BunBun!林道@GARRRR[京都・綾部]
月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第10回は「綾部の水源の里めぐり」と題して京都府綾部市に行ってきた。
林道という道は、どことなくただの空き地っぽい雰囲気をプンプン漂わせているが、いうまでもなく一種の公道だ。
モトクロスコースとは違い、好き勝手なスピードでガンガン飛ばすことはできないし、トライアルコースとは違い、他人の山林の激坂を好き放題に走り回ることも許されない。
山奥だけに多少ゆるやかな解釈はできるものの、原則として市街地の道路と同じ交通ルールを守って走らなくてはならないのだ。
とはいえ未舗装路だから、舗装路の常識とはかけ離れたライディング・アクションが必要になる場合もある。
その代表格が走行中に前輪を浮かせるテクニック。
よく「ウイリー」と呼ばれるが、ウイリーは前輪を浮かせたままずっと走り続けるテクニックで、その場で一時的に前輪を浮かせる場合は「フロントアップ」と呼ぶのが正しい。
丸太や溝などの障害物をこえたり、走行中にギャップでフロントが突き上げられるのを防ぐ、ダートの必須基本技術だ。
今回ガイド&モデルをお願いした辻康成さんは、京都・山科でバイクショップ「バックカントリー・モーターサイクル」を営むバリバリのオフローダーだけに、フロントアップくらいはお手のもの。おかげで誌面映えのするアクションをしっかり撮らせてもらえた。
この連載では、フロントアップ以外にも、がんがんコーナーを攻めている(っぽい)写真などを掲載することがある。
でもじつは、実際の撮影現場ではモデルさんには超低速でのろくさ走ってもらっている。それをまるで全開でかっ飛ばしているふうに撮っているだけだ。
なので読者諸賢も、林道でカッコいい記念写真を撮ろうとして、ムダに飛ばしまくったりしないように。
もしカッコいい写真を撮りたければ、ライディングの練習よりもカメラの練習に力を入れよう。そのほうがずっと簡単にそれらしい写真が撮れるうえ、カメラならバイクと違い、どんなに激しく練習しまくっても、コケたりマクれたり谷落ちしたりして病院送りにならずに済むからだ。
末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。
なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。
【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ
「あやべ温泉」の柔らかロースのカツとじ丼。ボリューム満点880円
■←あやべ温泉 website
The comments to this entry are closed.
Comments
ガルル買って読みましたよ。
京都は行かないけど楽しく読ませていただきました。
Posted by: d-traider | 2017.05.11 17:50
いつもありがとうございます。
なかなか遠くまで林道に走りにいく機会はないと思いますが、旅のついでに林道ツーリングもよいものですし、ぜひまたどうぞ!
Posted by: タカハシ | 2017.11.10 17:37