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2010.05.06

【春のKK祭#2】 みそ風味KitKat

【我が国のヘンなチョコ界を背負って立つKitKat。もはやノーマル味を知る消費者は絶滅の危機に瀕しているとさえいわれる、伝説のヘンなチョコブランドだ。さあ、いよいよ全国1億2777万国民(平成17年・総務省統計局調べ)お待ちかねの「2010春のKitKat祭り」がやってきた。第2弾は、みそ風味KitKatだ!】

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値は張るが、買うだけの価値はあるよな……。

店頭でチョコを物色するヘンなチョコマニアたちに思わずそうつぶやかせてくれるのが、高級感あふれる箱入り「ご当地お土産シリーズ」キットカットだ。高速道路のサービスエリアなどで盛んに扱われており、多くのマニア系ユーザーから熱烈に支持されている。(と多分に期待をこめて推測しているが、チョコマニアを自認する人にはまだ会ったことがないので真相は不明)

10050602これは東海北陸限定の「みそ風味」キットカット。日本の伝統調味料、味噌をフィーチャーしたチョコレートだ。
POP広告にもあるとおり、フレーバー的にいかにもミスマッチのようだが、じつはこれが意外にいける。
なんだおまえ、やればできる子じゃないか、キットカット! と、つい上から目線で褒めてやりたくなるくらい素晴らしい出来ばえだ。

が、残念ながら手放しで喜ぶことはできない。開発にあたり担当者がちょっとズルをしたからだ。

味噌風味といっても、これは真実の味噌を練りこんで作ったチョコではない。原材料を少しごまかして、味噌パウダーを使っている。
それだけではない。味噌以外に、きな粉を混ぜ込み、味の仕上がりに保険をかけた。さらに「きな粉を使うのは反則じゃないか」と指摘されるのをおそれたのか、原材料欄の「きな粉」のあとには、わざわざ「(大豆)」と、姑息な断り書きまでつけているのだ。
「だって味噌って大豆製品でしょ。きな粉も同じ大豆なんだし、ぜんぜんズルじゃないっスよね!」と、早ばやと防衛的心理を働かせ、言いわけ態勢に入っている開発担当者の姿が目に浮かぶ。

こういうのはよくない。

どこか場末の定食屋で味噌汁を頼んだら、皿にてんこ盛りのきなこパウダーが出てきたとしよう。そのときオヤジが「いや、これどうせ同じ大豆製品ですから」とか言い訳したとして、納得する客がいるだろうか。誰がどうみても、これは反則なのである。

KitKatの真骨頂は、駄菓子チャレンジャーだけが熱く胸にたぎらせる玉砕覚悟のバンザイアタック精神だ。斯界のリーダーKitKatたるもの、開発には、ゆるぎないプライドと不退転の決意をもってのぞむべきである。業界トップランナーがこういう及び腰になっているようでは、我が国のヘンなチョコ界の未来は暗い。

たしかに高級系シリーズだから成功したい、できるだけ安全にいきたいという担当者の気持ちはわからないでもない。しかしそのために、かんじんの孤高の駄菓子チャレンジャーとしての精神を見失っては本末転倒だ。
次回こそは、パウダーやきな粉を使って逃げを打つのを潔くやめ、ねっちり濃厚なマジ味噌にビターチョコをどっぷり浸しこんだ、愚直なまでに激マズなチョコを作ってもらいたいものである。

ネスレコンフェクショナリー製。1枚12.3グラム、12枚入り推定内容量約148グラム、総熱量816キロカロリー。価格はなんと840円。(高っ!)

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