2018.09.28

BunBun!林道@GARRRR[和歌山・中辺路]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第26回は「紀州激走! 中辺路ロングダート」と題して和歌山県に行ってきた。

中辺路は、古くから熊野本宮へ参詣する人々に親しまれた熊野古道の集落だ。一帯は熊野三山の一画を成し、修験道の聖地としても知られている。

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修験者だ山伏だというと、白い法衣に草履履きで、ぶおーんと法螺貝を吹いて崖から逆さ吊りにされているイメージくらいはあるものの、実際には正体不明の謎のお坊さん的な人たち……と思っている人のほうが多いだろう。
修験道は、伝説上の謎人物、役小角(えんのおづの/おづぬ)を開祖とし、神道と仏教と山岳信仰をミックスした謎の信仰だ。が、あまりに謎が多すぎるもんだから、いったいナニをやってるのかうまく説明できず、たいてい山奥でやってるせいもあって、いまひとつメジャーになりきれてない面がある。

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考えてみれば林道ツーリングだって、いったいナニが楽しいのかうまく説明できず、たいてい山奥でやってるせいもあって、いまひとつメジャーになりきれてない趣味だという点で、修験道とよく似ている。
熊野中辺路あたりは、修験者にとっても、林道ライダーにとっても、マイナー心を激しくそそる居心地バツグンの聖地といえそうだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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オシャレ山カフェ「パラダイス・カフェ」ではうまいパスタが楽しめる。

【林道位置情報】 Google Map
←林道坂泰線 入口
←林道虎ケ峰坂泰線 東側入口
←林道虎ケ峰坂泰線 西側入口

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※Model&Guide
Yoshihiro Hanamitsu + HONDA CRF1000L Africa Twin
Mariko Matsumoto + HONDA XLR200
TAMA-chan + KTM EXC-F250
※Photo:Katz Takahashi

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2018.09.11

YAMAHA XJ400

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高3の夏、バイクの免許を取ったのは、当時ひそかに家出を計画していたからだ。頭のデキが悪いタカハシにとって学校は地獄でしかなく、大学進学なんぞもってのほか、高校まではギリ我慢するとして、卒業したらすぐに家を飛び出そうと考えていた。が、移動にいちいち電車賃がかかるのがイヤだったから、中型二輪免許を取ってバイクに乗ることを思いついた。
当時は三ナイ運動のただなかで、高校生がバイクの免許を取ることもバイクを買うこともバイクに乗ることも御法度だったが、ろくに根拠のないカス校則なんぞに従う義理はどこにもなく、今さらそれをそろそろ時効だなどと言うつもりもない。

教習所で講習をうけていちばん驚いたのは、「バイクは転倒する」という衝撃の事実を知ったときだった。タカハシはそれまで実物のバイクをほとんど見たことがなく、バイクの転倒も見たことがなかったから、あんなデカイ機械がまさか転ぶとは思わず、内部にジャイロ装置くらいは仕込んであって、絶対転ばないようにできてるものと思い込んでいた。安全教育フィルムの中でスッ転んでいるバイクを初めて見たときは、こんなものに乗る連中は頭がおかしいと、だいぶ批判的な気分にさせられたものだった。

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それでも家出だけはどうしてもしたかったので、もらっていた奨学金(というのは内緒だったんだけど、まあこれはそろそろ時効)をつぎこんでバイクの購入資金にした。遠くに逃げるなら排気量が大きいヨンヒャクがいいと思い、近所の店で中古のヤマハXJ400を18万円で買った。ヘルメットを買う金はなかったから、店員にマケろマケろとしつこく交渉して、いちばん安い黒ヘルメットをつけてもらった。

DOHC 2バルブ空冷4ストローク4気筒398cc、最高出力45ps、乾燥重量176㎏、これがXJ400の概要だ。見た目はスポーツバイク風だが、じつはエンジンもブレーキもサスもまあまあフニャフニャで、ガッツリ峠を攻めるハードなライディングには向かない。でも、ライディング自体がフニャフニャだったタカハシには、まあまあピッタリのバイクだったといえなくもない。

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写真はたしか初めて峠を走ったときのもの。いかにも初心者まるだしのフォームが見苦しいが、それでもバイクは性にあったのか、ツーリングに出かけたり、近所の峠に日参したり、シグナルGPの敵手を探して街をうろついたりと、平均的な当時のバイク少年並みに一通りの楽しみが味わえた。
たまたまバイクのオマケにもらったヘルメットが黒かったし、革ジャンも黒かった。安いという理由だけで、黒いパンツと黒いブーツと黒いグローブという全身地味な黒ずくめで走っていたせいで、地元の峠で「カラス」とあだ名されていたのもこの頃だ。

ところでタカハシの家出計画は、けっきょく実現しなかった。たまたま知り合ったバイク仲間に「そんなに勉強したくないなら美大に行けば? ラクガキさえしてりゃ誰でも卒業できるんだし」とそそのかされ、それを真に受けて急きょ美大を受験したら合格してしまい、そのまま卒業して貧乏イラストレーターになってしまった。
今まで大きなバイク事故は起こしたことがないと思い込んでいたが、よく考えてみれば、もしかすると、あれがタカハシが起こした人生最大のバイク事故だったのかもしれない。

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2018.08.11

BunBun!林道@GARRRR[和歌山県・龍神]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第25回は「紀州激走! 龍神街道ロングダート」と題して和歌山県に行ってきた。

紀伊半島は陸の孤島だ。急峻な山々を擁する半島の周囲には、海浜部をつたってぐるりとJR紀勢本線と国道42号が走っているが、そのほかに効率的な陸路はない。
半島内陸部には他にもいくつか国道があるが、国道とは名ばかりの山坂道がほとんどだ。いったん大阪側から紀伊半島にアクセスすると、国道42号をヘトヘトになるまで走り続けて伊勢へ抜けないと生還がおぼつかないため、京阪神のライダーは国道42号線を"死に号線"と呼ぶことすらある。

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地元住民の悲願だった交通網の整備は遅々として進んでいない。自動車道路としては、半島付け根から南端の串本までを縦断する国道371号・龍神街道が整備されつつあるものの、鉄道はまったくなく、紀伊半島内陸部はいまだに巨大な鉄道空白地帯のままだ。
紀伊半島は交通網の不備が足かせとなり、経済発展を阻まれてきた。しかし皮肉にもそのおかげで、今日に至るまで豊かな自然環境が保たれたともいえる。

紀伊半島の名は、旧国名の紀伊国(きのくに)からとられているが、それも元をたどれば「木の国」に由来する。国道"死に号線"に取り囲まれた半島内陸部は、古くから緑の木々がおいしげり、鹿と熊と猿と猪が今なお跋扈する命の山なのだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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【林道位置情報】 Google Map
←林道猪笹線 県道側入口
←林道中の河線 入口
←林道西ノ河線 入口
←林道小森2号線 入口

※Model&Guide Kazuyasu Ohara +  CRF450X
※Photo:Katz Takahashi

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2018.07.15

BunBun!林道@GARRRR[埼玉県・小鹿野町]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第24回は「バイクの森、小鹿野の道をゆく」と題して埼玉県小鹿野町に行ってきた。

小鹿野は秩父盆地の真ん中にある小さな町だ。全国でも珍しい「オートバイによるまちおこし事業」を展開し、首都圏のライダーによく知られている。だがその主力施設として開設したバイク博物館「バイクの森おがの」は2009年の開館の翌年、2010年には早くも閉館の憂き目を見た。町おこし事業はけっこう苦戦を強いられている。

だが、なにも小鹿野町だけが苦戦しているわけではない。バイク業界はこの20年というもの、苦戦につぐ苦戦にあえいでいる。その原因のひとつは、「もはやオッサンしかバイクに乗ってない」というライダーの現状だ。かつては華々しい若者文化だったバイクは、いまや若かりし頃を懐かしむオッサンの自己満足趣味に成り下がり、若者はバイクなんぞに見向きもしなくなっている。

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未来を担う有意の若者がバイクに乗らなくなった原因はいくつかある。が、そのうち最大のものは、「女子がバイクにキャーキャー騒がなくなった」ということだ。
バイクに乗ってる男子がカッコよかったのは昭和の昔話であり、今となってはバイク男子を喜ぶ女子などまずいない。メーカーは、どこかの可愛いアイドルとかに多額の金を払い、(たとえ本人的にはちっとも興味がなくてもお仕事として)バイクを見たらワケもわからずキャーキャー騒いでもらえるよう広報面の努力を怠らないでほしい。

女子さえ騒げば、たいていの男はどうにかして金を工面し、暑さにも寒さにも事故にすらも耐えてバイクに乗る。タカハシだって、女子さえキャーキャー騒ぐなら、もっと真面目にバイクに乗る。沈滞したバイク業界もコレ一発でたちまち活気を取り戻すだろう。

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ただタカハシ個人は、17歳の時からずっとバイクに乗り続けているにもかかわらず、今まで一度として女子に騒がれたためしがない。残念ながらタカハシがもともと激しくカッコ悪く生まれついてしまったという個人的・生物学的ハンデが主たる原因だ。が、他の一因として、コケまくってボロボロになった汚いバイクで林道を走っており、いつも汗くさく埃まみれだという点も挙げられなくはない。

もしバイクに乗って女子にキャーキャー騒いでほしければ、最低でも、見る角度によってはややイケてる捨て犬に見えるレベルに生まれついておこう。また、間違っても薄汚い林道なんぞに走りに行かないことが最も重要である。

Bunbunbestselectioncover ちなみに今月号の『GARRRR』には、タカハシの連載を全編フルカラーで一気にまとめて13本再掲載した別冊付録『BunBun!林道Touring BEST SELECTION』がついている。女子になんぞモテなくても構わないと言いきれる豪胆不敵な勇者諸君は、ぜひこれを携えて林道に乗り込んでみてほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「そば福」の絶品とろろざる。のどごし涼しい820円。

【林道位置情報】 Google Map
←林道柏沢線 入口
←林道藤指線 入口
←謎林道(皆本沼里支線) 入口
←林道八日見線 北側入口
←謎林道(四季の道線)線 西側入口
←謎林道(四季の道線) 東側入口/謎林道(秋葉山線)入口
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※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2018.06.12

BunBun!林道@GARRRR[長野県・高ボッチ高原]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第23回は「高ボッチ高原散策の旅」と題して長野県に行ってきた。

高ボッチ高原の林道ガイドは、車山高原でペンション「リゾートイン・スクアミッシュ」を営む中橋孝之さん。タカハシにそそのかされて最近うっかりオフロードバイクを買ってしまい、林道どころかダート走行すら初めてなのに、いきなり高ボッチ高原に連れ出された「名ばかりガイド」だ。しかしその適性は驚異的で、慣れないライダーなら誰もが二の足を踏むガレガレのルートも平然と走り切っていた。
中橋さんはふつうの初心者ではない。もともと四輪ジムカーナで活躍していた本格派のモータースポーツ・ドライバーであり、いまはタカハシのレーシングカート仲間でもある。

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レーシングカートは、サスペンションもトランスミッションも持たない、小さなレース用四輪車だ。ステアリングやペダルといった操作系は四輪そのものだが、ドライバーが積極的に体重移動を使ってマシンコントロールを行う操作特性はむしろ二輪に似ており、動力性能も小型二輪に近い。そのため、まったく初めてカートに乗る場合には、どちらかといえば四輪ドライバーよりも二輪ライダーのほうが有利といわれるほどだ。いわばカートは二輪と四輪の中間の性質をもつ乗り物だといえる。

タカハシは、四輪モータースポーツの世界にいた中橋さんを、まずふわっと四輪・二輪ハイブリッドなカートの世界に引きずり込み、続いてタイヤの数を四輪からキッチリ半分に減らして、本格的な二輪の泥沼に引きずり込むことに成功した。

この次はさらにタイヤの数を半分に減らし、一輪車の魔界に引きずり込んで、ボリショイサーカスに売り飛ばそうと画策しているところだ。(←てか、何がしたいの?)

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「親ゆづりの味」の塩嶺ラーメン800円。一本スジの通った秘伝の味。
■Facebook page■

「リゾートイン・スクアミッシュ」のサイト。タカハシのイラストも掲示。
■website■

【林道位置情報】 Google Map
←林道片丘南部線 南側入口
←林道片丘線 西ルート北端入口
←謎林道(舟窪線) 高ボッチスカイライン入口
←謎林道(東山支線) 東側入口

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※Model&Guide Takayuki Nakahashi + KAWASAKI KDX125
※Photo:Katz Takahashi

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2018.05.15

BunBun!林道@GARRRR[静岡県・足柄]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第22回は「金太郎を追う足柄の旅」と題して静岡県足柄周辺に行ってきた。

足柄といえばまさかり担いだ金太郎、まさかり担いだ金太郎といえば足柄だ。とはいうものの、じゃあその金太郎って何? と言われると「赤い腹掛けをしてまさかりを担ぎ、クマにまたがった怪力童子」というビジュアルしか浮かんでこない人のほうが多いだろう。

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日本で最も有名な太郎、桃太郎は、きび団子で知られる岡山県が本拠地とされがちだが、それは岡山県が必死に宣伝活動をしたからで、史実としての根拠があるわけではない。ほかにも奈良県磯城郡、愛知県犬山市、香川県高松市、山梨県大月市などが桃太郎ゆかりの地として名乗りをあげていて、どこにいた人物なのか、またはどこにもいなかった人物なのかすらよくわかっていない。

同様に有名をきわめる深海探索系の太郎、浦島太郎も、一般には京都府丹後地方の説話とされているものの、いっぽうで神奈川県横浜市や香川県三豊市、遠くは沖縄県、さらには海とはまるっきり縁のない長野県木曽地域にまでその伝説が残っている有様。実態はまったくわからない。

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怪力無双でその名をとどろかす山岳アクション系の太郎、金太郎も、昔話の例にもれず正体来歴ほぼ不明の謎の男である。
坂田金時(さかたのきんとき)の幼名だということはよく知られているが、それが実在の人物だったという証明はない。またその伝説も、足柄ばかりでなく、長野県南木曽町や新潟県青海町、滋賀県長浜市など、各地にばらばらと残っていて、金太郎が本当は何者なのか知る者はいない。

伝説とはそれほど曖昧なものだが、足柄には金太郎の足跡があちこちに残されていて、地元の人々の思いもまた熱い。それをみると、史実の探求はちょっと措いて、金太郎はこの山に暮らしていたってことにしといていいんじゃないかなとも思わされる。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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180506exfood「万葉うどん」のおでん。セルフで選べる1串130円の手軽な名物だ。
■Twitter■

【林道位置情報】 Google Map
←林道角取線 東側入口
←謎林道東富士線 分岐
←林道中島線・林道生土不老山線 西側入口
←林道大沢線 北側入口
←謎林道戦ケ入り線 東側入口
←林道北駿線・林道金時線 入口

180506ex富士が映える足柄峠のワインディング。

※Model&Guide CheCheCherow + YAMAHA SEROW250
※Photo:Katz Takahashi

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2018.04.29

BunBun!林道@GARRRR[千葉県・養老渓谷]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第21回は「地磁気逆転! 養老渓谷チバニアンの旅」と題して千葉県養老渓谷周辺に行ってきた。

千葉・養老渓谷には地磁気が逆転した謎の地層が露出するスポットがある。この地層が示す地質時代を名付けるにあたり、イタリアチームによる「イオニアン」と日本チームが推す「チバニアン」が熾烈なプレゼン合戦を繰り広げてきた。しかし2017年11月にチバニアン(仮)が事実上の勝利をおさめ、いまや国際地質科学連合の正式承認を待つばかりとなっている。

地質時代といえば、古生代カンブリア紀や中生代ジュラ紀、白亜紀なんかがよく知られているが、46億年前の地球誕生以来、現在にいたるまでの地質時代はじつに100以上に分類されており、なんとその中の新生代第四期中期更新世の呼称がチバニアン(仮)として認められる見通しなのだ!(←もう大興奮!!)(←するよね?)(←するってば興奮するよね?)

