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August 2009

2009.08.09

マンモスの肉

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昔のマンガによく出てくる「原始人が食べていた肉」を模したスナックだ。知人が見つけて買ってきてくれた。正式名称は「原始体験スナック マンモスの肉!?」となっている。

パッケージには大々的に骨付き巨大肉のイラストを掲げているが、中身はわりかしショボくて、ペラペラ&カリカリのスナック菓子だ。
メーカーはこれを「ウェルダンに焼き上げた」と強弁しているが、こんなミイラみたいな肉をウェルダンだといって客に出したレストランは、その晩、店に火をつけられ、店舗全体をこんがりウェルダンにされても文句はいえまい。

ところでこの菓子は「焼肉のタレ味」を標榜している。だが、もし原始人がマンモスの肉に焼肉のタレなんぞつけて食っていたら、なんだか人類の歴史が台無しになった気分ではないか!
まったく納得しがたい、人類冒涜系のコンセプトである。しかしその味はなかなかよくできており、誰もが納得のリッチな肉風味を楽しめるところが驚きだ。

袋にはわざわざ「マンモスの肉は含まれていません」と、親切な断り書きもつけてある。
そりゃまあそうだろう。もしほんとうにマンモスの肉が含まれていたら、それはもはや食物ではなく貴重な博物である。近所の駄菓子屋でまとめ買いし、送料着払いでニューヨークのアメリカ自然史博物館に直送してやれば、キュレーターも泣いて喜ぶに違いない。

東ハト製、45グラム入り。もらいものなので価格は不明だ。

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2009.08.01

ハバネロチョコ貴族

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激辛ハバネロ唐辛子大ブレイクの端緒ともなったミラクルメガヒットスナック「暴君ハバネロ」は、その後も「幼君ベビネロ」「大魔王ジョロキア」などのシリーズ作を連発して、根気よく一族のさらなる繁栄をはかってきた。しかし、ここしばらく手詰まり感を漂わせはじめている。悩める暴君、そろそろネタ切れのピンチである。

そして追い詰められた暴君は、ついに手を出してしまった。禁断の「甘いもの」に。

この「暴君ハバネロ チョコ貴族」は、ノーマル暴君ハバネロに、甘いチョコパウダーをたっぷりまぶした菓子である。
チョコなのでもちろん甘い。そしてハバネロなのでもちろん辛い。けっしてまずくはないし、慣れればなかなかイケる味でもあるが、それでもイマイチ存在意義が希薄な点が残念だ。

甘い暴君は、もはや暴君ではない。いくらムリクリ「貴族」と命名し直しても、暴君生まれの貴族など、暴君でもなければ貴族でもない。いまや暴君は、暴君の暴君たるゆえんを見失い、暴君道をふみはずした外道な暴君に成り下がろうとしているのである。

おごれる人は久しからず、たけき者もついには滅びぬ。かつて激辛菓子界に覇を唱えた暴君ハバネロ一族も、ついに落日のときをむかえたのかもしれない。
そういえば、ポテトリングに黒いチョコパウダーがまとわりついた「チョコ貴族」の外観は、ややゴミっぽく見えて、どことなく没落ホームレス貴族のおもむきがある。

いつの日かまた暴君が、暴君の真に暴君たる根本に立ち返り、ふたたび菓子市場を席巻する日がくるのだろうか。
目覚めよ暴君! ていうか、もう少しまじめにネタを考えよ暴君! 最近ちょっと安直だぞ暴君……。

東ハト製、35グラム入り、58円。

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