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March 2009

2009.03.20

災害対策ビスケット

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天災は忘れた頃にやってくる。我々は、自然災害、パンデミック、大規模テロに備え、つねに水や食料、燃料、医薬品などの備蓄を心がけなくてはならない。

これはあるスジから入手した北陸製菓製の災害対策用ビスケットだ。ブアイソな真空ビニールパックに詰められているので、いかにも非常食っぽくマズそうだが、じつはたいへんウマい。
カリッとハードな食感とほのかな甘味のバランスが絶妙で、いつまでも飽きずにたくさん食べられる。「菓子ではなく食糧」という開発コンセプトから生まれたその味は、大正時代から90年もの長きにわたりハードビスケットばかり作りまくってきた北陸製菓熟練のワザの賜物だ。

ただ保存用だからなのか、やたらパサパサしていて、水分なしで食べると喉に詰めるおそれもある。できるだけ水と一緒に摂取するのが得策だ。恐怖の大災害に遭遇しつつ奇跡的に生き延びたにもかかわらず、一片のビスケットを飲み込みそこねて無念の最期……なんてことになったら、それこそ泣くに泣けないというものだ。

5年もの長期保存がきき、しっかり腹がふくれて、たいへんウマい。これさえ備蓄しておけば、もうどんな非常事態も恐るるに足りない。いやそれどころか、災害やテロの襲来がちょっぴり楽しみになってくる、なんとも不届き千万なワクワクもののビスケットである。

1パック8枚入り、88グラム。個包装で入手したため、価格などは不明。

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2009.03.17

バーガーグミキャンディ

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バーガーでもありグミでもありキャンディでもあるようでいて、じつはバーガーでもなくグミでもなくキャンディでもない。これはインドネシア製のグミキャンだ。

さまざまなグミキャンが氾濫する現代日本の菓子マーケットにおいても、バーガーグミキャンは著しく異彩を放っている。わざわざバーガーをグミキャンにしようという発想は、これまで西欧諸国においてはもちろん、南米にも、アフリカにも、中東にも、極東にもまったくなかった。それはインドネシアだけが成しえたまったく新しい発想である。
菓子原産国としてはまだまだマイナーながら、その非常識なまでに突出した企画力とおそるべき独創性に、インドネシアの秘めたる国力と可能性がうかがえる。

09031702目がつぶれそうにギンギンとサイケデリックな色彩は、21世紀の一般日本人にはなかなか受け入れがたい代物だが、味はけっして悪くない。日本のグミキャンよりも固くてパサパサしたところなんか、うまくバーガーのバンズの食感を再現しつつ、独自の歯ごたえを作り上げていて見事である。

ただ、グミキャンとしてはあまりにも大きすぎるのが難点だ。軽く噛めば歯茎までギッチリ巻きつき、なかなか噛みちぎれず苦労する。歯の未熟な3歳以下の子供や、歯の熟しすぎた90歳以上の老人、あるいは進行度C3以上の虫歯の患者が咀嚼を試みる場合は、歯髄ごとゴッソリ持っていかれないよう、じゅうぶん注意してほしい。

酸味料、ソルビトール、光沢剤、香料、着色料をふんだんに使った贅沢な3個入り。日本ではエイムが販売している。価格は忘れた。

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2009.03.16

禅的生活のすすめ

090316角川学芸ブックス『禅的生活のすすめ』のカバーにユリカモメのイラストを使ってもらった。

医師の高田明和さんが書いた本だ。禅と仏教の理念からはじまり、瞑想・座禅・読経の実技、禅の効能にいたるまで、禅のあらましがわかりやすく書かれている。

が、いくらわかりやすいといっても、そこは禅の話だけに、なかなか掴みどころがないのも事実だ。夏目漱石が「ワケがわからない」ことを、しょっちゅう「禅坊主の寝言」などと書いていたほど、禅には茫漠としたものがある。

わかりやすく説明してもらえれば、たしかに禅の説明はよくわかるが、だからといって禅そのものがわかるわけではない。やっぱりそのへんがわかるためには、実際に石の上かなんかに2~3年座ってみるしかないのかもしれない。
やみくもに座りまくる前に、まずだいたいのことを掴んでおきたい人にお薦めの好著である。1300円。

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