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2018.01.10

BunBun!林道@GARRRR[静岡県・西伊豆]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第18回は「富士が輝く西伊豆の旅」と題して静岡県、伊豆半島に行ってきた。

このところベタベタのウエスタン・アクセントを駆使し、「関西でんがなまんがな系イラストレーター」として下品な売り出し方に拍車をかけているタカハシだが、正直いうと、まるまる保証付きの関西人というわけではない。たしかに京都で生まれはしたものの、育ちは半分静岡県だからだ。

少年時代のタカハシは、登呂遺跡で人工着色料たっぷりのアイスキャンディーをなめ、大崩海岸で荒波にのまれ、日本平動物園で猿とたわむれ、清水次郎長に熱い崇敬をよせる、ごく平均的な駿河っ子の一人だった。

でも伊豆にはまったく縁がなく、これまで一度も足を踏み入れたことがない。ろくろく行く必要もなければ、たいして行きたい場所でもなかったからだ。

温泉だの踊り子だの天城越えだのと、伊豆には謎の観光イメージが無数にまとわりつき、昭和中期には新婚旅行先として賑わったとも聞く。しかし、今どき伊豆で新婚旅行を済ませるような了見では、そのカップルは早くも離婚の危機に直面しているか、男女どちらかが結婚詐欺にあっていると考えるのが妥当だろう。

人心はすでに遠く伊豆を去った。昭和の憧れだった伊豆の林道も、平成の御代が幕を下ろそうとしている今となっては、閑散としてうらぶれた山中の泥道にすぎない。

しかし伊豆の山々からは、今も青く澄んだ駿河湾越しに、いにしえより変わらぬ霊峰富士の姿が眺められる。移ろう人の営みをこえ、人知の及ばざる悠久の自然に身をまかせるには、伊豆は今なおやはり絶好の土地なのだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ


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味蔵山の塩鰹うどん。真冬の伊豆を味わう1300円
■味蔵山■WEBSITE■

【林道位置情報】 Google Map
←林道土肥中央線 入口
←林道上池線 入口
←林道白沢線 入口
←林道土肥戸田線 入口

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※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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