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February 2012

2012.02.14

ココア豆

12021401

「煮豆のスイーツ」だそうだ。

煮豆界にもスイ~ツ界にも、ひとしく大革命をもたらす新機軸である。ただ単に煮豆をココアパウダーでコートしただけという安直な構造と、このレベルの駄菓子をスイ~ツと言い切る度胸がいさぎよい。

しかもスーパーの惣菜コーナーで堂々と販売されていた。スイ~ツの(あるいは煮豆の)新たな販売チャンネルを切り拓こうとするメーカーの野心が垣間見える。
ま、スーパーの店員が置き場所に困って、なるべく目立たない場所でドサクサまぎれに売りさばいちまおうとしただけのことかもしれないが。

だが、浅はかな発想でつくった安直系の菓子だとバカにしてはいけない。一般的に駄菓子というものは、メーカーがあれこれ工夫すればするほどマズくなる。たとえば、お菓子の本場リヨンで修業を積んだ一流パティシエが精魂込めて作ったりすると、最悪の結果をまねくことが多い。
小賢しい工夫をせず、弱小メーカーの工場長(54歳、和歌山生まれ。水産高校中退後、20年の配管工生活を経て食品会社に就職。趣味は将棋とアマチュア無線)のちょっとした思いつきから、かる~く試しに作っちゃいました的な製品が、意外な美味を発揮する。それが正しい駄菓子というものだ。

このココア豆も、じつはひじょうにうまい。いくらでもパクパクいける。企画の安直さと強引さのほどよいバランスが生み出した奇跡の味だ。もしスーパーで見かけたらぜひ食べてみてほしい。

お茶にもコーヒーにもよく合うが、あいにくココアとだけはまったく合わない。
120グラム入り、100円、佃屋食品工業製。

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