Exchibanianこれが全世界で話題沸騰のチバニアン(仮)だ!

ついに日本の地名「千葉」が地球史上に深く濃く永久に刻まれる……これは千葉県民のみならず、1億2000万日本国民すべてにとって死ぬほどホットな話題のはずだが、なぜか日本メディアは4年に一度のくだらないスポーツ大会や政治家のセクハラ疑惑なんぞに夢中で、かんじんのチバニアン(仮)がさほど取り上げられていないのが残念でならない。

断じてこのままでいいハズがない!
誇り高き千葉県民よ、さあ今こそ目をさませ!!

615万県民のふるさと、最愛の千葉の地を海外企業に蹂躙され、あろうことか米国製チュウチュウ黒ネズミ公園なんぞ建設され、あまつさえ「東京○○ランド」などという屈辱的な名前までつけられたにも関わらず、ちぎれんばかりにシッポを振って喜ぶ嘆かわしい日々には、もうきっぱりと別れを告げよう。
今こそピーナッツをガンガンぶちこんだチバニアン(仮)せんべいを焼き、アサリをこってり練り込んだチバニアン(仮)まんじゅうを大量生産して、チバニアン(仮)の名と輝かしき千葉の栄誉を全国に、いや、あまねく世界にとどろかせようではないか!!

あ、そうそう、じつはここからが本題なんですけどね千葉の皆さん。
もしチバニアンのゆるキャラとか必要なら、(自称)悲運の天才イラストレーター、タカハシにも一枚噛ませてもらえないですかね? お安くデザインしますよ。ちなみにキャラの名前は「地磁気ぐるぐるちゃん」の一択でいきたいと思ってるんですけど、どうですかね?

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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Exfood安くてうまい高滝ダム記念館のロースとんかつ定食、850円
■website■

【林道位置情報】 Google Map
←林道西沢線 入口
←林道安場線 入口
←林道大福山線 北側入口
←林道加茂線 入口
←林道大福山線 南側入口

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[取材協力]千葉レスキューサポートバイク ■website■  

※Model&Guide
:Boso-zoku #1(Toru Okada)+ BMW G650 GS SERTAO
:Boso-zoku #2+ HONDA CRF250 RALLY
:Boso-zoku #3+ HONDA CRF250 RALLY
※Photo:Katz Takahashi

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2018.04.28

レンタルカート耐久 [サーキットあづみ野]

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カート仲間の中橋さんから「今度レースに出るんだけど、足手まといにならないなら参加させてやってもいいよ」と、社会福祉精神にあふれるありがたいお誘いがあった。彼のホームコース、サーキットあづみ野で開催されるレンタルカート耐久レースだ。
最近ほとんどカートに乗る機会がなかったタカハシは、「足手まといにならないなら」という参加条件は見なかったことにして、シッポを振って瞬時に参加を決めた。

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レースは通常2時間耐久だが、今回は特別に時間を縮めて90分耐久として開催された。
多くのチームはドライバー3人体制で臨むが、中橋・タカハシ組は2人体制を敷いた。といっても、骨のズイまで体力を削られるレーシングカートとは違い、レンタル専用カート、ビレルN35を使うから、フィジカルにはさほどキツくない。7回のドライバーチェンジが義務付けられているので、ドライバー2人体制なら一人あたり4回走ればフィニッシュだ。

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おおかたの予想通り、タカハシが足を引っ張ったせいで予選は不本意な6番手で終了。
決勝のスタートドライバーはもちろんエースの中橋さんがつとめた。シグナルブラックアウト、中橋さんは6番グリッドから怒りの猛ダッシュをかける。ジムカーナ競技で鳴らしたドライバーだけに、得意のゼロスタートのスピードは他の追随を許さず、オープニングラップで一気に3位までポジションをあげた。

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中橋さんはその後もシュアな走りでじわじわとタイムを詰めながら優位にレースをすすめ、チームをみごと2位表彰台へと導いてくれた。
しかしその栄光の反面で、わがチームはレース中にオレンジボール・ペナルティの恥辱をもくらっていた。
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オレンジボール(オレンジディスク)とは、黒字にオレンジのマルが描かれたフラッグで、車両や装備に故障等があり、競技続行できないマシンに対して出される警告だ。この旗が出たら、いったんピットに戻って修理などを行ってからコースに戻らなくてはならず、大幅なタイムロスとなる。
ただ今回のペナルティは車両故障ではなかった。タカハシがうっかりレーシングスーツのファスナーを閉め忘れたままコースインし、服装規定違反でオレンジボールをくらってしまったのだ。まさに最低最悪の情けなすぎるぺナルティである。
ふだんからだらしない服装で故障だらけの各種ポンコツマシンを運転し、カート仲間から「歩くオレンジボール」とまで呼ばれてきたタカハシだが、まさかレース中にガチでオレンジボールをくらってしまうとは……。

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こんなカスみたいなペナルティを押し付けられたうえ、1ラップごとにいちいちカメ走りを披露して足を引っ張るタカハシがパートナーという最悪の状況で、鬼の常連ドライバーたちを抑え、みごと2位を獲得できたのは、ひとえに中橋さんの類まれなるドライビング・センスによるものだとしか言いようがない。
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さてそれはいいとして、中橋・タカハシ組のチーム名は「色鉛筆と宿」であった。
エントリー手続きの際、中橋さんが一瞬のヒラメキをもとに命名した。たしかにイラストレーターとペンションオーナーという二人の職業を端的に表したわかりやすい名前には違いない。しかしそれにしてもチーム名としてコレはどうなのか……。
タカハシは中橋さんの卓越したドライビング・センスに心酔感服するいっぽうで、ネーミング・センスにはひそかに一抹の不安を抱いているのだが、チームに損失しか与えないヘタレなオレンジボール野郎にそんなゴタクを並べる権利はなく、いまだに何も言い出せないままでいる。

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■サーキットあづみ野 【website】
■リゾートインスクアミッシュ(中橋さんの"宿") 【website】

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2018.04.06

BunBun!林道@GARRRR[京都府・山城]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第20回は「京都・山城 春待ち林道ツーリング」と題して京都・山城エリアに行ってきた。

京都といえば、碁盤の目の街路に「うなぎの寝床」と呼ばれる町家や神社仏閣が建ち並び、だらりの帯の舞妓はんがぽっくりを鳴らして行き交うはんなり系観光都市だと思っている人もいるだろう。むろんけっして間違いではない。

しかしそれはかつての平安京にあたる京都市街中心部だけの話。京都府下には、平安京の人々から僻地とみなされ、ときに蔑まれてさえいる丹波、丹後、山城などのエリアがある。あるどころか、じつはこれら辺境エリアは京都府の大半を占めるほど圧倒的に広大で、京都の本質ともいえる地域なのだ。

丹波は亀岡市などを含む西部の山地にあたり、丹後は宮津市などを含む北部山地や海浜部をいう。今回走った山城は南部の丘陵地帯だ。いずれも、「いわゆる京都」とは一線を画する田舎ムード全開のエリアだが、なかでも山城にはとりわけ華がない。だらーーーんとゆるゆるの丘が広がっているだけで、めぼしい観光資源がほとんどないためだ。

観光客だと退屈するだろう。というか、もし初めての京都旅行が山城エリアだという人がいたら、かなりマニアックなモノを調べている怪しい研究者か、だいぶ頭のヨワい産業スパイか、よっぽど度の過ぎた変態くらいのものだろう。

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ただ林道ライダーにとっては、山城はそう悪くない土地だ。誰でもいつでも走れるイージーな林道が多いうえ、平安京ではとても受け付けてもらえない泥まみれのオフロード・ウエアで食堂に乗り込んでも嫌な顔ひとつされない。ふわんとゆるゆるな京都を楽しみたいライダーにはオススメだ。
どうせオフロードライダーなんて、もともと度の過ぎた変態ばかりなんだから、今さら変態扱いをおそれる必要もない。ぜひ初めての京都旅行には山城エリアを選び、さらなる変態への道を驀進してみてほしい。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「たなか家」の西京うどん。ゆず胡椒が香る600円。
■website■■たなか家■

【林道位置情報】 Google Map
←林道奥山北谷線 入口
←林道三上山今ケ谷線方面支線 入口
←林道片原山線 入口
←謎林道(仮・天神川線) 西側入口

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※Model&Guide Toshikazu Iwata + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2018.02.16

BunBun!林道@GARRRR[茨城県・常陸太田]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第19回は「常陸太田 氷結林道の旅」と題して茨城県常陸太田に行ってきた。

冬場の林道ロケは時間との戦いだ。午後はあっという間に陽が落ちて撮影できなくなるから、日の出前に出発して短い日中のロケ時間を稼ぐ場合も多い。
が、そんな無理がきくのも、ガイドさんの下見で現地の状況がわかっているときだけ。あるかどうかもわからない林道の入口を探してふらふら走り回っていたら、とても夕暮れに間に合わないからだ。

しかし今回は諸事情で直前に取材が決まったため、ほとんど前情報がないままぶっつけ本番のロケ突入となった。そのため初の一泊ロケを敢行。1日目に撮れるだけ撮り、足りない部分は2日目に撮影してなんとかしちゃう作戦だ。

宿泊はトランポでの現地車中泊だ。冬場だと過酷なようだが、じつはそんなにキツくもない。日帰りロケだと、東京を前夜に出て途中で車中一泊し、早朝現地入りすることも多いが、ロケを2日に分散すれば、1日目の朝はゆっくりスタートできるため、前泊の必要がなくなることもあるからだ。
どうせどこかで車中一泊するなら、前泊でバタバタするより現地でのんびり一泊したほうがラクチンだともいえる。

これはこれでいい方法だなあと思いながら2日目の撮影を終え、東京に帰ろうとしたときトランポがパンクしているのを発見。そのまま帰れるわけもなく、えんえん1時間かけて工場までレッカーで運ばれ、パンク修理するハメになった。

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運よくその夜、工場が開いていたからよかったものの、もし工場が動いてなかったら、翌日まで現地で足止めをくい、予定外の2泊3日のロケになるところだった。もしひどい故障で必要なパーツがなく、メーカーからの取り寄せに時間がかかれば4泊5日のロケになったかもしれない。万一たまたま全治1カ月の大けがをしていれば、30泊31日のロケになってしまう可能性だって捨てきれない。いやそれどころか、美しい村娘と恋に落ちて二世を誓い、現地に住みつくことになったら、1万5000泊1万5001日の長大なロケとなり、生涯二度と東京に戻れなくなってしまうかもしれないのだ!

うっかり一泊してしまうと、ロケというものは、諸事情により果てしなく延びてゆくおそれがある。できれば日帰りで、長くても1泊で済ませたいものである。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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羊のステーキが人気の「レストランこぐま」のコーヒー。店主のサービス精神が香り立つ。

【林道位置情報】 Google Map
←林道横川線入口
←作業道モミヤ沢線入口
←林道小里郷線 西側入口
←林道生田入線 北側入口
←謎林道(天竜院線)入口

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※Model&Guide Tomoko Kitajima + SEROW 225
※Photo:Katz Takahashi

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2018.01.10

BunBun!林道@GARRRR[静岡県・西伊豆]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第18回は「富士が輝く西伊豆の旅」と題して静岡県、伊豆半島に行ってきた。

このところベタベタのウエスタン・アクセントを駆使し、「関西でんがなまんがな系イラストレーター」として下品な売り出し方に拍車をかけているタカハシだが、正直いうと、まるまる保証付きの関西人というわけではない。たしかに京都で生まれはしたものの、育ちは半分静岡県だからだ。

少年時代のタカハシは、登呂遺跡で人工着色料たっぷりのアイスキャンディーをなめ、大崩海岸で荒波にのまれ、日本平動物園で猿とたわむれ、清水次郎長に熱い崇敬をよせる、ごく平均的な駿河っ子の一人だった。

でも伊豆にはまったく縁がなく、これまで一度も足を踏み入れたことがない。ろくろく行く必要もなければ、たいして行きたい場所でもなかったからだ。

温泉だの踊り子だの天城越えだのと、伊豆には謎の観光イメージが無数にまとわりつき、昭和中期には新婚旅行先として賑わったとも聞く。しかし、今どき伊豆で新婚旅行を済ませるような了見では、そのカップルは早くも離婚の危機に直面しているか、男女どちらかが結婚詐欺にあっていると考えるのが妥当だろう。

人心はすでに遠く伊豆を去った。昭和の憧れだった伊豆の林道も、平成の御代が幕を下ろそうとしている今となっては、閑散としてうらぶれた山中の泥道にすぎない。

しかし伊豆の山々からは、今も青く澄んだ駿河湾越しに、いにしえより変わらぬ霊峰富士の姿が眺められる。移ろう人の営みをこえ、人知の及ばざる悠久の自然に身をまかせるには、伊豆は今なおやはり絶好の土地なのだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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味蔵山の塩鰹うどん。真冬の伊豆を味わう1300円
■味蔵山■WEBSITE■

