BunBun!林道@GARRRR [京都/京丹波]
月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第3回は「京丹波 鍾乳洞探検の旅」と題して京都府京丹波町に行ってきた。
鍾乳洞は地中の石灰岩が水に溶け出してできた洞窟で、何千・何万年もの時をかけて徐々に形作られる独特の景観が特徴だ。
京丹波町が誇る京都府唯一の鍾乳洞、「質志(しずし)鐘乳洞」は総延長わずか120メートルと小規模ながら、落差が大きく迫力充分。年中13℃くらいの気温だから、とくに夏場は居心地もいい。
京丹波町には、鍾乳洞のほかにも巨大な三峠断層が走り、高位段丘礫層に丹波層群が衝上する断層露頭(という、無学なタカハシには何のことだかさっぱりわからない珍地形)もある。
鼻をたらして林道を走ずり回っては時々おやつを食べてるだけのアホライダーにはややハードルが高いが、理系の博士号を2~3個もっている世間並みのインテリライダーなら、地質学的ないし地球物理学的見地から、知の感動にビリビリと心をふるわせられるナイスなエリアなのだ。
それはともかく、ついふらふら遊びすぎて、林道出口ですっかり日が暮れてしまったのには参った。手持ちの地図と一部地形が変わっていたせいで下山ルートがわからなくなり、夜の山中で迷子に。一時は遭難するんじゃないかとビビらされた。
なんでもない山道も、闇夜には迷路に化ける。未知の林道に入ったらできるだけ日没前に下山しよう。また、万一に備えて非常食と予備の水を必ず携行し、事前にバイクを整備することも忘れてはならない……なんてこと、キャブレターを目詰まりさせ、サイレンサを吹っ飛ばし、サイドスタンドを落っことして、まわりのライダーに助けてもらってばかりのタカハシに言われたくないかもしれないが。
末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。
なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。
【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ
取材中、愛機CRM80からサイレンサが脱落……
The comments to this entry are closed.
Comments