エンジンを止め、冷却してから再スタートするところだが、もしここでエンジンを止めたら一巻の終わりだ。可能な限り回転を下げつつギリギリまでスピードを乗せ、ラジエターに当たる風を稼ぐしかエンジンを冷やす手段はない。
上り坂一本勝負、玉砕覚悟のワンウェイ・アタックだ。

幸い麦山線はなんとか登り切れ、つまらないなりにもまあまあ正しい記事が書けた。
だがその代償として、CRM80のエンジンは完全に死んだ。

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バイクは帰宅後ショップに持ち込んだ。古すぎてエンジン系の部品がなく、普通の方法では直せないが、ショップは力を尽くして何とかしてくれるという。
愛機が単なるクズ鉄に成り下がるか、バイク型クズ鉄として踏みとどまれるかは、ショップの腕とタカハシの運次第。ふだんはなかなかタカハシにほほえんでくれない幸運の女神様だが、ここは一発、玉砕覚悟のお祈りワンウェイ・アタックで、どうにかお慈悲を頂戴したいものである。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

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なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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R411沿い「Rider's cafe 多摩里場」の多摩里場キーマカレー。800円
【Facebook page】

【林道位置情報】 Google Map
←林道倉沢線 入口
←林道不老線 分岐入口
←林道井戸入線 東側入口
←林道井戸入線 西側入口
←林道麦山線 麓側入口

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※Model&Guide Takeshi Nakao + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.07.06

BunBun!林道@GARRRR [福島・いわき北部]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第12回は「いわき北部 フラット林道の旅」と題して福島県いわき市に行ってきた。

いわき市にはやたらたくさん林道があるが、低山を走るルートばかりで景観面にはあまり華がない。いくつかの地味な温泉を除けば、目立った観光施設もない。

そのなかでひときわ異彩を放っているのが「いわき市 海竜の里センター」だ。何の変哲もない田園のど真ん中に、突如として巨大なブラキオサウルスと色鮮やかな観覧車があらわれる。
ディズニーランドと比べるのはさすがに酷だが、アトラクションはどれもピカピカに整備され、地方の小型アミューズメントパークとしては驚愕の充実ぶりをみせている。

170706mexamuse「いわき市 海竜の里センター」は入場無料、アトラクション各200円

1968年、この付近でクビナガリュウの化石が発見されたことにちなみ、センターには小ぶりの恐竜模型がいくつか屋外展示されている。
地味な泥道をえんえん走るツーリングに疲れたら、ときにはヴィヴィッドな遊園地の色彩に囲まれ、恐竜たちとたわむれて8千万年の昔に心を遊ばせるのも悪くない。

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ところで、いわき市を南北に貫く国道6号線は、このエリアから約20㎞北上した地点から二輪車の通行ができなくなっている(取材時点)。なので北側からいわき市にアクセスするライダーは、国道6号線の利用を避けてほしい。
規制の根拠は明記されていないが、すぐそばに福島第一原子力発電所があるから、外気にさらされて走る二輪車乗りは、いちおうそのへん考慮しろということなのかもしれない。

一日も早く安心して二輪車が国道6号線を走れるようになってほしい。
だが原発事故の傷がすべて癒えるには、それよりもずっと長い時間がかかるだろう。
せっかくこうして8千万年前の過去を楽しく想像できたのだから、同じように8千万年後の未来も楽しく想像できる状況になってくれればいいのだが。

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【林道位置情報】 Google Map

←七曲林道 入口
←木戸川林道 木戸ダム側入口
←五社山黒森大内線 東側入口
←黒森林道 国道399号側入口
←銅山林道 国道399号側入口
←銅山林道 東側入口

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※Model&Guide Tomoko Kitajima + YANAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.06.07

BunBun!林道@GARRRR[京都・花背&鞍馬]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第11回は「京の奥座敷 花背・鞍馬の旅」と題して京都北山周辺に行ってきた。

ガイド&モデルをしてくれたバイクショップSTUFF 店長・森 徹さんとは学生時代からの長いつきあいだ。そして彼と行く北山周辺の林道も、京都出身のタカハシがかつてさんざん走りまわってきた毎度おなじみの珍しくもないルートだった。

が、だからといってタカハシがこの道をよく知っているというわけではない。ガイドさんに「ほうらタカハシ、ここらへん懐かしいやろ?」などと言われると、「おお懐かしいなぁ~」なんて三味線を弾いて済ませてるが、じつは林道のことなんかひとかけらも覚えていない。
内心ひっそり「どこやねんここ! ちゅうか林道て、まあゆうたらどこもかしこもタダの泥道やんけ!」などと毒づいている有様だった。

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当時、さほど林道に興味がなかったせいで道を覚えてないのかとも思ったが、ルート沿いのモトクロスコース跡地に行ってみて考えが変わった。
今となっては風化してさびれきった川原だが、かつては週末のレースでにぎわったモトクロスコース。青年時代には、たしかにここをしょっちゅう走り狂っていたはずだ。なのに、いったいどんなコースだったのか、どんなバイクで走っていたのかすら思い出せず、しきりに懐かしがるガイドさんに「うんうん、よー覚えとるで~」などと、ガッツリ白目をむいていいかげんな返事を連発するしかなかった。

大好きだったモトクロスコースすら覚えてないわけだから、「興味がないから林道を覚えてないだけ」なんて都合のいい言い訳は通用しそうにない。
実際はたんに頭が悪すぎて、記憶という記憶が、ほとんどすべて脱落しているだけらしい。

