BunBun!林道@GARRRR[長野県・高ボッチ高原]
オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第23回は「高ボッチ高原散策の旅」と題して長野県に行ってきた。
高ボッチ高原の林道ガイドは、車山高原でペンション「リゾートイン・スクアミッシュ」を営む中橋孝之さん。タカハシにそそのかされて最近うっかりオフロードバイクを買ってしまい、林道どころかダート走行すら初めてなのに、いきなり高ボッチ高原に連れ出された「名ばかりガイド」だ。しかしその適性は驚異的で、慣れないライダーなら誰もが二の足を踏むガレガレのルートも平然と走り切っていた。
中橋さんはふつうの初心者ではない。もともと四輪ジムカーナで活躍していた本格派のモータースポーツ・ドライバーであり、いまはタカハシのレーシングカート仲間でもある。
レーシングカートは、サスペンションもトランスミッションも持たない、小さなレース用四輪車だ。ステアリングやペダルといった操作系は四輪そのものだが、ドライバーが積極的に体重移動を使ってマシンコントロールを行う操作特性はむしろ二輪に似ており、動力性能も小型二輪に近い。そのため、まったく初めてカートに乗る場合には、どちらかといえば四輪ドライバーよりも二輪ライダーのほうが有利といわれるほどだ。いわばカートは二輪と四輪の中間の性質をもつ乗り物だといえる。
タカハシは、四輪モータースポーツの世界にいた中橋さんを、まずふわっと四輪・二輪ハイブリッドなカートの世界に引きずり込み、続いてタイヤの数を四輪からキッチリ半分に減らして、本格的な二輪の泥沼に引きずり込むことに成功した。
この次はさらにタイヤの数を半分に減らし、一輪車の魔界に引きずり込んで、ボリショイサーカスに売り飛ばそうと画策しているところだ。(←てか、何がしたいの?)
末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。
なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。
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