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July 2007

2007.07.26

激辛マニア 赤とうがらし味

070726辛いものを食ったからといって、やたらに激辛激辛と書き立てるだけのライターは能がない。辛さにもいろいろな種類があるからだ。
たとえば「鈍器で後頭部をカチ割られるような辛さ」とか「鋭利な刃物で心臓を一突きされるような辛さ」とか「爪の下にドライバーをねじ込んでグリグリされるような辛さ」などの表現が適切だろう。一見わかりやすい表現にみえて、そのじつほとんど誰も経験したことのないたとえなので、実際には誰にも真の辛さがわからないところがミソである。

さて、この「激辛マニア 赤とうがらし味」は、いわば鈍器で後頭部をカチ割られるような辛さをもっている。とにもかくにもズシンと衝撃的に辛い。
070726b辛いことは申し分なく辛いんだが、それがさほどうまさに反映していないのだけが残念だ。辛さのあまり、すべての旨みが完全に吹っ飛んでしまっている。いや、じつはもともとあまり旨みがないだけなのかもしれないが、それすら判定出来ないほど素晴らしく辛い。
しかし、涙をこらえてしばらくむしゃむしゃやっているうち、じんわり旨みらしきものが感じられるようになってこないでもないから、何よりも忍耐が肝要だ。

ふつうに作ってみたらイマイチだったので、とりあえず唐辛子とか死ぬほどガバガバ放り込んでみましたけど、どう? みたいな、やや目つきのおかしいイカれたスピリットが感じられるラディカル系激辛菓子だ。
ジャパンフリトレー製、70グラム入り、104円。近所の99円ショップで買った。

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2007.07.25

六本木ヒルズ

070725
知人のイラストレーターSさんと六本木ヒルズに出かけた。
あまねく知られているように、六本木ヒルズには三種類の人間しかいない。すなわち「IT企業の社長」と「おのぼりさん」と「エレベーターの案内係」の三種類だ。このうちもっとも数が多いのが、エレベーターの案内係であることはいうまでもない。

六本木ヒルズには、いかにも猛烈にカッチョよすぎるあまり、趣味の良さよりも、むしろスノビズムばかりがぷんぷんと鼻につく小生意気な企画が満載だ。

今は期間限定で熱帯魚の展示なんかやっている。写真を見ればわかると思うが、最新のバイオテクノロジーを駆使して色とりどりの熱帯魚を数メートルにまで巨大化させ、大量のヘリウムガスを詰め込んで、展望台上空に浮かべて放し飼いにしている。刈りたての麦ワラをズボンの裾にくっつけて東京見物にやってきた田舎の観光客どもを空から威嚇する作戦であろう。
興味のある人は見にいってみるといい。前評判と実物とのあまりの違いに愕然とするに違いない。

070725bSさんとは、展望台のカフェでスムージーを飲みながら話した。話題はスムージーがやみくもに薄くてマックシェイクにも劣るということから、六本木ヒルズの威圧特性と絶大な経済効果にまでおよび、たいへん有益な時間となった。

日が落ちると、夕陽に染まるガラスの向こう側に、のっと東京タワーが浮かび上がった。比類なく高名だが、古めかしく色あせた塔だ。東京タワーには行ったことがないので、死ぬまでに一度くらい行ってみてもいい。もちろん行かなくても全然いいわけだが。

※注 ちなみにこれは言い訳ではなくたんなる一般論なのだが、多くのインターネットの記事には、悪意と偏見と勘違いにより、往々にして若干の不正確さがともなうものだ。とくに熱帯魚に関しては、嘘ばかり書いてあるケースがよくあるので注意してほしい。

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