せっかくこの世に生をうけ、日々必死に泥道を走り回っていても、不出来な頭のせいでろくな思い出が残せないのは残念すぎる。
しかしその反面、いずれこの世を去るときには、現世への未練も、泥道への執着も残らず、きれいさっぱり気分よくおさらばできることだろう。ヨワヨワ記憶力な空脳アホライダーにも、神様はわけへだてなくお恵みを与えてくださるということか。ああ、なんまんだぶなんまんだぶ、ありがたいありがたい。(←てかそのせりふは神様用じゃない気もするが)

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「くらま温泉」の天ぷら膳。京都らしくみやびな味の1800円
■くらま温泉 website■

【林道位置情報】 Google Map
←謎林道(仮称・電波塔線) 東側入口
←謎林道(仮称・電波塔線) 西側入口
←林道片波東谷線・片波西谷線 交差入口
←花背旧道 西側入口
←花背旧道 東側入口

170606m12_2※Model&Guide Toru Mori + HONDA CRM80
※Photo:Katz Takahashi

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2017.05.11

BunBun!林道@GARRRR[京都・綾部]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第10回は「綾部の水源の里めぐり」と題して京都府綾部市に行ってきた。

林道という道は、どことなくただの空き地っぽい雰囲気をプンプン漂わせているが、いうまでもなく一種の公道だ。
モトクロスコースとは違い、好き勝手なスピードでガンガン飛ばすことはできないし、トライアルコースとは違い、他人の山林の激坂を好き放題に走り回ることも許されない。
山奥だけに多少ゆるやかな解釈はできるものの、原則として市街地の道路と同じ交通ルールを守って走らなくてはならないのだ。

とはいえ未舗装路だから、舗装路の常識とはかけ離れたライディング・アクションが必要になる場合もある。

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その代表格が走行中に前輪を浮かせるテクニック。
よく「ウイリー」と呼ばれるが、ウイリーは前輪を浮かせたままずっと走り続けるテクニックで、その場で一時的に前輪を浮かせる場合は「フロントアップ」と呼ぶのが正しい。
丸太や溝などの障害物をこえたり、走行中にギャップでフロントが突き上げられるのを防ぐ、ダートの必須基本技術だ。

今回ガイド&モデルをお願いした辻康成さんは、京都・山科でバイクショップ「バックカントリー・モーターサイクル」を営むバリバリのオフローダーだけに、フロントアップくらいはお手のもの。おかげで誌面映えのするアクションをしっかり撮らせてもらえた。

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この連載では、フロントアップ以外にも、がんがんコーナーを攻めている(っぽい)写真などを掲載することがある。
でもじつは、実際の撮影現場ではモデルさんには超低速でのろくさ走ってもらっている。それをまるで全開でかっ飛ばしているふうに撮っているだけだ。

なので読者諸賢も、林道でカッコいい記念写真を撮ろうとして、ムダに飛ばしまくったりしないように。
もしカッコいい写真を撮りたければ、ライディングの練習よりもカメラの練習に力を入れよう。そのほうがずっと簡単にそれらしい写真が撮れるうえ、カメラならバイクと違い、どんなに激しく練習しまくっても、コケたりマクれたり谷落ちしたりして病院送りにならずに済むからだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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170506m13exfood「あやべ温泉」の柔らかロースのカツとじ丼。ボリューム満点880円

←あやべ温泉 website

【林道位置情報】 Google Map
←林道木和田線 五泉側入口
←林道泉富線 老富側入口
←林道君尾線 睦寄側入口

170506m12exend※Model&Guide Yasunari Tsuji + HONDA XR250
※Photo:Katz Takahashi

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2017.04.08

BunBun!林道@GARRRR[山梨・道志みち]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第9回は「道志みち半日ぷらぷらプラン」と題して山梨県道志村に行ってきた。

道志村は、「道志みち」の通称で知られる国道413号線沿いに広がる山梨県最東端の村だ。
首都圏バイクツーリングのメッカとしてよく知られているだけじゃなく、観光目的で訪れる人も多い。村内にはキャンプ場が乱立し、さながら「キャンプ場銀座」といった様相だ。

今回走った林道室久保線も、2013年に閉鎖されたキャンプ場の中を抜けていた。その看板には「横浜市 道志青少年野外活動センター」と書かれている。

猿と芋にまみれた山梨県・道志村の山奥に、シャレオツ番長的な横浜市の施設があるのを奇妙に感じる人もいるだろう。でもじつは道志村の4割近くは、横浜市の持ち物なのだ。

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明治時代、横浜開港にあたって外国航路をゆく船に積む水が必要になり、その水源として水のきれいな道志川が選ばれた。当時「赤道を越えても腐らない水」として船乗りたちにも評判だったらしい。
大正時代に入り、良質の水を確保し続けるため、ついに横浜市は道志村の土地2873haを買い取った。これにより村の36パーセントが実質的に横浜市のものになったというわけだ。

だったらもう道志村、いっそ横浜とくっついちゃえばいいじゃんね? 山梨県よか神奈川県のほうが断然カッコよくね? と道志村の人たちが考えたとしても無理はない。
実際、道志村は2003年に「ぜひ横浜に入れて!」と横浜市に合併を申し込んだことがある。もっとも横浜からは「ごめんなさい、これからも付かず離れずふわっとライトな友達のままで……」と、つれない返事が返ってきたらしいが。

赤道を越えても腐らない道志の水は、百年越えても実らない横浜への悲しい恋の味がする(ような気がしなくもないが、実際にはまるっきり無味無臭)。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「紅椿の湯」のトンカツ定食980円。昔なつかしい食堂風の味。

【林道位置情報】 Google Map
←林道越路線 道志みち側入口
←林道室久保線 道志みち側入口
←林道大室指椿線 西側入口
←林道大室指椿線 東側入口

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※Model&Guide Shunsuke Sakai + YAMAHA XTZ125
※Photo:Katz Takahashi

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