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November 2008

2008.11.28

おしるこKitKat

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おしるこチョコである。
ナゾのこしあんパウダー入りウエハースを、ナゾのもち米パフと、ナゾのおしるこ香料入りチョコでコートするという複雑な技法を駆使し、入念におしるこ味に仕立ててある。いろんな材料を駆使しまくって製造に腐心しているのは、逆にいえば、味の仕上がりにそうとう不安があったためだとみてよい。

ともあれ、ここまでおしるこにこだわって必死に工夫をこらしたんだから、ふつうなら最低でもあずき味程度は実現できそうなもんだが、結果としては、残念ながらブキミなプラスチック味に仕上がってしまった。どことなく焼け焦げたビニール袋を思わせるチョコだ。製造過程において、なにか人智を超越した強烈な化学変化でもおきたのかもしれない。

だが、そんなこともあろうかと、あらかじめ本物のおしるこを用意して試食に臨んだので、まずまずおいしく食べることができた。リアルなおしるこにどっぷりと浸し、元の味がわからないようにして食べれば、たとえビンビンにビニールくさいおしるこKitKatといえども、それなりのおしるこ風味が楽しめる。
これこそ賢い消費者の生活防衛術であり、KitKatチャレンジャーに欠かせない危機管理の心得というものである。

ネスレコンフェクショナリー製、1枚20.5グラム2枚入り。スーパーで128円で買ってきた。

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2008.11.15

アウトライダー Vol.33&チョロ虫

08111401バイクツーリング誌、『アウトライダー』(学習研究社刊・980円)33号が発売された。

慈悲深い編集者たちが、毎回タカハシのために読者ページの隅っこなどに小さな空きスペースを作り、イラストを描かせてくれる福祉雑誌だが、今回はそれ以外に、カラーページにも登場させてもらった。
といっても、カラーのイラストを描いたわけではない。"野宿ライダー"寺崎勉氏と"イタチョー"太田 潤カメラマンによる名物連載『ナチュラルツーリング』に、イラストレーター 勝間田しげる氏とともに参加して、記事にしてもらったのだ。

08111402「旧車懐古の後悔旅」と題したこの記事は、斯界で「寺崎節」と呼ばれる寺崎 勉氏の名調子により、バイクで秩父の山を駆けめぐる愉悦のひとときを描き出しつつ、高橋のカッコ悪さ、貧乏くささ、バイクのボロさなどを余すところなく活写した名文である。

気に入らない上司にねちねちイヤミをいわれたり、口座の残高不足でクレジットカードを停められたり、満員電車で痴漢と間違われたり、近所のノラ犬に小便をかけられたりして激しくムシャクシャしている人は、ぜひ読んでみよう。この世には自分よりもっとみじめな高橋というライダーがいることを知り、気分爽快になれることウケアイだ。

ところで、こうしたロケの間は、水や食糧やガソリンといった、旅に必要なものは、すべて編集部が経費でどーんと買い与えてくれることになっている。ここだけの話だが、ぜんぜん旅に必要ないものでも、必要なものに混ぜて買えばバレないから、いわばなんでも好きなものを買い放題だ。

08111404これは、あり余る取材経費を高橋が不正に使い込んで買った「ぱくぱくプラモデル菓子セットA」。(←論理的にやや混乱の感じられる哀しい名だ)
WW2ドイツSMG機関銃模型やポケモン・ウオーターゲーム、お菓子付き獣拳戦隊ゲキレンジャー・バトルヨーヨーなどが詰め合わせられた食玩セットだが、なかでもクワガタムシ型ミニカー、チョロ虫(チョロチュー)は素晴らしい。
業界トップブランドのタカラトミー製だけに、きわめて品質が高く、スマトラ島に住む甲虫・マンディブラリスフタマタクワガタを忠実に再現した精悍なスタイリングと、強力なダウン・フォースを生み出す可変型リアウイングによる空力特性、高性能プルバックモーターによる驚異の動力性能で、アグレッシブ&パワフルな走りを楽しめる。しかも、尻に10円玉をくっつければ、トリッキーなウイリー走行までもが楽しめるスグレモノだ。

この素晴らしい食玩セットは、北関百瀬社が「男の子用」として大特価198円で販売している。購入するにいたった経緯は、『アウトライダー』誌に詳しい。また、高橋のもうひとつのブログ、「メカブログ」にも関連記事があるので、読んでみるといいだろう。

【メカブログ】はここをクリック!