【林道位置情報】 Google Map
←林道土肥中央線 入口
←林道上池線 入口
←林道白沢線 入口
←林道土肥戸田線 入口

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※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.12.18

BunBun!林道@GARRRR[滋賀県~福井県・黒河マキノ]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第17回は「黒河(くろこ)マキノ、分水嶺の旅」と題して滋賀県と福井県の境目に行ってきた。

中央分水嶺は、日本列島を縦断するようにのびる一種の稜線だ。分水界ともよばれ、太平洋側に流れ出る水と、日本海側に流れ出る水の境目だとされている。

今回走った黒河(くろこ)マキノ林道は、太平洋側にあたる琵琶湖畔、高島市マキノを出発して日本海側の敦賀市に至る15㎞ばかりの間にこの分水嶺を越えて走る。
ハイカーの中には、分水嶺というものに「日本列島の背骨」「湧水が南北に分かれて流れ出す場所」といった一種のロマンを感じてわざわざ界隈を歩きにゆく人も多いそうだが、知能と感受性に劣るタカハシのごときアホライダーが走っても、当然ながらたいした感慨はない。実走するかぎり、それはどこにでもあるつまらない峠のひとつにすぎないからだ。

分水嶺にかぎらず、ものの境目には、実際にはわざわざ思い入れるほどの意味がないものも多い。

とてつもなくめでたいものと思われ、しばしば祝賀の対象ともなる今年と来年の境目だって、狂ったように大声でカウントダウンでもしないかぎり、誰ひとり気にもとめない平凡な一秒の経過にすぎない。
30代とか40代とかの人の年代の境目も、ややもすれば重大事象のように言われがちだが、そこで実際に人の何かが変わるといったくっきりした意味があるわけではない。

そういえばこの世界には、国境と呼ばれる無数の超めんどくさい境目もある。地面や水面に人間が後から観念上の境目を作っただけのことで、本来たいした意味はないはずなんだが、何かよっぽどの利権でも絡んでいるのか、あの境目をめぐっては、いろんな人が議論したり喧嘩したり、ときには殺し合いまでしている。
分水嶺くらいなら、あってもなくてもいいような可愛らしい境目だが、国境はムダな争い事ばかり起きて有害無益、早晩なくしたほうが人類のためになる境目だろう。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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171206exview高島市マキノのメタセコイヤ並木は観光名所にもなっている

171206exfood「はまやき安兵衛」の鯖のへしこ茶漬け。大人の味覚600円

■website■ はまやき安兵衛

【林道位置情報】 Google Map
←林道黒河マキノ線 マキノ側入口
←林道黒河マキノ線 敦賀側入口

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※Model&Guide Atsunori Nakanishi + YAMAHA TRICKER
※Photo:Katz Takahashi

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2017.11.11

スバル360

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ひと昔前ならSFにすぎなかった自動運転車の実用化がそろそろ現実味をおびてきた。

現代のクルマは、ろくなトレーニングも受けていない運転者が、原始的な操舵用ホイールと足踏みペダルを曲芸的に操作して、内燃機関の出力と車輌の進行方向を微調整しつつ、ときには路上の歩行者スレスレを走らせるという狂気のマシーンだ。
こんな恐ろしいシステムで、ときには時速100㎞ものスピードを出して運行しているのだから、事故が起きないほうが奇跡。現状は危険きわまりないので、さっさとすべてのクルマを自動運転にすべきだろう。

クルマはこれまで日進月歩の進化を続けてきた。ハイブリッドなどの新しい動力装置、コンピュータ制御の燃料噴射やブレーキシステム、果てはカーナビやエアコン、オーディオ装置に至るまで、ありとあらゆる部分が劇的に変貌し続け、現在のクルマで昔から構造が変わっていない装置はワイパーだけといっても過言ではない。
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1958年、自動車産業黎明期の我が国に、一台の先進的なクルマが誕生した。

高度な電子制御はもちろん、エアコンもパワーウインドウも、それどころかシートベルトすらついていないお粗末きわまりない小型車だ。
にもかかわらず、スバル360、通称テントウムシと呼ばれるこの車は日本人の生活に大革命をもたらした。平均的な会社員がオーナードライバーとなり、週末に(といっても、当時は土曜は休みじゃなかったけど)家族でドライブに出かけるという、夢のような新時代のライフスタイルを切り拓いたのだ。

ギリギリまでボディを小さく軽くしつつも強度を保ち、しかも大人4人が乗れるキャビンを確保しようとした苦心のデザインは、今なお独特の美しさと新鮮な輝きを放っている。

しかし実際に乗ってみると、このクルマが放っているのは無作法な騒音と煙たい2ストロークオイルのにおいだ。悲しくなるほどパワーがなく、ローギアで踏みっぱの全開にしないとちょっとした坂道すら上がれない。ブレーキを踏んでも、むしろ逆に加速してるんじゃないかと錯覚するほど止まらない。
たまたまこの試乗直後に現代の軽自動車に乗ったが、両車の性能のあまりの違いに、いったいこれが同じ乗り物なのかと愕然とさせられた。

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が、それでももしかしたら、ある種のクルマはべつにコレでいいんじゃないかとも思う。
まあまあ走るし、まあまあ止まり、ふつうに曲がり、荷物と人が運べる。エアコンはないが、三角窓やボンネットのベンチレーターを開ければぬるま風くらいは浴びられ、死ぬほどつらいわけでもない。

スバル360以降、約60年のクルマの歴史と進歩に思いをめぐらせる有意義なショートドライブになるハズだった。なのに室内がモクモク煙たすぎてろくに頭が回らず、たいした感想がもてなかったのが残念だ。

171030subaru36004シンプルなインパネ。折れそうに細いハンドルも軽量化のため。

171030subaru36005なんと運転しながら憧れのラジオ放送が聞ける!

171030subaru36006平成の日本人には違和感満載の前開きドア

171030subaru36007ピラーの三角窓を開けて走ると意外にしっかり涼しい

171030subaru36009リアハッチ内に、356ccエンジンとバラ色の高度経済成長の夢を搭載

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2017.11.06

BunBun!林道@GARRRR[京都府・高雄]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第16回は「京都・高雄 紅葉満喫ツーリング」と題して京都市右京区高雄に行ってきた。

雑誌の記事制作では、紅葉の記事はまだ青葉の季節に取材・撮影する。白黒ページならいいが、カラーだと掲載時に葉っぱの色をいじって季節感をごまかすこともある。でもブログではいちいちそんな面倒な加工はしない。なので記事タイトルと絵ヅラに齟齬がある点は目をつぶってほしい。

取材から発行までに時間がかかる雑誌の記事には宿命的なタイムラグがあり、取材以降に、かんじんの現実の情報が変わってしまうことも珍しくない。
林道は猫の目のように状況が変化するから、そのぶん林道記事もこのタイムラグの影響を受けやすい。

京都・高雄の林道取材直後、台風21号が本州を縦断。京都の林道は軒並み壊滅的な被害をうけた。誌面で紹介した林道が現在どうなっているかは、その後実際に走りに行ってないからタカハシも知らない。

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掲載された記事を読んでホイホイと走りにでかけたら、実際には崩れていて通れなかったじゃないか、ヤバい道走って転んだじゃないか、あんなとこ行って損したじゃないかなどといろいろ文句を言ってきても関知しないから悪しからず。
自然とはまあそんなもの、雑誌とはまあそんなもの、タカハシなんてまあそんなヤツなのだ。

徒歩にしてもバイクにしても、山に入る以上は登山なので、山で起きるすべては自己責任だ。ま、生きて山から帰りたければ、バイク雑誌だのタカハシだのといった身元のあやしい連中の妄言を信用しないほうがいいってことだろうか。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人はマジ自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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「とが乃茶屋」の鳥みそうどん。お餅も入ってつゆまでうまい1200円。

【林道位置情報】 Google Map
←林道宇治宇治谷線 細野口側入口
←林道雲心寺線 神護寺側入口
←林道田尻谷線 分岐
←林道松尾白峰線 分岐

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※Model&Guide Atsuhiro Hayashi+HONDA XR250
※Photo:Katz Takahashi

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2017.10.07

BunBun!林道@GARRRR[滋賀県・余呉湖]

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オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第15回は「近江・余呉湖の旅」と題して滋賀県に行ってきた。

余呉湖は、琵琶湖の北側にくっついている小さな湖だ。巨大な琵琶湖に比べるとマイナー感が否めず、全国区の知名度もない。しかし京滋地域ではよく知られていて、しばしばツーリング先に選ばれたりもしている。

ガイドの岩田敏和さんは、京都のバイク&バイク用品店レオタニモトの店員さんだ。余呉湖同様、レオタニモトも全国区の知名度はないが、地域では超有名な店で、京都のライダーでこの店を知らない人はいない。タカハシも高校生のとき(校則で禁止されてたけど)、生涯最初のバイクをこの店で買った。

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ほんらい岩田さんは用品販売の担当だが、お店の林道ツーリングイベントの企画も任されていて、休日ごとに京都周辺の林道に出かけてはくまなく調査している。林道ガイドにうってつけの人物だが、同時にバイク用品に詳しいのにも助けられた。

タカハシはバイクのことをほとんど知らないまま、ただなんとなくシートにまたがってハンドルを握り、そこらを動きまわっているだけのタコライダーだが、じつをいうとバイク用品のことはもっと知らない。さすがに法律で定められた乗車用安全帽だけはちゃんとかぶっているが、そのほかの装備はできるだけ西友の激安ワゴンセールで買いそろえてしまおうとするカスライダーなのだ。
そうはいっても、今では月イチで各地の泥道を這いずり回るのが仕事だから、全然なにも知らないままでは済ませられず、困っていることもいろいろとある。

ツーリングには何をもっていくのか、どうやって使うのかなどと、休憩のたびに免許取りたての高校生みたいな初歩的質問を連発されて、岩田さん的にはまあまあうんざりしていたかもしれないが、タカハシ的には林道をうろつきつつもバイク用品の知識を深めることができ、じつに素晴らしいツーリングとなった。

ただ、かんじんの余呉湖の知識を深めるのをうっかり忘れてしまい、「なんか琵琶湖の近くにチンケな水たまりがあった気がする」くらいの感慨しか持てずに終わったのが残念でならない。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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北国街道「菊水飴本舗」で買える昔ながらの飴、720円。
菊水飴本舗[Website]

【林道位置情報】 Google Map
←林道池原文室線 入口
←林道太田谷線 入口
←林道七々頭ケ岳線/ 林道東野中之郷線 北側入口
←林道中之郷線 南側入口
←林道西谷線 入口

レオタニモト(バイク/バイク用品販売@京都)[Website]

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※Model&Guide Toshikazu Iwata + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.09.08

BunBun!林道@GARRRR[群馬県・御荷鉾]

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オフロードバイク雑誌 月刊『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第14回は「御荷鉾(みかぼ)スーパー林道をめぐる旅」と題して群馬県の御荷鉾山周辺に行ってきた。

御荷鉾の林道ではやたらとシカを見かけたが、ちょくちょく動物に出くわすのは、何もこの山に限ったことではない。

シカやサルは林道で最もよく見かける動物だ。大型の鳥類ではキジをよく見る。ときにはイノシシやカモシカにも出会うが、幸いクマにはまだ遇ったことがない。
人口密度が極端に低い山中では、その反対に動物密度がまあまあ高いから、彼らを見かけるのも当然といえば当然だ。驚くことは何もないはずなのに、ふだん見慣れない野獣ばかりだから毎回ちょっとびっくりさせられる。

170906mexdeer御荷鉾ではトンネルの中でシカに遭遇

町の中でも、ネコ程度の野獣は珍しくないし、ときにはタヌキやキツネやイタチが出ることもある。神戸など六甲山周辺の町では、イノシシもよく現れる。
しかし以前はよく見かけた野獣の一種、イヌは近年あまり町で見なくなった。子供の頃は、近所をうろついている子犬を追いかけまわして捕まえたりしていたが、今どこかでばったりイヌに出くわしたら恐怖を感じるかもしれない。

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人間が強権をふるう町というエリアでは、野獣はやはり異世界の生き物だ。

町で見かける動物の大半は、飼育ケージに詰め込まれ、紐でゆわえつけられ、人間に見物されるためだけに生きている。そんな連中ばかり見ていると、ふと人間がこの世界を支配しているような錯覚に陥ることもあるだろう。
しかしむろん人間はこの世界の王などではなく、ごまんといる動物の一種にすぎない。その事実を思い出すためにも、たまには山中の泥道ふかく入り込み、動物に見物される側に回ってみるのもいいのかもしれない。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「福寿庵」の天ぷらおろしそば。おなかいっぱい1300円
福寿庵【website】

【林道位置情報】 Google Map
←林道名無村線 北側入口
←林道名無村線 南側入口
←御荷鉾林道ダート部 東端
←御荷鉾林道ダート部 西端

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※Model&Guide Koji Takehana + HONDA SL230
※Photo:Katz Takahashi

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2017.08.05

BunBun!林道@GARRRR[東京都・奥多摩]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第13回は「奥多摩 トーキョー林道めぐり」と題して東京都の西端、奥多摩に行ってきた。

「東京」といえば、高層ビルが建ち並び満員電車が行き交う世界有数のメトロポリスだが、「東京都」となると、必ずしもそうとはいえない。のんびりした森に囲まれた郊外の小さな町から小笠原諸島のような絶海の島々まで、さまざまな東京都がある。奥多摩もそんな東京の辺境のひとつ。山は深く、湖水は澄み、満点の星空が輝く自然の地だ。

タカハシの住む町からいちばん近い林道群のひとつでもあるが、今回このエリアを走ったのは、取材用バイクCRM80がトラブルを抱えていたからだ。

CRM80は、タカハシレベルのタコライダーが林道をチンタラ走るにはピッタリのナイスバイクだが、なにしろ20数年前の旧車だけに耐久性に難がある。
じつは前回の取材時、かすかにエンジンの異音とパワーフィールの悪化を感じていたが、不調とまでは言いきれず、これで修理に出すのもな~、次の取材もあるしな~などと、グズグズほったらかしにしていた。
しかし、もし林道に入ってエンジンが動かなくなったらシャレにならない。そこで多少は救援の手が届きやすそうな近場の浅い山で取材を済ませようと企んだのだ。

