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June 2009

2009.06.08

たこ焼きキャラメル

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久しぶりに骨のあるキャラメルに出会った。
口に入れた瞬間、誰もが「ウッ!」と呻きをもらす。それほど強烈なギンギンのソース味だ。ツーンと鼻に抜けるこのキッツイ刺激感こそ、まごうかたなき本物だけがもつオーラである。

ようは粉末ソースをドバドバ突っ込んだキャラメルを、たこ焼き写真付きのパッケージに詰めただけのインチキっぽい菓子なのだが、絶妙な香辛料配合テクにより、ピリリとスパイスがきいて、きっちりリアルなたこ焼き風味に仕上がっている。

ほとんど手間をかけずにチャッチャと作った製品を言葉たくみに売りさばいてガッチリ稼ぎつつも、いざ商いの調子を尋ねられたとたん、「まあボチボチでんな。ここんとこ不況で、わてらもう鼻血も出まへんわ」などと空とぼけて周囲のねたみをサラリとかわし、隙あらばさらに少しでも小銭を稼ぎ足そうとするあたり、口八丁手八丁なナニワのあきんど根性を目の当たりにする思いだ。

大阪のたこ焼きは文句なくうまいが、それをリアルに再現したたこ焼きキャラメルは、なぜか文句なくマズい。
いちおう作ってはみたものの、ブツがこれでは、あきんど文化に揉まれて目が肥えているナニワの客ではチト相手が悪ぅおまんなとでも思ったのか、箱にデカデカと「大阪限定」と書いておきながら、シレッと東京に持ち込み、羊のようにおとなしい都会の消費者をターゲットに売りまくるという販売戦略も刮目に値する。

トマトランド製、18粒入り、210円。ただ単に大阪たこ焼きの味をコピーするだけにとどまらず、スパイシー&アグレッシブな大阪商人スピリットまでもみごとに表現しきったナイスキャラメルだ。

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2009.06.06

すいカリポリキャンディ

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スイカ味でカリポリした食感、だから「すいカリポリ」だ。ありていにいって小学生レベルの幼稚なネーミングだが、もともと幼稚な小学生レベルを狙った菓子だから、まあいちおうこれでバッチリなのだろう。
いわれてみればたしかにキャンディ味だが、それでもこれをキャンディだと強弁されると、やや納得しかねる、よくわからない菓子でもある。

どこからどう見ても100%スイカ感バリバリの紙箱の中には、棒キャンディ2本入りの個装パックが6袋入っている。3袋は赤で、3袋は黄色。赤はもちろんスイカ味だが、黄色はなぜかレモン味だ。なぜレモンなのかは、よくわからない。

そしてどちらの味にも黒いツブツブが混ぜ込んである。パッケージの裏面には、「たねみたいなツブツブが入っ」ていると、自慢げにその意義を訴えてあるが、スイカ味はともかく、なぜレモン味にまでスイカの種のツブツブを入れてしまったのか、よくわからない。

おしなべてスイカ菓子メーカーの開発陣というものは、なぜかこのスイカの種のツブツブ感に強いこだわりをもっており、なんとかして種っぽさを表現しようと躍起になっているものだ。しかし、そもそもリアルスイカ界においては、種はいわば「食べられないゴミ部分」。にもかかわらず、なぜそのゴミ部分をわざわざ強調・再現したがるのか、そのへんの開発者心理も、よくわからない。

味も食感もきわめて良好な上出来の菓子だが、スイカ風にする必要性はまったくなく、スイカ感も希薄。ナイス菓子なのかダメダメ菓子なのかも、よくわからない。
カバヤ製なのはよくわかるが、もらいものだから価格さえわからず、結局のところ、なんだか全体的にイマイチよくわからない謎のスイカ菓子だった。

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2009.06.04

ドライトマト

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ドライフルーツと並んでスーパーで売られていたが、トマトが果物か野菜かは議論のわかれるところだから、場合によってはドライベジタブルというべきなのかもしれない。「おいしいトマト ブドウ糖仕上げ」のコピーのとおり、干したトマトに砂糖やブドウ糖をまぶした甘い菓子だ。

干しトマトというアイディアはじつに素晴らしいし、ひょっとするとイケるのではないかという期待感も抱かせる反面、砂糖で甘味を加えているところに濃厚な不安感をもかかえた企画である。

で、食べてみると、やはり厳しい結果が待っていた。
いや、けっしてまずくはない。まずくはないが、かといってうまくもない。まずくないのは、砂糖の味がするからで、うまくないのは、ほとんどトマトの味がしないからだ。

砂糖をまぶしたことにより、トマトの微妙な味がスコ~ンと気持ちよく消し飛び、そのくせギチギチと分厚いトマトの皮の食感だけが残っている。これまでに食べたことのあるものでいえば、干したビニール袋がいちばんこれに近い味だった。

果物とも野菜ともいえないナゾの植物・トマトをドライにすると、菓子ともビニール袋ともいえないナゾの食品に仕上がった。ようするにトマトは、生でも干してもナゾの食べ物だということだろうか。

180グラム入り、298円、信州物産製。

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2009.06.02

半玉スイカ2009

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このブログの夏の風物詩、半玉スイカが今年は早くも登場した。できれば毎年欠かさず半玉食いしたいスイカだが、昨夏はなぜか僕だけが局所的に2千年に一度のウルトラ大不況に見舞われていたうえ、身辺のスイカ価格が法外に高騰していたこともあって、泣く泣くあきらめざるを得なかった。

しかし今年のスイカは安い。小玉スイカとはいえ、1個380円で買えた。このように半分に切れば190円、四半分なら95円、八半分なら47円50銭、ここぞとばかり16分割すれば23円75銭、それどころかガーンと思い切って380分割すれば、一切れわずか1円ぽっちで楽しめる激安大特価である。

そしてじつに甘い。少年時代に食っていた昭和のスイカように、匙でくりぬいた中央部分に砂糖を詰め込んで甘味を補強する必要など、もはやどこにもない。平成のスイカは糖度もバツグンだ。
だが、調子に乗って半玉まるごと一気食いすると、必ずおなかがピーピーになるのは、昭和の頃とまったく変わらない。スイカは時代を超えて、いつも水分&繊維を大量に含んでいるからだ。

おなかピーピーの緊急事態に備え、遠く明治の御世から平成の今日にいたるまで、えいえいと日本人の消化管を守り続けてきた正露丸を携え、しっかりきっちり完食をめざしたい逸品だ。

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