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2008.11.12

キノット

081112イタリア・アボンディオ社製の炭酸飲料、キノット。
個展のお客さん、Aさんからのいただきものだ。

なんちゅうか、いかにもラテン系っぽいイタリアン・セクシーな女性が描かれたあやしげなボトルである。オサレなんだか、フザけてるんだか、いかがわしいんだか、平均的ジャパニーズの感覚ではイマイチ判別しづらいデザインだ。

思い切って一口ふくむと、いきなり漢方薬のコーラ割りの味がした。

お゛え゛え゛え゛え゛〜っ!

これはキツい! やたらに甘いのに、なぜだか苦いのもキモチわるい。

一瞬、そのまま吐こうと思ったが、せっかくのもらい物だからと、それだけはガマンして飲み込み、さらにチビチビと飲み続けていると、次第に味に慣れてきて、全部飲みきる頃には、「これはこれでなかなかうまいのではないか?」と感じるまでに成長できた。オトナの味というのは、概してそういうものである。

調べてみるとキノットは、イタリアでは長い歴史を誇る炭酸飲料の代表格だという。そうと知ると、あやしげなオトナ向きのラベルも、オトナ向きの味をあえて表現しようとしたナイスなイタリアン・デザインに見えてくるからいいかげんなものだ。

250ml入り、アルカンが輸入販売している。厚かましくもオレンジ味を標榜しているが、実際にはまったくそんな味はしない。価格は不明だ。

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2008.11.10

高級民族美術チョコ

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こんなブログを書いているもんだから、僕のことをヘンな菓子が好きなやつだと思っている人も多い。だから個展会場には、たいていいつも誰かがヘンな菓子を持ってきてくれる。これも、たまたま個展で知り合った翻訳家のMさんが持ってきてくれたものだ。

箱はやたら上品だが、中にはなんだかよくわからない世界各地の民族美術っぽいお面のチョコが並んでいる。アホな冗談菓子だな、と思ってギャラリースタッフに見せたところ、「おお、これはピエール・エルメの作ではないですか!」と驚嘆している。
聞けば、青山あたりでは、女の子がこぞってキャアキャア騒ぐ高名&高級な菓子職人の名なんだそうだ。チロルとかキットカットとかカバヤとかのブランド名にはけっこう詳しいほうだと自負しているが、ピエール・エルメはぜんぜん知らなかった。

食べてみると、たしかにひじょうにうまい。とても冗談で作ったとは思えない味である。きっと、もともと冗談で作るつもりはまったくなかったのだろう。でも外見的には、どーしても冗談で作った菓子にしかみえない。

菓子の説明に添えられたピエール・エルメ氏の紹介文は、じつに華々しく立派な経歴に彩られている。とても冗談などやるとは思えない男である。だが、彼の顔写真はボルネオのお面にそっくりだ。外見的には、悪い冗談のひとつもやりそうな男にみえなくもない。

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2008.11.02

個展『夜景ヶ丘』 閉幕

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東京・青山 スペースユイでの個展『夜景ヶ丘』が無事閉幕した。

08110303会期中は、幸いずっとあたたかい秋晴れにめぐまれた。古い知人や新しいお客さんとお茶を飲み、あれこれ話をして、のんびり楽しく過ごせた一週間だった。

それにしても、あいかわらずバカのひとつ覚えで、ひたすら色鉛筆を塗りたくり続けただけの、なんの芸もない絵のために、こうして貴重な時間を割き、遠方からわざわざ足を運んでくださった方々には感謝の言葉もない。
今回も、ご来場いただいた皆さん、遠くから応援してくださった皆さん、ギャラリースタッフなど、多くの方々に支えてもらい、無事に会期を終えることができた。
08110302心を尽くして応援してくれた人たちのためにも、せめてこれから一生けんめい精進して、ほんの少しでもいい作品が描けるようになりたいものだ。

皆さん、どうもありがとうございました。
そして、引き続きよろしくお願いします!
08110301

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