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悪い予感は的中する。何本かの林道を走るうちにパワーが落ち始め、キックスタートができなくなった。しつこく押し掛けすればギリギリ始動できるものの、舗装路ならともかく、路面の悪い林道では押し掛けができないケースも考えなくてはならない。

取材ルートの最後にリストされていたのは、標高差250mを直登する急勾配の林道麦山線。途中でエンジンを止めてしまうと再始動できる保証はない。万一の場合は転がして山を降りることにして、とりあえず途中では絶対エンジンを止めず、最後まで一気に登りきる作戦をとった。
本来なら林道のあちこちで写真を撮りながら取材を進めるんだが、さすがにそんな余裕はない。通り抜けるだけでも通り抜け、少なくともちゃんと走れる道だということだけでも確認しないと記事にできない。

登りはじめると、たちまちオーバーヒートを知らせる水温警告灯が点いた。
ふだんなら少しの間エンジンを止め、冷却してから再スタートするところだが、もしここでエンジンを止めたら一巻の終わりだ。可能な限り回転を下げつつギリギリまでスピードを乗せ、ラジエターに当たる風を稼ぐしかエンジンを冷やす手段はない。
上り坂一本勝負、玉砕覚悟のワンウェイ・アタックだ。

幸い麦山線はなんとか登り切れ、つまらないなりにもまあまあ正しい記事が書けた。
だがその代償として、CRM80のエンジンは完全に死んだ。

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バイクは帰宅後ショップに持ち込んだ。古すぎてエンジン系の部品がなく、普通の方法では直せないが、ショップは力を尽くして何とかしてくれるという。
愛機が単なるクズ鉄に成り下がるか、バイク型クズ鉄として踏みとどまれるかは、ショップの腕とタカハシの運次第。ふだんはなかなかタカハシにほほえんでくれない幸運の女神様だが、ここは一発、玉砕覚悟のお祈りワンウェイ・アタックで、どうにかお慈悲を頂戴したいものである。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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R411沿い「Rider's cafe 多摩里場」の多摩里場キーマカレー。800円
【Facebook page】

【林道位置情報】 Google Map
←林道倉沢線 入口
←林道不老線 分岐入口
←林道井戸入線 東側入口
←林道井戸入線 西側入口
←林道麦山線 麓側入口

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※Model&Guide Takeshi Nakao + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.07.06

BunBun!林道@GARRRR [福島・いわき北部]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第12回は「いわき北部 フラット林道の旅」と題して福島県いわき市に行ってきた。

いわき市にはやたらたくさん林道があるが、低山を走るルートばかりで景観面にはあまり華がない。いくつかの地味な温泉を除けば、目立った観光施設もない。

そのなかでひときわ異彩を放っているのが「いわき市 海竜の里センター」だ。何の変哲もない田園のど真ん中に、突如として巨大なブラキオサウルスと色鮮やかな観覧車があらわれる。
ディズニーランドと比べるのはさすがに酷だが、アトラクションはどれもピカピカに整備され、地方の小型アミューズメントパークとしては驚愕の充実ぶりをみせている。

170706mexamuse「いわき市 海竜の里センター」は入場無料、アトラクション各200円

1968年、この付近でクビナガリュウの化石が発見されたことにちなみ、センターには小ぶりの恐竜模型がいくつか屋外展示されている。
地味な泥道をえんえん走るツーリングに疲れたら、ときにはヴィヴィッドな遊園地の色彩に囲まれ、恐竜たちとたわむれて8千万年の昔に心を遊ばせるのも悪くない。

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ところで、いわき市を南北に貫く国道6号線は、このエリアから約20㎞北上した地点から二輪車の通行ができなくなっている(取材時点)。なので北側からいわき市にアクセスするライダーは、国道6号線の利用を避けてほしい。
規制の根拠は明記されていないが、すぐそばに福島第一原子力発電所があるから、外気にさらされて走る二輪車乗りは、いちおうそのへん考慮しろということなのかもしれない。

一日も早く安心して二輪車が国道6号線を走れるようになってほしい。
だが原発事故の傷がすべて癒えるには、それよりもずっと長い時間がかかるだろう。
せっかくこうして8千万年前の過去を楽しく想像できたのだから、同じように8千万年後の未来も楽しく想像できる状況になってくれればいいのだが。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ


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【林道位置情報】 Google Map

←七曲林道 入口
←木戸川林道 木戸ダム側入口
←五社山黒森大内線 東側入口
←黒森林道 国道399号側入口
←銅山林道 国道399号側入口
←銅山林道 東側入口

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※Model&Guide Tomoko Kitajima + YANAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.06.07

BunBun!林道@GARRRR[京都・花背&鞍馬]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第11回は「京の奥座敷 花背・鞍馬の旅」と題して京都北山周辺に行ってきた。

ガイド&モデルをしてくれたバイクショップSTUFF 店長・森 徹さんとは学生時代からの長いつきあいだ。そして彼と行く北山周辺の林道も、京都出身のタカハシがかつてさんざん走りまわってきた毎度おなじみの珍しくもないルートだった。

が、だからといってタカハシがこの道をよく知っているというわけではない。ガイドさんに「ほうらタカハシ、ここらへん懐かしいやろ?」などと言われると、「おお懐かしいなぁ~」なんて三味線を弾いて済ませてるが、じつは林道のことなんかひとかけらも覚えていない。
内心ひっそり「どこやねんここ! ちゅうか林道て、まあゆうたらどこもかしこもタダの泥道やんけ!」などと毒づいている有様だった。

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当時、さほど林道に興味がなかったせいで道を覚えてないのかとも思ったが、ルート沿いのモトクロスコース跡地に行ってみて考えが変わった。
今となっては風化してさびれきった川原だが、かつては週末のレースでにぎわったモトクロスコース。青年時代には、たしかにここをしょっちゅう走り狂っていたはずだ。なのに、いったいどんなコースだったのか、どんなバイクで走っていたのかすら思い出せず、しきりに懐かしがるガイドさんに「うんうん、よー覚えとるで~」などと、ガッツリ白目をむいていいかげんな返事を連発するしかなかった。

大好きだったモトクロスコースすら覚えてないわけだから、「興味がないから林道を覚えてないだけ」なんて都合のいい言い訳は通用しそうにない。
実際はたんに頭が悪すぎて、記憶という記憶が、ほとんどすべて脱落しているだけらしい。

せっかくこの世に生をうけ、日々必死に泥道を走り回っていても、不出来な頭のせいでろくな思い出が残せないのは残念すぎる。
しかしその反面、いずれこの世を去るときには、現世への未練も、泥道への執着も残らず、きれいさっぱり気分よくおさらばできることだろう。ヨワヨワ記憶力な空脳アホライダーにも、神様はわけへだてなくお恵みを与えてくださるということか。ああ、なんまんだぶなんまんだぶ、ありがたいありがたい。(←てかそのせりふは神様用じゃない気もするが)

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

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「くらま温泉」の天ぷら膳。京都らしくみやびな味の1800円
■くらま温泉 website■

【林道位置情報】 Google Map
←謎林道(仮称・電波塔線) 東側入口
←謎林道(仮称・電波塔線) 西側入口
←林道片波東谷線・片波西谷線 交差入口
←花背旧道 西側入口
←花背旧道 東側入口

170606m12_2※Model&Guide Toru Mori + HONDA CRM80
※Photo:Katz Takahashi

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2017.05.11

BunBun!林道@GARRRR[京都・綾部]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第10回は「綾部の水源の里めぐり」と題して京都府綾部市に行ってきた。

林道という道は、どことなくただの空き地っぽい雰囲気をプンプン漂わせているが、いうまでもなく一種の公道だ。
モトクロスコースとは違い、好き勝手なスピードでガンガン飛ばすことはできないし、トライアルコースとは違い、他人の山林の激坂を好き放題に走り回ることも許されない。
山奥だけに多少ゆるやかな解釈はできるものの、原則として市街地の道路と同じ交通ルールを守って走らなくてはならないのだ。

とはいえ未舗装路だから、舗装路の常識とはかけ離れたライディング・アクションが必要になる場合もある。

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その代表格が走行中に前輪を浮かせるテクニック。
よく「ウイリー」と呼ばれるが、ウイリーは前輪を浮かせたままずっと走り続けるテクニックで、その場で一時的に前輪を浮かせる場合は「フロントアップ」と呼ぶのが正しい。
丸太や溝などの障害物をこえたり、走行中にギャップでフロントが突き上げられるのを防ぐ、ダートの必須基本技術だ。

今回ガイド&モデルをお願いした辻康成さんは、京都・山科でバイクショップ「バックカントリー・モーターサイクル」を営むバリバリのオフローダーだけに、フロントアップくらいはお手のもの。おかげで誌面映えのするアクションをしっかり撮らせてもらえた。

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この連載では、フロントアップ以外にも、がんがんコーナーを攻めている(っぽい)写真などを掲載することがある。
でもじつは、実際の撮影現場ではモデルさんには超低速でのろくさ走ってもらっている。それをまるで全開でかっ飛ばしているふうに撮っているだけだ。

なので読者諸賢も、林道でカッコいい記念写真を撮ろうとして、ムダに飛ばしまくったりしないように。
もしカッコいい写真を撮りたければ、ライディングの練習よりもカメラの練習に力を入れよう。そのほうがずっと簡単にそれらしい写真が撮れるうえ、カメラならバイクと違い、どんなに激しく練習しまくっても、コケたりマクれたり谷落ちしたりして病院送りにならずに済むからだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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170506m13exfood「あやべ温泉」の柔らかロースのカツとじ丼。ボリューム満点880円

←あやべ温泉 website

【林道位置情報】 Google Map
←林道木和田線 五泉側入口
←林道泉富線 老富側入口
←林道君尾線 睦寄側入口

170506m12exend※Model&Guide Yasunari Tsuji + HONDA XR250
※Photo:Katz Takahashi

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2017.04.08

BunBun!林道@GARRRR[山梨・道志みち]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第9回は「道志みち半日ぷらぷらプラン」と題して山梨県道志村に行ってきた。

道志村は、「道志みち」の通称で知られる国道413号線沿いに広がる山梨県最東端の村だ。
首都圏バイクツーリングのメッカとしてよく知られているだけじゃなく、観光目的で訪れる人も多い。村内にはキャンプ場が乱立し、さながら「キャンプ場銀座」といった様相だ。

今回走った林道室久保線も、2013年に閉鎖されたキャンプ場の中を抜けていた。その看板には「横浜市 道志青少年野外活動センター」と書かれている。

猿と芋にまみれた山梨県・道志村の山奥に、シャレオツ番長的な横浜市の施設があるのを奇妙に感じる人もいるだろう。でもじつは道志村の4割近くは、横浜市の持ち物なのだ。

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明治時代、横浜開港にあたって外国航路をゆく船に積む水が必要になり、その水源として水のきれいな道志川が選ばれた。当時「赤道を越えても腐らない水」として船乗りたちにも評判だったらしい。
大正時代に入り、良質の水を確保し続けるため、ついに横浜市は道志村の土地2873haを買い取った。これにより村の36パーセントが実質的に横浜市のものになったというわけだ。

だったらもう道志村、いっそ横浜とくっついちゃえばいいじゃんね? 山梨県よか神奈川県のほうが断然カッコよくね? と道志村の人たちが考えたとしても無理はない。
実際、道志村は2003年に「ぜひ横浜に入れて!」と横浜市に合併を申し込んだことがある。もっとも横浜からは「ごめんなさい、これからも付かず離れずふわっとライトな友達のままで……」と、つれない返事が返ってきたらしいが。

赤道を越えても腐らない道志の水は、百年越えても実らない横浜への悲しい恋の味がする(ような気がしなくもないが、実際にはまるっきり無味無臭)。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「紅椿の湯」のトンカツ定食980円。昔なつかしい食堂風の味。

【林道位置情報】 Google Map
←林道越路線 道志みち側入口
←林道室久保線 道志みち側入口
←林道大室指椿線 西側入口
←林道大室指椿線 東側入口

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※Model&Guide Shunsuke Sakai + YAMAHA XTZ125
※Photo:Katz Takahashi

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2017.03.10

BunBun!林道@GARRRR[箱根]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第8回は「早春林道、箱根八里の旅」と題して神奈川県に行ってきた。

有名な瀧 廉太郎の「箱根八里」は

♪箱根の山はぁ、天下の嶮(けん) 函谷關(かんこくかん)も ものならずぅ~♪

という歌い出しで始まる。日本国の少年ならば、幼い頃こぞって愛唱し、喉から血を流すまで歌い狂った(いや、それはタカハシだけかもしれないが)超ポピュラーな国民歌謡である。

日本国民は、納税の義務とともに、この歌詞を二番の終わりまですべて丸暗記している義務があるわけだが、ブログを読んでいるかもしれない外国人や宇宙人のために少しだけ書いておくと、そのあと

♪萬丈(ばんじょう)の山ぁ 千仞(せんじん)の谷ぃ 前に聳(そび)へ 後方(しりへ)にささふぅ~♪

と続く。

現代の言葉に直すと

「箱根は日本でいちばん険しい場所だ(嘘)。中国の関所つまり入国管理局なんか比べ物にならないくらい厳しく人を拒んでいる(嘘)。なにしろ高さ1万丈つまり標高約3万3000mもの山がそびえ(嘘)、深さ1000仞つまり約2000mもの谷があるからだ(嘘)」

といった、まあまあ嘘だらけっちゃ嘘だらけの歌である。

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今回の箱根林道ツーリングの実際の最高到達点は標高729m、昔の単位に直せば約240丈だから、科学的には、せいぜい歌の42分の1くらいの価値しかない。

勇壮きわまりない箱根八里の歌詞にくらべると、リアル箱根八里はずいぶんチマチマしたみみっちい山だともいえるだろう。

しかし、そんなチマチマとみみっちい箱根の林道を走っていたタカハシは、高さわずか50㎝の岩の段差に出くわしてあっさり登頂をはばまれ、うなだれて帰宅する結果となった。

歌の中で「八里の岩根、踏み鳴らす」と称えられる往時の武士たちや、「八里の岩根、踏み破る」とうたわれる当時の壮士たちの勇猛さに比べると、たった50センチの段差で八里の岩根にあっけなく追い返されてしまう現代のオフロードライダーの、なんと情けないことであろうか。(いや、それこそタカハシだけかもしれないが)

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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季作久の「海の小田原どん」1900円。海鮮たっぷり、相模湾の美味。
【季作久】WEBSITE

