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September 2008

2008.09.21

薬物ソフトキャンデー

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小さな紙袋に「ベツジンコーワ99」「ビヲフェロモン」「ボヤキナオールY」と商品名が大書されている。
なんだ、ダジャレかよ、などと鼻で笑ってはいけない。ダジャレ以外の何ものでもないのだから。

「ベツジンコーワ99」には、「自分の性格がイヤになった時」と効能書きっぽいものが添えてある。別人になれるからベツジンコーワなのだ。
「ビヲフェロモン」には、「美をフェロモンであらわしたい人に」と効能書きっぽいものが添えてある。美をフェロモンであらわすからビヲフェロモンなのだ。
「ボヤキナオールY」には、「ボヤキだしたらとまらない人に」と効能書きっぽいものが添えてある。ボヤキがなおるからボヤキナオールなのだ。

悲しく、そして哀しい。

生活に疲れた課長補佐・大山田健太郎さん(←仮名・オホーツク養殖水産大学中退)48歳(←推定)が、東池袋の居酒屋で新人の村田大河くん(←仮名・アニメ専門学校中退)20歳(←推定)相手に、社の給与体系と上司の管理能力に関して執拗にクダを巻いているとき、ふと思いついたユーモア満載の企画である。(←推定つったら推定推定推定!)

ミックスフルーツ味、ピーチ味、ウメ味のソフトキャンデーは、フルーツの味よりはるかに濃厚なオヤジの悲哀の味に満ちている。けっしてまずくはないものの、ほっぺが落ちるほどはうまくもなく、味もやっぱりダジャレレベル。ダジャレ商品名にダジャレ味の組み合わせだから、ある意味では完成度が高いといえるだろう。

それぞれ4グラム入り、32円。オリオン製。

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2008.09.15

ほうじ茶 KitKat

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「香り良し」と書かれた期間限定品。ほうじ茶味のクリームを挟んだウエハースを、ほうじ茶風味のチョコレートでコートしたほうじ茶菓子だ。笑って丸呑みすべきか、まじめにじっくり味わうべきか、飛距離的にやや微妙な企画である。

食ってみたら、ふつうにうまい。マイルドな香りと風味が感じられて、たしかになかなかいい味だ。ただ、ほうじ茶味かどうかは不鮮明。パッケージを見ずに食ったら、カフェオレ味だと思う人が大半ではないか。
いったい何味なんだかよくわからないという欠点をカバーするためにも、リアルほうじ茶と組み合わせて食べるといいだろう。理論的には、ほうじ茶KitKat1個に対して、リアルほうじ茶10杯の割合で一気に流し込むようにすれば、ほうじ茶味をより強く感じられるはずだ。

14枚入り、ネスレコンフェクショナリー製、正確な価格は忘れたが、だいたい400円弱くらいだった。

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2008.09.07

でんしゃチョコ

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正式名は「つないであそぼうでんしゃチョコ」。その名のとおり、連結器によっていくつもつないで遊べる超特急ひかり号っぽい電車だ。
ピンクとグリーンを買ってきて、2つつないで遊んでみた。素晴らしい。今の僕はともかく、40年前の僕だったら、きっと涙を流して喜んだことだろう。

なんだ、子供だましのオモチャ付き菓子じゃないか、などとバカにしてはいけない。製造元のチーリンは、業界屈指のギミック菓子メーカーとして知られている。彼らはただ漫然と電車型の菓子を作ったわけではない。この菓子の真の仕掛けは、開けてみないとわからないのだ。

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チョコを封入した透明円筒部分をはずせば、ざらざらと極小粒チョコが出てくる。その瞬間、ユーザーは、チョコの量にアッと驚くことだろう。見た目のチョコ満タン感に較べると、実際の量は信じられないほど少ない。
その秘密は、内部にひっそり組み込まれた小さな白い部品にある。この押しピン型のパーツは、車両先頭部分の内蓋となって、外部から見えないエリアへの無駄なチョコの流入を防ぎ、チョコ使用量を(推定)50%にまで抑える省資源システムの心臓部だ。
このメカニズムのおかげで、電車に入れるチョコの量はわずか5.5グラムで済ませられる。そして、ここまで内容量を抑えるからこそ、1個37円という超低価格販売も実現できているのだ。

夢見がちな昭和の少年が喜ぶ菓子には、たくましい昭和の大人の商魂がリアルに仕込まれている。まさにトップメーカー、チーリンならではのおそるべきギミックであろう。

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2008.09.02

ねずみ男キャラメル

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毎年、京都のクリスマス展でお世話になっているギャラリー風蝶庵のオーナー、Aさんから手紙が届いた。封を切ると、薄桃色のラッピングを施した、はんなりと可愛い小箱があらわれた。いかにも京女らしい、じつにこまやかな心遣いである。包みをほどくと、このキャラメルが出てきた。まるっきり京女らしくない、じつにフザけた菓子である。

090202_2「ねずみ男のおさつキャラメル」には『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するねずみ男の絵がついている。Aさんが出雲で見つけたそうだ。作者の水木しげるさんの出身地・境港市に近いため、出雲みやげに選定されたのかもしれない。
彼女は手紙に「パッケージにひかれて買ったけど、味はふつうかも」と予測を書き送ってきたが、たしかにそのとおりで、キンキン甘くてほとんどサツマイモの味がしない、ごくふつうのキャラメルだった。ようするに味は二の次で、パッケージ命の製品なのだろう。

しかし、そのかんじんのパッケージが粗すぎる。こういっちゃなんだが、イラストの線がヨレヨレだ。おまけに印刷データの作り方もまちがっている。制作担当者が極度の寝不足だったことが推測される仕上がりだ。
鬼太郎キャラクターの好調で多忙をきわめる水木プロの事情もわからないではないが、このままハードワークが続けば、やがて社員がバタバタ過労死しては化けて出て、やたらニューキャラクターが増えて収拾がつかなくなる危険もある。従業員にきちんと休暇を与えるとともに、墓場で運動会を開催するなど、社内レクレーションを充実させて、もっと福利厚生に力をそそいでほしいものである。

きさらぎHK製、18粒入り、価格は不明。

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