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October 2012

2012.10.28

清潔ビッくらポン

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「無添・くら寿司」は、回転寿司業界に数々の新機軸をぶちかまし続けてきた革命企業だ。ファミレス風ボックスシート席、フルオートお皿カウントシステム、バーコード式自動鮮度管理システム、タッチパネル式注文システムなど、その成果は枚挙にいとまがない。

そして彼らは昨冬、ついに業界初の完全清潔方式の寿司回転システム導入に成功した。
これまでむき出しでグルグル回っていた寿司の皿を透明プラスチックカバーで覆い、風邪をひいた客の咳や唾の飛沫、子供のいたずらなどから寿司をガードし、清潔を確保する仕組みである。

たんに寿司の皿にプラスチックカバーをかぶせただけではない。台座部分になんだかよくわからない複雑なリンケージ機構をもつカバー駆動メカを採用し、客が皿をとりあげると半自動的にカバーを開閉するという、本気モードのニューシステムを採用しているのだ。

たんに楽しげなギミックであるばかりでなく、実際にインフルエンザなどの感染症予防に一定の効果が期待されるから、企業の衛生努力のひとつとして高く評価されるべきだろう。

12102802そのプラスチックカバー導入を記念してなのか、「ビッくらポン」にもカバー付き寿司のおもちゃが登場した。
ビッくらポンは、清算時の抽選ゲームに当たるともらえるガチャポン風のオモチャである。今回はサーモン寿司が当たった。ぜんまいを巻くとサーモン寿司がちょろちょろと走り出し、テーブルの端まで来ると自動的にクルッと旋回して落下を防ぎ、また走り出す。

回転寿司業界をリードする「無添 くら寿司」、疑いようもない優良企業にもかかわらず、なぜかこういうノベルティ類やマスコットキャラクターがダサくてイメージ的に大損しているようだ。
チーチーとぜんまいの音を立ててけなげに走りまわる安っぽいカバー付き寿司の姿に、すばらしい発想と圧倒的な実行力で常に業界の先頭を走り続けながら、なぜかいつまでも三流っぽさが抜け切らない無添・くら寿司の悲哀を重ねあわせてしまうのは僕だけだろうか。

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2012.10.14

無炭酸コーラ

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無炭酸のコーラ。それはもはやコーラじゃないだろうと突っ込みたいところだが、メーカがどうしてもコーラだと強弁するので、一度飲んでみることにした。

80年代ディスコ・カルチャー・テイスト満載のパッケージには、「生きたまま腸に届くL・ガゼイ菌入りよ。さぁ、あなたもコーラ味の乳酸菌飲料でレッツダンス!」のコピーが輝いている。
どうやら、「乳酸菌飲料にして無炭酸なコーラを飲んで踊り狂おう」という、かなりムリクリなコンセプトを掲げたドリンクらしい。

12101402色はけっこうエグくて泥っぽい。すこし嗅ぐとコーラのにおいがする。飲んでみたら、たしかにコーラの味だ。が、リアルなコーラの味というより、コーラ・キャンディの味といったほうが正確だ。つまり、炭酸を入れずにコーラ香料を使うと、なんでもだいたいこんな風味になっちゃうんだろう。

栄養素はたっぷり入っているものの、清涼感がまったくないコーラである。

これなら本家本元のコーラのごとく、栄養素はまったく入ってないが、清涼感たっぷりのほうが、娯楽性飲料としては潔くないか。
コーラに栄養素は要らない。のどごし以外には何もみるべきもののないエンプティなジャンキードリンクを大量に作り、世界中に売りさばいて巨万の富を築いたアメリカ人たちは、じつはきわめて正しかったということだ。

日清ヨーク製。残念ながら人気はやはりイマイチらしく、スーパーのレジ前で、500ミリリットル入り38円という驚愕の大特価で投げ売りされていた。

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2012.10.07

ほんとうにあったお話(1年生・2年生)

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子供向きのドキュメンタリー本。10分程度で読めるショートストーリーがそれぞれ10本ほど入っていて、大人が読んでもなかなか読み応えがあるが、子供への読み聞かせに最も適した本である。

さいきん1年生用と2年生用が出版され、そのなかの3本のストーリーに挿画を描かせてもらった。興味のある人は、書店で眺めてみてほしい。
ただし、リアルに子供に読ませるときには、高橋が描いたパート周辺に、美術教育上あまり好ましくないヘタクソな絵がついている可能性があるので、ややすっとばかしぎみに見せてやるほうがいいだろう。

笠原良郎・浅川陽子監修、講談社刊、880円。

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