【林道位置情報】 Google Map
←白銀林道 箱根湯本側入口
←林道大畑線 入口

170309mexpano※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※Photo:Katz Takahashi

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2017.02.06

BunBun!林道@GARRRR[北筑波]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』第7回は「ひつじと芋と北筑波の旅」と題して茨城県に行ってきた。

国道といえば、いかにも広くて立派な道路って印象があるが、全部が全部そんなにいい道ばかりじゃなく、なかには狭くて荒れたゲロゲロの道もある。悪路マニアは、そういうヒドい国道を「酷道」と呼ぶ。
これと同じように、県道のなかにも異常にケワしい道がたまにあり、そういう道は「険道」と呼ばれている。

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今回走った北筑波の県道218号大塚真壁線は、有名な「険道」のひとつだ。
大塚から一本杉峠までの東ルートはそうでもないが、真壁からの西ルートはゲロゲロの悪路である……と、いかにも知ったふうに書いているが、じつはこれは取材から帰ってからネットを調べて初めて知ったことだ。

現地に行ったときには、そんな道だとは知らず、ガイドの小島夫妻に連れられてあとほんの100mも行けばゲロゲロの悪路を走れるところまで接近していたのに、「普通の人は走れない荒れた道ですよ」と教えられ、だったらやめとこうと、あっさり行かずに済ませてしまった。

そんなに有名な道なら、せっかくだから少し走っておけばよかった……なんて吹いているのは、うまいぐあいに走らずに済んだからで、もしタカハシなんぞがムリクリ走っていたら、今ごろ遭難してどこかの谷底で白骨化いた可能性もある。
ろくに下調べもせずに取材に出かけたが、そのおかげでムダな遭難を防げた。もしかすると、いちいち林道の下調べなんてしないほうがいいのかもしれない……。

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林道を出たところで小島さんのTL125のアクセルワイヤーが切れたので、なんだかちょっと消化不良な気分を残しつつ、さっさと林道を切り上げて、気分転換にかすみがうら市のモトクロスコース「MOTO-X 981」へ乗り込むことに。

できたてホヤホヤの素晴らしい本格的MXコースだったが、あいにくタカハシの腕では、豪快にジャンプをキメるどころか、坂道をよじ登ることすらできず、ジャンプ台の下をウロウロしただけで走行終了。楽しいはずのコース走行も、なんだかちょっと消化不良になってしまった。

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いろいろと消化不良っぽさ満載のツーリングを終え、小島夫妻のレストラン「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」へと帰還し、晩ごはんとして、おいしいラム肉の食べ放題をごちそうしていただいた。
一般的な羊肉のイメージとは違い、生ラム肉はクセがなく、脂もくどくない。おなかにやさしく、いくらでもパクパク食べられた。

それにしても、一日バイクで泥道を走り回って、タカハシが消化不良にならなかったのが、晩ごはんのひつじだけだったというのも、だいぶお粗末なオチって気がしなくもない。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
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170206mexmotox上級者も楽しめる本格派MXコース。2016年秋にオープンしたばかり
MOTO-X 981【web site】


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「蜜芋」の異名をもつ激甘トロトロの焼き芋が気軽に食べられる
焼き芋館【web site】


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"ぢんぎすかん"食べ放題セットは2260円。ライダーにも人気の店だ
洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋 【web site】

【林道位置情報】 Google Map
←県道大塚真壁線 東ルート入口
←林道端上線 真壁側入口

[Model&Guide]
Haruo Kojima+HONDA TL125 / Miwa Kojima+HONDA CRM50
170206mexend[PHOTO]:Katz Takahashi

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2017.01.07

BunBun!林道@GARRRR[千葉・房総]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第6回は「房総半島横断の旅」と題して千葉県に行ってきた。

千葉のカリフォルニアとも呼ばれる(嘘)ウエストコースト・鋸南町をスタートし、7本の林道を走り継いで、千葉のニューヨークとも呼ばれる(嘘)イーストコースト・鴨川市へ至る半島大横断ツーリングだ。
現地ガイドは、日ごろタカハシの愛機CRM80を修理してくれているバイクショップ SF-Boonのメカニック、北島智子さんが引き受けてくれるという。

冬場の林道取材のスケジュールはなかなかタイトだ。早朝、日が昇ると同時に走り出して撮影を始め、早々と沈む夕陽に間に合うようにゴールしないと写真が撮りきれない。
しかも取材は年末。ふだんより締切日が早いから、もし取材日程が先延ばしにでもなれば、原稿が間に合わなくなるかもしれない。
だからガイドの北島さんにも「今回は時間にゆとりないんで、くれぐれも日程厳守、時間厳守でキッチリお願いしますよ!!」と、ガッツリ上から目線でキツ~~~く言い渡しておいた。

取材の前日は、撮影機材をそろえ、バイクをトランポに積み込んで取材準備をする。
マシンを積み込むとき、ふと不安になって試しに一発キックを踏んでみた。

うっ……かからない……。

いくら蹴っても、エンジンはウンともスンともいわない。
原因がわからないし、わかったとしてもメカ音痴のタカハシには修理なんてできないから、明日の取材にマシンを間に合わせるためには、すぐにバイク屋に持ち込むしかない。だが時刻はすでに午後7時、よっぽど気心が知れた店じゃないと、即日修理を頼むには厳しい時刻だ。

そこでやむなく北島さんがいるSF-Boonに電話して緊急に修理してもらうことにした。

調べてもらうと原因はキャブだった。劣化したガソリンがキャブの中でスライム的あるいはアオミドロ的などろんどろんの緑色に変色し、キャブの部品が石のよーにガチガチに固まってしまっていて、ほぼ壊す覚悟じゃないと開けることすらできないレベルになっていたそうだ。しかも交換部品がない。なので即日修理は不可能だとわかった。

じゃ、取材はいったん延期するしかない。

その場でメカニックの北島さんに「あのう、まあそんなわけでバイクが動かないですから、取材は軽く延期ってことで……」と、おそるおそるお願いしてみると、「私はぜんぜん大丈夫ですよ~。でも、次回こそはキッチリ日程厳守、時間厳守でいきましょう。あと、走る前にはバイクの点検整備をしておいてくださいね♪」と、ソフトな下から目線で優し~~~く言い渡されてしまった……。

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延期はされたものの、取材はその一週間後に無事終わった。

千葉の林道の姿を学んだ、じつに素晴らしい旅だった。
だがそれよりも、人に何か注文をつけるときには、むやみと上から目線でキツ~~~く言うより、ソフトな下から目線で優し~~~く言うほうが、かえって心にぐさぐさ刺さることを、身をもって学んだ旅でもあった……。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

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「まるよ」の特上まるよ天丼。1850円で鬼のボリューム

【林道位置情報】 Google Map
←林道山中線 県道182号線側入口
←林道田取線 県道182号線側入口
←林道柚ノ木線 県道34号線側入口

170106m_12※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※PHOTO by Katz Takahashi

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2016.12.07

BunBun!林道@GARRRR[福島・いわき]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第5回は「迷路林道とモトクロスの旅」と題して福島県いわき市に行ってきた。

ほとんどの日本の林道は、無人の山中にのびる単なる泥道なわけだが、そんな道でもいちおう公道なので、キチンと交通法規を守って走らなくてはいけない。
鹿や猿に出くわすよりもさらに確率が低い歩行者や対向車との遭遇も頭に入れ、宇宙人や長嶋茂雄に出くわすよりもさらに確率が低い交通取り締まりにぶつかることすら考えて、安全第一に死ぬほどゆっくり走るのが正しい作法だ。

が、いくらそれが正しいからといって、現実的にはほとんど公道感のない泥道で、朝から晩までチンタラ遵法運転を続けていると、ついついイラッとしちゃうのも無理はない。
タカハシの経験からいえば、バイクライダーの95%は頭のおかしいスピードマニアなので、山の風景を愛で、小鳥のさえずりに耳を傾けつつ折にふれて俳句など詠み、渋茶をすすってのんびり林道を走ってるだけで満足できるライダーなどまずいない。(そうか?)

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呑めないタカハシにはまったく実感がないのだが、ギリギリまで喉を渇かせ、ガマンの果てに飲む一口のビールはひじょーにうまいものだそうだ。これと同じで、林道のノロノロ運転でガマンにガマンを重ねたあと、モトクロスコースで全開走行すれば、スカッと最高の爽快感が味わえるハズだ。

そんなわけで今回は、「林道&モトクロスの旅」という(だいぶムリクリな)旅のプランを立て、迷路のように入り組んだいわきの林道群に飛び込んだ。林道を抜けたら、バイクも装備もそのままで「モトスポーツランドしどき」に乗り入れ、思う存分コースで暴れ回ろうという趣向である。

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たいていのモトクロスコースは、もともと頭のおかしいオフロードライダーたちの中でも、とりわけ激しく頭のおかしいウルトラ発狂ライダーが血まみれのバトルを繰り広げる過激なレーシングトラックだ。そのため、タカハシのようなハンパに頭のヨワいライダーが紛れ込むと、たちまち動くシケインとしてコース外にはじき飛ばされ、燃えないゴミとしてコースマーシャルに回収&処分されてしまうことも珍しくない。

しかしモトスポーツランドしどきは、初心者や女性、中高年ライダー向きに設計・運営されており、あらかじめ凶悪なウルトラ発狂ライダーたちの走行を規制してくれているから、平和と自然を愛する善良な林道ライダーでも気兼ねなく楽しめる。

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もしかすると読者の中には、林道&モトクロス一気走りなんて、欲張りすぎでバカみたいなプランだとわらう人もいるかもしれない。
そういう人は、やってみてもいないのに四の五の批判するのはやめて、ぜひとも一度は実際に試してみてほしい。
もし試してみれば、よほどのウルトラ発狂ライダーでもないかぎり、それが想像していたより遥かにバカみたいなプランだってことにすぐ気がつくことだろう……。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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161206mexcafe「cafe de Buddy」のカフェオレ。ほっと心もあたたまる 400円
【web】cafe de buddy

【林道位置情報】 Google Map
←盤木沢林道 入口
←硯石林道 入口
←林道三大明神線 入口

161206mexlastおりこうな番犬「くり」がライダーたちを温かく出迎えてくれる
【web】モトスポーツランドしどき

※Model&Guide Koji Takehana + HONDA SL230
※PHOTO by Katz Takahashi

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2016.11.05

BunBun!林道@GARRRR [神奈川・秦野]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第4回は「秦野 プチ林道ツーリング」と題して神奈川県秦野市に行ってきた。

現地ガイドは『GARRRR』誌で人気漫画『アウトバック・ダイアリーズ』を連載している勝間田しげる先生だ。下級イラストレーターのタカハシが上級イラストレーターの勝間田先生にロケのガイドをさせるなど、本来ならば非礼の極み、言語道断なのだが、そこは昔からのバイク仲間だからということで、しぶしぶお許しいただくことができた。

勝間田先生は、林道どころかオーストラリアのダートを走破した経験をもつ国際派ダートライダーだ。「秦野の山は俺の庭」と豪語される先生だけに、自慢のKL250を駆って、どんな林道でもクール&スタイリッシュに走り抜けてゆかれる。

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取材時のタカハシの重大な使命は、先生の華麗なライディングをカメラにおさめること。
しかし残念ながらタカハシはカメラの腕前にかなりの難があり、ほとんどのカットはピンボケのブレブレでまったく使い物にならない。
マトモな写真を撮ろうとすると「数撃ちゃ当たる方式」が欠かせないため、「そこのコーナーでドカンとケツ滑らせて曲がったら、立ち上がりで垂直ウイリーしてください。そんな感じで10往復ほど……」などと、ややハードな走りを要求をすることも珍しくなかった。

最初のうちこそ、秦野の山が勝間田家の庭の一角として紹介されるということで、まあまあ機嫌よく協力してくださっていた勝間田先生だが、なぜか次第に目つきがけわしくなり、しまいには「こんなキツいロケ、二度と来るかボケ!!」と、いくぶんお怒りのご様子で帰宅してしまわれた。

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せっかく憧れの勝間田先生と秦野のロケにご一緒できたのに、楽しんでいただけなかったことが残念でならず、いまタカハシは死ぬほど前非を悔いている。

今回ご迷惑をおかけしたお詫びをかねて、次回こそは、ぜひもっと快適で、もっと楽しいロケにお連れしたい!

その思いをつのらせ、もしガルル編集部が許してくれたら、来月はアマゾン奥地の秘境「ギンダナワ・ガボンバル湿地帯林道」(通称・ずぶずぶ人食いワニ林道)で9泊10日の楽しいサバイバルロケに勝間田先生をお連れしたいものだと考え、毎日のように先生宛に電報を打ちまくってお願いしているのだが、今のところなぜかまったくご返事がいただけず、困り果てているところだ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日(今月は5日)バイクブロスより本体917円で発売中だ。

ちなみに今月号は、この連載以外にも、誌面各所にタカハシ撮影の写真が散りばめられた特別号だ。ピンボケ写真を探すと見つけやすいので、探してみるのも一興だろう。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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161105mex02_2【チェリーライトカフェ】ではコーヒーも楽しめる

161105mex01【さか間】のそばアイス(350円)。大人向きの新しいスイーツ。

【林道位置情報】 Google Map
←春岳林道入口
←戸川林道入口

161105m99※Model&Guide Shigeru Katsumata + KAWASAKI KL250
※PHOTO by Katz Takahashi

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2016.10.07

BunBun!林道@GARRRR [京都/京丹波]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』、第3回は「京丹波 鍾乳洞探検の旅」と題して京都府京丹波町に行ってきた。

161006exshizushi 鍾乳洞は地中の石灰岩が水に溶け出してできた洞窟で、何千・何万年もの時をかけて徐々に形作られる独特の景観が特徴だ。
京丹波町が誇る京都府唯一の鍾乳洞、「質志(しずし)鐘乳洞」は総延長わずか120メートルと小規模ながら、落差が大きく迫力充分。年中13℃くらいの気温だから、とくに夏場は居心地もいい。

京丹波町には、鍾乳洞のほかにも巨大な三峠断層が走り、高位段丘礫層に丹波層群が衝上する断層露頭(という、無学なタカハシには何のことだかさっぱりわからない珍地形)もある。
鼻をたらして林道を走ずり回っては時々おやつを食べてるだけのアホライダーにはややハードルが高いが、理系の博士号を2~3個もっている世間並みのインテリライダーなら、地質学的ないし地球物理学的見地から、知の感動にビリビリと心をふるわせられるナイスなエリアなのだ。

