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December 2009

2009.12.08

ドリアンハイチュウ

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やっとのことでドリアンハイチュウを手に入れた。果実の王様とも、悪臭大魔王とも呼ばれる、あの恐怖のフルーツ、ドリアンをネチネチと練りこんだソフトチューイングキャンディだ。

が、食べてみると、ちっともクサくもマズくもない。これまで数々のドリアン菓子を食べてきた経験から、ある程度予測していた結果だったとはいうものの、やはり落胆は隠せない。またこのザマか……。

最近、我が国には、せっかくドリアンと名がついているにもかかわらず、まったくクサくもまずくもない腰抜けドリアン菓子が多すぎるのではないか。いったいいつから日本は、クサいものをクサい、マズいものをマズい、ドリアンをドリアンだといえないような情けない国になってしまったんだろうか。
しかも、わざわざマイルド化され、牙を抜かれたドリアン菓子が、まったくクサくないのかというと、べつにそういうわけでもなく、じつは食べ終わったあとに、どことなくふわんとクサいのも気に入らない。なんちゅうか、ごく微妙にクサい。ごくハンパにクサい。ごく姑息的にクサい。ごく軽ぅぅ~~くクサいのだ。

どうせドリアン菓子を作るなら、ガツンとクサい本物のドリアン味を再現してほしい。真のドリアン、純粋なドリアン、正しきドリアン、秋霜烈日なるドリアンを作ってほしい。でないと、まだ本物のドリアンを一度も食ったことのない僕には、ほんとうのドリアンの味がどんなものか、さっぱりわからないではないか!

ああ、憧れのドリアン、母なるドリアンよ。本当のドリアン菓子は、いったいどこにあるの? 母さん、僕、本物のドリアンの味とニオイを知りたいよ!
心のドリアン菓子を探し求める少年の旅は、野を越え山を越え海を越え、はるかアンデスの果てまで三千里の長きにわたってえんえんと続くのであった……。(←注・いいからさっさと本物のドリアンを食えマルコ! とかの冷酷な発言は禁止)

森永製菓製、12粒入り、値段は忘れた。

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2009.12.06

みしまバナナサイダー

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昭和中期に出版された児童詩集に、バナナをうたった子供の詩が入っていた。
ああ、バナナを食べてみたい。いつかバナナを食べてみたい。食べたらきっと南国の味がする……なんつって、バナナへのやるせない憧憬と過剰な思い入れを情熱的につづりまくった詩だ。つまり昭和中期までの子供にとって、バナナはそれほど異国情緒あふれる高級フルーツだったのである。

青森で愛飲されている伝統ドリンク、みしまサイダーのバリエーションとして作られたバナナサイダーは、昭和30年代、まさにバナナが憧れの高級フルーツだった頃に生まれた。やがてやってくる平成の世では、バナナなんぞ、ゴミ同然の5本100円で叩き売られるようになるってことは、当時の誰にも予測できなかっただろう。

09120602最近ではすっかり珍しくなった王冠付きのビンにライトグリーン系のサイダーが詰まっている。見た目の毒々しさのわりに、飲めば意外とスッキリ爽やかな喉越しだが、香料がやたらに強く、プンプンと激しくにおう。それはリアルバナナのにおいではなく、昔懐かしい子供用消しゴムのにおいそのものだ。

当然といえば当然だが、みしまバナナサイダーには、本物のバナナはひとかけらも入っていない。香料と着色料と酸味料だけで作られたインチキ合成飲料だから、同じ原理で作られたインチキ消しゴムとまったく同じ味がするのもうなずける。

日本人が、こぞってインチキな高度成長の夢をみていたインチキな昭和を懐かしむインチキきわまる味。バブル崩壊とともにシュワッとむなしく消え去った昭和の夢の後味を楽しむのに最適なインチキドリンクだ。

知人がどこかから買ってきてくれた。青森県の八戸製氷冷蔵製。230ml入り、もらい物だから価格は不明だ。

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