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それはともかく、ついふらふら遊びすぎて、林道出口ですっかり日が暮れてしまったのには参った。手持ちの地図と一部地形が変わっていたせいで下山ルートがわからなくなり、夜の山中で迷子に。一時は遭難するんじゃないかとビビらされた。

なんでもない山道も、闇夜には迷路に化ける。未知の林道に入ったらできるだけ日没前に下山しよう。また、万一に備えて非常食と予備の水を必ず携行し、事前にバイクを整備することも忘れてはならない……なんてこと、キャブレターを目詰まりさせ、サイレンサを吹っ飛ばし、サイドスタンドを落っことして、まわりのライダーに助けてもらってばかりのタカハシに言われたくないかもしれないが。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。

ルート詳細については誌面を読んでほしい。『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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161006ex01取材中、愛機CRM80からサイレンサが脱落……

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「パンドーゾ カフェ」のピザ「マルゲリータ・エクストラ」(1500円)。
←パンドーゾカフェ website
←質志鐘乳洞 website

【林道位置情報】 Google Map
←林道三峠(みとけ)線 和知駅側入口
←林道仏主(ほどす)線 上粟野側入口
←林道明石線 下粟野側入口

16100699※Model&Guide Atsunori Nakanishi + KAWASAKI KLX250
※PHOTO by Katz Takahashi

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2016.09.06

BunBun!林道@GARRRR [埼玉・都幾川]

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で連載中の林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道Touring』第2回は「都幾川ぐるぐる林道散歩」と題して埼玉県に行ってきた。

160906cover 都幾川は、ちょくちょく友達に連れていってもらうなじみのエリアだが、ふだんは必死でみんなの後ろにくっついてるだけで、どこをどう走っているのかすらまったくわからない。
それで今回は、北島智子さんに現地をガイドしてもらうことにした。タカハシの鉄くずバイクが壊れるたびに直してくれるバイクショップ SF-Boonのメカニックの一人だ。

いくつか林道を走ったが、とりわけ印象に残ったのは白石笠山線だった。

ほとんど残骸と化した入口ゲートからしてだいぶアヤシイ雰囲気だが、中に入ると道は狭いし石ころだらけだし崖っぷちだし草ボーボーで地面が見えないしでメチャクチャ怖い。
「ノミの心臓、ダックスフントの手足、毛虫のライディングテクニック」を持つといわれるポンコツライダー タカハシにとっては、ビクビクもんの恐怖体験だった。

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もっとも、一般的な林道ライダーにとっては、ライトなミニ・アドベンチャーが味わえる楽しいルートなのかもしれない。北島さんによると、草が枯れる季節になれば、だいぶ走りやすくなるということだった。

それでもガチの初心者には、やっぱりオススメできない。できれば少しバイクに慣れてから行ってほしい。
しかし、もしタカハシのように何年がんばっても全然バイクに慣れられない場合は、いっそ一生行かずに済ませる方法を考えたほうが賢明だ。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。
ルート詳細については誌面を読んでほしい。
『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中だ。

なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】 ☜CLICK to READ

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160906exlunch県道11号沿い「ラジュ モハン」のバターチキンランチセット 1000円

【林道位置情報】 Google Map
←林道 堂平山線 七重峠休憩所側入口
←林道 萩平笠山線 県道11号側入口
←林道 白石笠山線 七重峠側入口
←作業道 砥石線 椚平側入口

16090611※Model&Guide Tomoko Kitajima + YAMAHA SEROW225
※PHOTO by Katz Takahashi

【ラジュ モハン】←都幾川でインドカレーといえばここ!
【SF Boon】←タカハシの二輪車風スクラップすら直せるバイクショップ(東京・杉並区)

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2016.08.06

BunBun!林道@GARRRR [滋賀&福井/おにゅう峠]【新連載】

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月刊オフロードバイク雑誌『GARRRR』で、林道ツーリングレポート『BUNBUN!林道ツーリング』の連載が始まった。イラストマップ付きの林道実走ルポ&ガイドだ。

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初回は「若狭・鯖街道の旅」と題して小浜湾周辺を走ってきた。

滋賀・福井の県境にあたる、おにゅう峠近くのいくつかの林道と広域基幹林道若狭幹線を走ったが、日頃の行いが悪かったからか、あちこち行き止まりになっていたのが残念だ。

あいにく誌面がモノクロでカラー写真が掲載できないから、せめてこのブログにはカラー写真を上げておく。林道の雰囲気くらいは、なんとなくわかるだろう。

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連載開始にあたり、編集部からは「オマエのポンコツバイクの写真は絶対撮るな!」「オンロード用のメットをかぶるなんて、もってのほか!」「穴の開いたジャケットとワークマンのズボンと首に巻いた粗品タオルは撮影禁止!」などと、タカハシのブザマな容姿が美しい誌面を汚さないようキツ~~くクギを刺されている。

だから誌面には、薄汚いタカハシの写真は一切出ていない。そのかわりライムグリーンのKLX250を駆る中西厚敬さんに、モデル兼ガイドとして華麗にページを飾ってもらった。
ちなみに中西さんは白黒シマシマの服を着た関西人だが、だからといって、とくに熱狂的な阪神ファンってわけではない。カーネルサンダースを道連れに道頓堀川に飛び込んだり、六甲おろしを絶唱しながら夜道で巨人ファンを襲撃したりする人ではないので、誤解のないようお願いしたい。

末尾に林道入口の位置データを記載しておく。走ってみたい人は自己責任で。ルート詳細については誌面を読んでほしい。

『GARRRR』は毎月6日バイクブロスより本体917円で発売中。
なお、本誌では書けなかった取材裏話はココ↓から読める。

【取材裏話イラストルポ】
☜CLICK to READ

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おにゅう峠に近い「山帰来」のコーヒー。お菓子付きで350円!
【源流の駅・山帰来】←山の案内所&休憩所。食事も宿泊も可。

【林道位置情報】 Google Map
←おにゅう峠/福井県側 林道上根来線 入口
←林道伯父ケ谷線 入口
←広域基幹林道若狭幹線 阿納尻入口

160806bunbunrindopan広域基幹林道若狭幹線からは若狭湾の絶景パノラマが楽しめる

※Model&Guide Atsunori Nakanishi + KAWASAKI KLX250
※PHOTO by Katz Takahashi

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2016.08.03

サーキットあづみ野 with KT100SEC

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長野県北安曇郡の「サーキットあづみ野」を走ってきた。
全長680メートル、やや小ぶりな時計回りのコースだ。

乗ったマシンはコースがレンタルしているKT100SEC+SL02タイヤ。

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SL02は恐ろしく古い規格のタイヤだ。しかもテッテー的にすり減っていて、ふつうなら使い物にならないレベル。が、リストリクター付きのエンジンだったから、ヘタレたタイヤも気にはならなかった。

リストリクターというのは、初心者用カートなどに取り付けてパワーを抑える吸気制限装置だ。ノーマル吸気に比べると、このコースでは、どんなに速いドライバーでも3秒前後、タカハシ級のリアル・タコドライバーなら、軽く10秒は遅く走れるようになる。
そのおかげで、タイヤが多少バカになっていても、ドライバーが相当カスだったとしても、安全にカートが楽しめるというわけだ。

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サーキットあづみ野のトラックは、インフィールド・セクションに大きな特徴がある。

コース前半は、まるで遊園地の子供用ゴーカートみたいなウルトラ低速コーナーばかり。後半に入ると、ちょっとはアクセルを開けられる中高速セクションになるが、それでもさほどのスピードは出ない。
ただ、たしかにスピードレンジは低いものの、リアタイヤを縁石に当ててカートをバウンドさせながら空中操作で切り返すS字コーナーなんかもあって、なかなかトリッキー&スリリングな3Dドライブが楽しめる。

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さて、ふだんは一人さびしくコースをぐるぐる回っているタカハシだが、せっかく長野まで遠出したんだからと、友人を誘ってレンタルマシンをシェアすることにした。
相棒は、車山高原で「スクアミッシュ」という宿を経営している中橋さん。かつてジムカーナで数々の実績をあげた競技ドライバーだということは知っていたが、聞けばカート経験はほとんどないという。

……コレはイケる!

カート経験の差をみせつけ、本格派のモーターアスリートを打ち負かす大チャンスではないか! タカハシは勝利の予感に胸をおどらせ、ミョ~に目をギラギラさせて彼をコースに出迎えた。

ところが実際に走り出してみると、(ほぼ)初カートにも関わらず、中橋さんは即座に好タイムを連発。走行開始後わずか5分で、タカハシが思い描いた夢の大勝利計画はガラガラと音をたてて崩れ去った。

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……コレはマズイ。

瞬時に状況を察知した軍師タカハシが、ただちに中橋さんへの敵対政策をやめ、冷たいお茶とお菓子、清潔な汗拭きタオルをご提供し、心のこもったドライバーケアに徹して、和睦をめざす戦術に切り替えたことはいうまでもない。

だが、モータースポーツの世界は非情だ。

10年にわたる地道な練習も、欠かさず続けた筋トレも、入門マニュアルを読み漁って詰め込んだ豆知識も、手の込んだ和睦戦術すらも、きらめく天性のドライビング・センスの前には一瞬で消し飛び、この日タカハシは暗く冷たい敗北の闇に包まれることとなった。

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あの失意と屈辱の大黒星から約2年、先日ふと思い立って中橋さんを訪ねてみると、彼が裏庭の倉庫にマイカートを隠し持っているのを発見した。
かつての大勝利に気をよくしたのか、最近中古カートを修理して、いつの間にかカートオーナーにまで成り上がってい(やがっ)たのだ!

160803azumino_exx中橋さんのカート。超旧式フレーム+KT100SDだが練習には充分

以来、中橋さんからは「早くサーキットあづみ野に走りに来い!」と矢の催促が届くようになった。

だがクレバーな軍師タカハシが、そんな見えすいた罠にかかるハズがない。
次回の中橋戦では、どうにかして「おなかが痛くて欠席。でも不戦勝」というリザルトを手に入れられないか、いま各方面と激しく調整&画策中である(泣)。

■Squamish■←リゾートイン・スクアミッシュのサイト
↑よく探せば、なぜかタカハシのイラスト作品まで見られる☆
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■Circuit Azumino■←サーキットあづみ野のサイト

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2016.07.13

ツーリングライダー祭@アウトライダー

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清里高原で開催された「ツーリングライダー祭」に参加してきた。

Hub倶楽部というツーリング愛好家団体と、ホッカイダーという北海道ツーリング愛好家団体が、『アウトライダー』誌の30周年を祝して共催したイベントだ。

ふだんほとんどツーリングなんてしないもんだから、ツーリングライダーの仲間に入れてもらえるかどうかすら怪しいくらいなのに、主催者から「遊んでばかりいないで、たまにはトークショーくらいやれ」と命じられ、宴席で少し話をすることになった。

『アウトライダー』歴代編集長や、野外料理の巨匠、太田"イタチョー"潤さん、林道野宿ツーリングの始祖、寺崎"さすらいの野宿ライダー"勉さんといった、名立たるライダーたちが貴重な体験を話す場だ。
おまえなんぞにその末席を汚させてやるんだから、ずいぶんもったいない話だ、せいぜい感涙にむせびながら身を粉にして働けと言われれば、無名のタコライダーに選択の余地はなかった。

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わけもわからずステージに上がったが、ライターの野岸"ねぎ"泰之さんやイラストレーターの松本"ライディングストマック"よしえさん、カメラマンの小原"ホッカイダー"信好さんの手慣れた進行で、ともかく無事に済ませることができた。
ロクな話をしなかったが、その頃にはすでにオーディエンスが全員酔っぱらっていて、誰も話を聞いてなかったのが不幸中の幸いだ。

160713touringriderfesm_2_2 もちろん『アウトライダー』2016年8月号にも、このツーリングライダー祭の記事が載っている。

タカハシの写真も、誌面の片隅に、まるで印刷インクをケチろうとしたかのように、きわめて小さくウスラぼんやり掲載されている。
華麗にトークショーを繰り広げている雄姿とかだと嬉しかったのに、なぜか柴田雅人カメラマンから借りたカワサキ250TRにまたがってヘラヘラ笑っているマヌケな写真だ。

それはまあいいが、写真の横に「イラストレーターのタカハシとかいう男は、ライディング狂として本誌スタッフから総スカンを食らっている。はやく死ねばいいのに」という、誤解と偏見と悪意と尿意に満ちた、とんでもない暴露記事がついているのはどういうわけだ!

こういう劣悪なゴシップ記事が全国に流布してしまっては、たまったものではない。諸賢は今すぐ書店にかけつけ、『アウトライダー』を一冊のこらず購入したうえ、該当箇所を塗りつぶしてもらいたい。参考までに、バイクブロスより定価1180円で発売中だ。

※注・記事内容には多少タカハシの被害妄想もまじっています。

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2016.06.10

YAMAHA SEROW 225

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ヤマハ セロー225は、1985年に初期型が発売されてから現在に至るまでシリーズ生産され、驚異的なロングセラーを記録したオフロードバイクだ。

もっとも現行モデルは、2005年のフルモデルチェンジで250ccにスケールアップしている。それでも、いまだに小型・軽量の225ccを好み、中古を探す熱心なファンが絶えない。

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知人のNさんが、最近セロー225を手に入れたと知り、近所のコースで遊ばせてもらってきた。

どちらかといえば山奥の坂道をグリグリ登ったりするのが得意なバイクだが、開ければ開けただけ素直に回るエンジンのおかげで、モトクロスコースもストレスなく楽しめる。

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セロー225は、過不足ないパワーとほどほどの足まわり、軽量コンパクトなボディで、バンバン振り回してもとっちらからない優れた操縦安定性を手に入れた。

良くも悪くも突出した部分がない。クセらしいクセもない。スペック的にもろくすっぽ見るべきところはなく、何から何まで平凡な無個性きわまる一台だが、そのかわり限界挙動が超マイルドで、誰が何をやっても怖さがなく、シンプルに走りを楽しめる。

いわば無個性こそが、このマシン最大の個性だともいえる。

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セロー225は、林道ツーリングをしっとりじっくり味わいたいナイスミドル系上級者から、他のことはともかくひたすら足着き性だけが気になる女子、今日からオフロードを走り始める子ウサギハートな初心者まで、どんなライダーでも、どんなフィールドでも、安全に走れる究極のオールラウンダーなのだ。

「どのバイクに乗ってもすぐコケる」と批判され、しょっちゅう石やスパナを投げつけられているタカハシですら一度も転ばず走れたのだから、それだけで充分セローの安全性がわかるだろう。

160609yamahaserow_9ほどほどのジャンプなら、まろやかな跳び心地

160609yamahaserow_5 リニアな出力特性で思い切ったコーナーワークが可能

160609yamahaserow_4ウイリーしてもマクレにくくて遊びやすい

160609yamahaserow_6アクセルターンも簡単で、狭い場所での取り回しは抜群



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さてこの写真は、また別のセロー225だ。

みんなと高原林道ツーリングに行ったとき、気圧低下でタカハシのポンコツエンジンが全然まわらなくなり、楽しく走っている他のバイクを横目にメソメソ泣いていじけていたら、哀れんでくれたのか、うっとうしいから早く泣きやませようとしたのか、仲間のKさんがこのセローを貸してくれた。

誰かにバイクを借りるときは、またバカスカ転んで悪口を言われるんじゃないかと常にビクビクしているタカハシだが、今回は「セロー225はすでに試乗して、一度もコケずにすんだ」という実績があるため、自信満々にまたがった。

が、そのとたん、まだ走り出さないうちに、いきなりガチャンと立ちゴケを喰らい、再び泣いて謝るハメになった。

すばらしい運動性能と安定性を兼ね備え、名機と呼ぶにふさわしいセロー225だが、なんと停止時だけは、少なくとも片足を地面に着いて支えないと倒れてしまう粗悪な設計になっているらしい……。

まさにヤマハ痛恨の車体設計ミスである!

タカハシとしても、いつか35年ローンで激安中古車を買うか、友達からタダでもらうか、どこかに落ちてるやつを拾うかしたいと思っていた超フェイバリットなバイクだけに、この唯一の欠点が残念でならない。

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※Photo by T.Nakao
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2016.05.25

ヘルメットシールド

160518m01rs ヘルメットシールドは、長く使うと交換しなきゃいけなくなることがある。

メットをうっかり砂の上に転がしたり、飛び石が当たったりしてシールドに傷がつく場合があるからだ。 たまたまそれがどっちかの目玉の前だったりすると、たとえごく小さな傷でも視界全体がぼやけて見づらくなってしまう。

タカハシのヘルメットシールドは、数年前に小さい傷がつき、それからずっと右目がよく見えない状態が続いていた。
ふだんモトクロスの練習ではシールドを開けて走ることも多いし、コースも知っているから、目なんか見えなくても別にいいやとほったらかしにしていたが、シールドを閉めて知らない道を走るツーリングや街乗りだと、やっぱり運転しづらかった。

しかし、こんな小さい傷くらい、ちょこっと削ってなめらかにすれば、また元通りパキーンとくっきり見えるようになるんじゃないかと考えるのも、また人情というものだ。
で、さっそく手近にあった紙やすりでシールドをガシガシこすって修理してみることにした。

160518m02rsシールドをやすりで磨くのは自殺行為

だが結果は、あいにくご覧のとおりで、なんとシールドってものは、紙やすりをかけると無数の細かい傷がついて全面的に真っ白になり、ぜんぜんまったくこれっぽっちも前が見えない恐怖のスリガラス状態になるってことが判明!(いや、よく考えたらまあ当たり前なんだけど、うっすら修理できる期待感があったから……)

いくらタカハシがアホだからって、さすがにこんなホワイトアウトな視界であちこち走り回るわけにはゆかない。
安直な修理を敢行した我が身の愚挙を呪いつつ、しぶしぶ交換シールドを買ってきて付け替えた。たかがペラペラの透明樹脂板のくせに4000円(!)もするのは軽くムカついたが、おかげでようやくスッキリ前が見えるようになった。

わざわざ高い金を払って交換したという自負もあり、それから手当たり次第に友達のところに持っていって得意そうにニューシールドを見せびらかしてみたが、「そんなモンどうでもいいから、もういいかげんオフロード用のメットを買え!」と言われるだけで、誰ひとり親身になって喜んでくれなかったのが残念だ。

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2016.05.13

ナショナルパーク川越 @ 『アウトライダー』

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ナショナルパーク川越(NPK)は、埼玉県川越市の初心者用モトクロスコースだ。

すぐ近くのモトクロス・ヴィレッジあたりの本格的なコースと比べると圧倒的に狭くてチマチマしてるから、血に飢えた殺人レーシングライダーとかはめったに走りに来ない。
そのおかげで、子どもや初心者、タカハシといったモトクロス弱者がいつでも安心して走れるコースになっているともいえる。
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ふだんタカハシは一人さびしくこのコースに通い、滑ったり転んだり膝をすりむいたりバイクを壊したりおやつを食べたりしつつひっそり楽しんでいるのだが、今回はツーリング雑誌『アウトライダー』編集長の菅生雅文さんと若手編集者のテッペーくんの3人でにぎやかに走ってきた。

『アウトライダー』誌にはホンダCRF250Lを様々なシチュエーションで楽しむ連載があるが、そのなかで「モトクロスごっこに挑戦」というページを作ることになり、日頃ちょくちょくNPKを走っているタカハシがコースの案内役をつとめることになったためだ。

060512m03_2小さいながらもハードなコースレイアウト

NPKにはジャンプやフープス(ウォッシュボード)などを備えたメインコースと、基礎練習にぴったりのフラットダート、林間コース風ショートトラックの3フィールドがあり、リーズナブルな料金で安全にオフロード・ライディングの練習ができる。

菅生編集長はさすがに手慣れたもので、コースの感触を確かめながら、淡々と撮影をこなしていっていた。
いっぽう愛車XR250を持ち込んで練習に励んでいたテッペーくんは、オフロードを走るのはこの日がほぼ初めてだったにもかかわらず、仕事も忘れて最初からいきなりガンガン攻めまくり転びまくり、最終的にはジャンプやフロントアップまでしっかりマスターしていた。

060512m04_2狂ったようにフロントアップを繰り返すテッペーくん&XR250

その様子は現在発売中の『アウトライダー』6月号に掲載されているので、ぜひ書店で手にとってみてほしい。
CRF250Lの素晴らしい性能と活躍ぶりを伝える連載ページのほか、タカハシのヘタレな走りっぷりを紹介した編集後記も楽しめる。せっかくなので立ち読みで済まさず、買って帰ってじっくり舐めるように執拗に目を通すといいだろう。

060512m02_2菅生編集長がCRM250Lの万能ぶりを余すところなく見せつける

なおナショナルパーク川越は、善意と社会奉仕の精神に基づいて運営されている貴重な非営利コースだ。
走りに行く人は、まず「NPO法人こども二輪塾」のサイトで設立の趣旨をよく理解したうえ、ルールとマナーを守って大切に利用してもらいたい。(←これはマジで)

■NPO法人 こども二輪塾■ website

060512m99_2場違いなロードメットで走る貧窮イラストレーターの姿も巻末に掲載

※PHOTO by Takeshi Narumi

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2016.01.07

京都林道紹介@ 『GARRRR』2月号

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オフロードバイク誌 月刊『GARRRR』(ガルル)2月号に林道レポートを書いた。『日本の銘林道』という見開きページだ。

実際に現地を走ってルートの状況を取材し、写真を撮り、そのレポートを書く。ほかにも絵地図くらいは描くが、絵らしい絵の入らないページだから、ふつうはタカハシのよーなイラストレーターが担当することはあまりない。でも仕事のふりして林道に遊びに行けるだけでもラッキーなので、びんびんシッポを振って行ってきた。

160107m000sただ、格式高いオフロードバイク専門誌に、ボロボロの街乗りジャケット&ロードヘルメットというタカハシの無惨な姿をさらし、ステキなオフロードライフを夢見る読者諸兄をガッカリさせるわけにはいかない。
だいいち自分で走りながら自分の写真を撮るのは、ガチの超能力者じゃないとなかなか難しいワザだ。
なので今回は、地元のバイク仲間・とーるさんに、モデル兼ガイドとして誌面に登場してもらうことにした。

そんなわけで、写真に写っているのはタカハシ本人&愛車CRM80(鉄クズ仕様)ではなく、すべて、とーるさん&愛車CRM250(モタード仕様)だ。

走ってきたのは、京都北山の通称「雲ケ畑周回林道」と「林道ウジウジ谷線」(←へんな名前!)の2本。京都近郊に残る貴重な未舗装林道である。

林道入口の位置情報を載せておくので、興味があったら自己責任で突入&走破してみてほしい。ウルトラ初心者か、超タコライダーじゃなければ、誰でも走れるイージーな林道だ。
ヘタレなタカハシですら、途中でサイドスタンドが折れてどこかに飛んでいってしまい、いちいちバイクを倒さないと停めておけなくなったほかには、たいしたトラブルもなく楽しく走れたほどだ。

激安一眼レフを駆使して撮った誌面未発表の秘蔵写真を数点掲載しておく。せっかくなので、がんがんクリックしてがんがん拡大し、すみずみまでじっくり拝見するといいだろう。

ルートの詳細とレポートは、誌面(購入有料/立ち読み無料)で確認してもらいたい。
『GARRRR』2月号は、バイクブロスより定価990円で大好評発売中だ。

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【林道GPSデータ on Google Map】
■ウジウジ谷線→【入口】 ※ただし取材時通行止
■雲ケ畑周回林道→【入口

160107m009sMy side stand has been broken and gone to somewhere....

■Model/Guide:Toru Mori+CRM250■

 

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2015.11.19

カンナムスパイダーF3/RT @ アウトライダー

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カナダ・カンナム社のスパイダーはトライクの一種だ。前2輪・後1輪という独特のホイールレイアウトをもち、傾かずにコーナリングする異形のマシン。法律上は、普通免許があればノーヘルでも乗れる「側車付き二輪車」ということになっている。

151119m02acanamspyderラグジュアリー版のRT(ゴールドのほう)は、大型トランクを備えた豪華ツーリング仕様。いっぽうF3(赤いほう)はスパルタンな軽量スポーツ仕様だ。
エンジンは両者共通でロータックス製1330cc直列三気筒。いずれも最高出力115psだが、約100キロもの車両重量差と電子制御の違いで乗り味は全然ちがう。

151119m02bcanamspyderスポーツタイプのF3でもエンジンはわりかし乗用車チックでジェントルだが、停止状態からアクセルをガバ開けすると、軽くリアがスキッドするほどの瞬発力が楽しめる。しかもアンチロック・ブレーキや、トラクション・コントロールといった電子制御満載だから、どんなヘタクソが乗ってもズルけてとっちらかる心配はない。

151119m03canamspyderガレガレの林道は無理でも、駐車場っぽいフラットダートなら、余裕でオフロード・ランも楽しめる。
なんといっても、スパイダーは三輪だから絶対転倒しない。
151119m04canamspyderあらゆるバイクを転ばせまくり、あらゆるオーナーから蛇蝎のごとく嫌われている転倒職人タカハシが乗っても、傾く気配すらみせない恐るべき安定性だ。

でも、トラコンがきいてるせいで、リアが滑るのはほんの一瞬だけ。安全なのはいいが、ガチのダートマニアにはちょっと不満も残る。トラコンをオフにできれば、有り余るパワーで病的に滑り狂って楽しめそうな気もするが、よっぽど改造でもしない限り、そういうアホ設定にはできないようだ。

始動やバックには複雑なボタン操作が必要だし、ブレーキは右のフットペダルのみと、操作系はかなり独特。バイク乗りでも、クルマ乗りでも、慣れるまでにはやや時間がかかる。
151119m05canamspyderシフトはクラッチなしの6速セミオートマ。左手の親指でアップ、人差し指でダウン操作をする。ダウンはフルオートだからいちいち操作しなくてもいいが、自動だとマシンがわずかにプッシュされるクセがある。本気でガッツリ攻めるときはダウンも自分でやったほうがスムーズだ。

151119m06canamspyderコーナリングは超イージーで、ただ左右にポンとハンドルを切るだけ。
とはいっても、ハード・コーナリングでは強烈なGフォースがかかる。いいかげんに乗ってると振り回されるから、バギーなどのATVと同じようにアウト側のステップをふんばってインに肩を入れ、Gに対抗したほうが安心だ。

151119m07canamspyderとはいえATVのようにライダーの体重移動でコーナリング特性が激変するような神経質さはなく、たんにライダーが吹っ飛ばされないように乗ればいいだけだ。誰でも簡単に曲がれることに変わりはない。

スパイダーは、ライダーにはクルマの快適さを、ドライバーにはバイクの自由を与えてくれる、おいしい三輪スポーツマシン。151119m08canamspyderちょっと高価なので、貧乏イラストレーターが所有するのは難しいが、ハーレーを買える程度の経済力があるマトモな大人になら、バッチリお薦めの1台だ。

今回は、バイクツーリング雑誌『アウトライダー』の企画でカンナムスパイダーをフィーチャーすると聞き、珍妙なマシンに乗りたい一心で、逃げ回る編集&ライターを拝み倒してムリクリ取材に同行してきた。
タカハシはただあちこちブンブン走り回って遊んできただけで、記事はほとんど書いてないが、「謎の高橋画伯」として無意味に誌面にだけは登場している。

151119m09canamspyderどことなくアホっぽく、いくらか昭和っぽく、かぎりなく中東の戦闘員っぽい雄姿がフルカラー&ハイビジョン画質で掲載されているので、タカハシの自爆系ミドルイースト・ファッションに興味のある人は(いないと思うが)購入・熟読・吟味・憧憬・模倣するといいだろう。バイクブロスから現在絶賛発売中だ。

カンナムスパイダーは、スノーモービルやカートなど、レジャービークルを数多く取り扱うBRPジャパンが販売している。詳細のチェックと問い合わせは下記サイトから。
■BRPジャパン WEB SITE■

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※PHOTO by Takeshi Narumi / Yasuyuki "NEGI"Nogishi

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2015.01.18

SHIFT モトクロスブーツ

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2006年、生れて初めてモトクロスブーツを買った。それまでもレースに出るときには人から借りて履いたことがあったが、高価すぎて自分では買えず、ふだんはペラペラのスニーカーなんかで走っていた。

オフロードで転ぶと足を痛めることが多いし、たとえ転ばなかったとしても木の枝や飛び石がバンバン当たってよくケガをする。ステアケース越えともなれば、ライダーの足元をわざと段差にぶつけるほどだから、ヤワい靴で走るのはかなり危険だ。
でも、なにしろ金がなかったから、バイクに乗り出してから20数年間、オフ用ブーツ無しでちょこちょこダートを走り続けていた。大ケガせずに済んだのはラッキーというより奇跡に近い。

2006年に買ったブーツはSHIFT製、不人気だったせいか現品処分の激安投げ売り品だった。

もともとサイズが合わない靴だったが、処分品だから贅沢はいえない。いちおう履けるんだからまあいいやと使い始めたら、硬すぎる生地があちこちに当たり、たちまち足がアザだらけになった。
なじめばそのうち柔らかくなるかと思って、それから10年近くずっと我慢してきたが、ちっとも柔らかくならず、今でもまだ履くたびに足がアザだらけになる。

それどころか、最近では樹脂の劣化で逆に生地が硬くなってバリバリ割れはじめた。靴底は爪先からべろんとめくれ、バックルは根元から生地がちぎれて3つも飛んだ。

上側のバックルなら1つや2つなくなっても、ガムテープでぐるぐる巻きにすればなんとか履ける。150118m02それでここ1年ほどは両足にテープを巻いてだましだまし使ってきたが、ついに下側のバックルが飛ぶと、もうどう頑張っても履けなくなり、やむなく買い替えることにした。

で、アルパインスターズ製のTECH3というブーツを買ってきた。
あいにく激安セール品が見当たらず、(タカハシにとっては)大枚をはたく結果となった。

せっかく無理して買ったんだから、これから10年くらいはガッツリ持ちこたえてほしいものだ。

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2014.11.26

HONDA MT50

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ホンダMT50は、1979年に発売された原付オフローダーだ……といっても、すでに発売されていたロードモデルのMB50をオフ用にリメイクしたマシンだから、タイヤやマフラーをちょこっと付け替えてでっち上げたインスタントな"オフロード風"バイクともいえる。

141122m02hondamt50専用設計のオフ車が常識となった現在では、なんだか安直に感じる設計だが、道路舗装率がまだ低く、日本中に砂利道があふれていた当時、ライダーにとってダート走行はさほど特別なことじゃなかったから、手近な河原や空き地で遊ぶためにいちいち専用のバイクを欲しがる人もそう多くはなく、こんなバイクでも充分楽しめたのだろう。

141122m03hondamt50山梨のMXコースに遊びに行ったら、バイク仲間のカズさんがMT50を持ってきていたので、さっそく試乗させてもらうことにした。

免許取りたての少年時代、よく近所で乗り回していた懐かしいバイクだ。空冷2ストローク単気筒49ccエンジンの素朴なエキゾーストがミョーに郷愁を誘う。

141122m04hondamt50いちおうオフロード・バイクだし、分不相応なモトクロス・タイヤまで履いていて、気分だけは一人前のダートランナーだが、さすがに本格的なMXをやるにはちょっと厳しい性能だ。

めいっぱい握り込んでもスコーンと空走する非力なフロントブレーキ、わずかなギャップでグニャリと腰が砕けるプアなサス、ピーピーうるさいだけで全域スカスカなエンジンなど、どれをとってもダートをガッツリ激走できるマシンとはいいがたい。

141122mex01hondamt50なかでもマズいのが駆動系だ。
タカハシが試乗したわずか10分の間に、なんと2回もチェーンがはずれた。

なんだコレは!

まだたった35年しか乗っていないバイクなのに!

141122mex02hondamt50_3MT50は、アポロ11号よりも10年新しく、戦艦大和よりは39年も新しい。大阪城と比べれば、ざっと396年も新しいマシンである。(てか、大阪城ってマシンなのか?)

つまり工業技術史的にみるかぎり、MT50はほとんど最新型ともいっても過言ではないピカピカのニュー・マシンだ。
にもかかわらず、駆動系がこんなに壊れやすいのは、明らかにメーカーの設計ミスであろう。

141122m06hondamt50あらためてマシン各部を詳しくチェックしてみると、あちこちに致命的な欠陥がみつかった。

本来ならばシート下に格納されているハズのリアサスが、なぜか後輪の両サイドに2本も付いている。本来ならば円盤型のハズのブレーキディスクは、なぜか不細工なドラム型に変形している。本来ならばセルモーターがついているハズなのに、なぜか足蹴りペダルまでついていた。

こんなずさんな設計の欠陥車では、いくらタカハシが慎重にライディングしたって、チェーンがはずれてしまうのも無理はない。

141122m05hondamt50たしかに一見すると、まるでタカハシが他人から借りたバイクを好き勝手に乗り回し、壊したかのように勘違いする人もいるだろう。
が、正しい歴史観と広い社会的視野をもって考えれば、それが事実でないことは明らかだ。

もしバイクが故障したら、いちいちライダーの資質を問うことなく、まず粗悪なバイクを設計したメーカーの責任を追及しよう。
次に、修理技術がある人ならば、けっして働き惜しみをせず、すみやかに壊れたバイクを修理してあげてほしい。

逆にやってはいけないことは、タカハシを犯人呼ばわりして非難し、各種工具を投げつけることである。141122m07hondamt50
残念ながら今回、タカハシが修理作業中のみんなの写真を撮って楽しく遊んでいたところ、何人かの友人たちからスパナとタイヤレバーを投げつけられ、この数日間、それがずっと後頭部に刺さったままになっている。

そういえば、さっきから自分でもなんとなく身勝手すぎることばかり口走っているような気がしなくもないが、これもすべてタカハシの脳を鋭利な工具で破壊した不届きな友人たちの責任である。

この記事に何か問題がある場合、苦情は彼らに持ち込むようにしてもらいたい。

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【photo by S.Masaki & Fuckun】

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2014.10.26

レーシング・サイドカー「トムボーイ」

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サイドカーというと、大型バイクに取り付けた側車に女の子や犬を乗せてのんびり街を走っている様子を思い浮かべる人が多いだろう。だが、レース専用のレーシング・サイドカーは、同じサイドカーの仲間でも、それとはほとんど別の乗り物だ。

公道用のサイドカーだと、横にちょこんと乗っている女の子や犬(パッセンジャーという)は、たんなるデッドウエイトに過ぎないが、レーシング・サイドカーでは、むしろパッセンジャーがマシンコントロールの主役となる。

141026m02racingsidecar_3タカハシは、長野県佐久市で開かれたバイクブロス祭2014でレーシング・サイドカー「トムボーイ」に体験試乗する機会にめぐまれた。

トムボーイは、カートっぽい小さなボディにホンダのモトクロッサーCR85エンジンを搭載、三輪にカート用SLタイヤを履かせたF4クラスのマシンだ。
なんだか戦闘機っぽいカッコよさはあるものの、マシンデザインがあまりにも奇抜すぎて、見ただけでは乗り方すらよくわからない。

サイドカー・ドライバーは、腹這いのポジションでハンドルバーを握り、スポーツバイクとほぼ同じ操作系をコントロールする。つまりスロットル、ブレーキ、シフト、ステアリングはドライバーの担当だ。

141026m03racingsidecarいっぽうパッセンジャーは、ボディにくっついた4か所のグラブバーを握り替えながら、左ターンでは車体から乗り出すように左へ荷重、右ターンでは逆にドライバーに寄りかかるように右へ荷重してコーナリングを制御する。
パッセンジャーには、ボディアクションを素早く正確におこなう身体能力と繊細な荷重感覚が必要だが、地上高数センチという極端に低い視点が生み出す圧倒的なスピード感を楽しむ特権が与えられる。

パッセンジャーのアクションは荷重変化を通じてドライバーに伝わり、ドライバーの操作はマシンの挙動を通じてパッセンジャーに伝わる。爆音の中で走り続けるドライバーとパッセンジャーは、直接会話はできなくても、以心伝心で協力してマシンを走らせる。まるでチーム・スポーツのような独特の面白さがあった。

141026m04racingsidecar_2タカハシ試乗時のドライバーは、2013年のチャンプ木下悦雄さん。パッセンジャーが超ヘタレなタカハシでも、ふつうにまっすぐ走り、ふつうに曲がれたのは、ひとえにドライバーの卓越したスキルのたまものだろう。

レーシング・サイドカーの魅力のひとつは、今のところ競技人口が極端に少ないこと。世界を獲りたい野望に燃える若きライダー/ドライバーにはオススメのレースカテゴリーだ。
現在、日本タイトルを争うマシンが、たった10台前後という超マイナーな競技だからこそ、努力しだいで誰でもタイトルを狙えるチャンスがあるともいえる。

141026mexracingsidecar_2そのぶんレーシング・サイドカーに乗れる機会はまだ少ない。受け身のままではチャンスがないのが現実なので、興味があったら協会に問い合わせてほしい。バイクライダーやカートドライバーなら、まちがいなくヤミツキになれるエキサイティングな乗り物だ。

ちなみに右の写真でドライバー側に乗っているのは地元・佐久市の非公認キャラ、「ハイぶりっ子ちゃん」。レーシング・サイドカーとともに超マイナーの世界から飛び出し、一気にメジャー路線を驀進してほしいキャラである。

日本レーシングサイドカー協会のサイト

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※photo by Teppei Nishino(OUT RIDER)

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2014.05.11

AFO CROSS 2013 トリビアル・トライアル

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ぐずぐずやっているうちに、すっかり昔話になってしまったが、じつはタカハシは、2013年にも毎年恒例のAFO CAMPを開催した。

140511m02林道ツーリングの生けるレジェンド、寺崎"野宿ライダー"勉氏、電動バイクで世界一周を果たした藤原"原付ワールドツアラー"かんいち氏、バイクツーリング・マガジン『アウトライダー』編集部など、コアなライダーからアツい支持を集めるバイク・セレブが無意味に集う、ムダに豪華なキャンプ・イベントだ。

キャンプ内では、今やすっかり年中行事となった「AFO CROSS」が行われた。これはタカハシがカスカスの脳みそをしぼりにしぼって考え出した謎の創作バイクゲームによって争われるモータースポーツだ。

140511m032013年のAFO CROSS競技種目は「トリビアル・ トライアル」。足を着かずにゆっくり走ってタイムを競う遅乗りレースだが、コース内にクイズのジャンルを選ぶセレクタが配置されており、前輪でこれを踏んで出されたクイズに正解すると、1問正解につき10秒のボーナスタイムが加算されるのがミソである。

140511mselectorクイズに正解すれば、すぐ次の問題が読み上げられるから、遅く走れば走るほど、正しく答えれば答えるほど好タイムを出すチャンスも大きくなる。ただしエンストや脱輪、足つきは失格だ(注・女性エントラントには足着き2回OKのハンデ設定あり)。各自2回のアタックをおこない、良いほうのタイムで優勝を争う。

140511m04_2クイズの基本ジャンルは「文学・歴史」「科学・技術」「芸術・音楽」「社会」「バイク」の5種類。当然ながら各ライダーは、マシンを操り得意ジャンルのセレクタを狙って踏みにいく。が、なにしろ低速バランス走行中だから、セレクタにこだわりすぎれば足着き失格の危険もある。そこが難しいところだ。

140511m05また基本ジャンル以外に「AFO」というサービス・ジャンルも設定されている。この「AFO」セレクタを踏めば、「1たす1はナニ?」といった、AFOでも答えられるような超カンタンな問題が出る。ふつうの人間なら正解連発で大量得点が狙えるラッキーセレクタだ。
だがその代わりセレクタを踏むのが極度に難しい。「AFO」セレクタは、そーとー本格的なトライアル・テクニックを繰り出さないとコースアウトするよーな難所に設置されていて、容易には踏めない。

140511m06「トリビアル・ トライアル」は、いわば獣のライディング・テクニックと緻密に磨き上げられたインテリジェンスの総合力で勝負を決める、文武両道系バイク競技なのである。

ただ、残念なことに、バイクライダーという生き物は大半がアホばかりだ。なにしろたった2個しかタイヤがついておらず、自立すらできない機械に数十馬力もの原動機を取り付け、渋滞だらけの市街地や、泥まみれの悪路を走りまわるわけだから、そもそもマトモな脳の持ち主がバイクに乗ってるハズがない。
しかしAFOキャンプに集まるライダーは、いやしくもバイク雑誌を作っているスタッフたちだ。彼らは自他ともに認めるバイク界のインテリゲンチャなのである。「AFOはAFOでもただのアホじゃない!」という悲痛な心の叫びを胸に、全員が完全にマジになって競技に臨んだ。

140511m07知力と技量の限りを尽くした戦いの結果、得意の科学技術ジャンルでボーナスタイムをのばした勝間田"ほぼ中学生イラストレーター"しげるが3位表彰台をゲット。レディスながらハンデ枠を使わず好タイムをマークした低速域のテクニシャン、松本"アイアン・ストマッカー"よしえが2位、そしてワイルド&ダーティな見かけによらず、輝く知力で他を圧倒した藤原"原付ワールドツアラー"かんいちがトップタイムで堂々の優勝を飾った。

140511m08ところで実際の「トリビアル・トライアル」ではどんな問題が出たのだろうか。このエントリの末尾に、各ジャンルから2問ずつ例題を挙げておく。高校生レベルの学力があれば簡単に解ける問題ばかりだから、自分のAFOレベルを知りたい人は、手近なバイクで走りながらトライしてみるといいだろう。140512mresult_3

140511mquestion
■■文学・歴史■■

A1「紀元604年、推古天皇が制定した日本初の冠位制度は?」

A2「夏目漱石の前期三部作は、『三四郎』、『門』、そして何?」

■■科学・技術■■

B1「ヒトの遺伝情報を担うDNAは略称だが、正式名は何?」

B2「16進数の表記には0~9とアルファベットが使われるが、そのうち最大のものは何?」

■■芸術・音楽■■

C1「『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』ト長調ケッヘル525の作曲者は誰?」

C2「古代ギリシャ建築で、柱の下側を太く、上側を徐々に細くする様式の名は?」

■■社会■■

D1「東京証券取引所が第一部上場株式銘柄について公表する株価指数をアルファベット5文字でなんという?」

D2「東アジアの島国で、2012年のGDPが5兆9800億ドルに達する経済大国の名は?」

■■バイク■■

E1「本田技研工業、創業者のフルネームは?」

E2「6速リターンミッションを一番下まで踏んだときのギアポジションは何?」

140511manswer
A1→冠位十二階/A2→『それから』/B1→デオキシリボ核酸/B2→F/C1→ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/C2→エンタシス/D1→TOPIX/D2→日本国/E1→本田宗一郎/E2→ロー(1速)
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※photo by Hiroko"Battery Porter"Fujiwara

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