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July 2006

2006.07.31

飲む寒天

060731つい最近「寒天ダイエット」というものが流行った。寒天はノンカロリーだが、食えばそれなりに満腹感が得られるから、寒天を食っていれば、ひもじい思いをせずに痩せられるという理屈なんだろう。そのダイエットの流行に便乗してか、新たな寒天食品も数多く登場した。
これは難消化性デキストリン、エリスリトール、アガロオリゴ糖、スクラロースなど、謎の物質を大量に含んだ清涼飲料「飲む寒天」。缶には「食物繊維6000mg」「カロリーオフ」などと、いかにも健康ぽい文字もずらずら並んでいる。
060731b寒天というからには、ドロンドロンのブキミ系粘液ドリンクじゃなかろうかと、缶からカップに移して粘稠度をチェックしてみたが、案外サラサラしており、誰にでも飲みやすそうでまったくおもしろみがない。しかし食感はよくても味はえぐいのではないかと期待して、わざわざ直射日光ビンビンの日なたに2時間も放置して生ぬるくしてから飲んでみたが、それでも案外いけてしまった。これでは、きっちり冷やすとけっこうおいしい危険性さえある。まったくガッカリである。
タカラバイオ製、160グラム入り、1缶あたり21キロカロリー、128円。1年ほど前に買った賞味期限切れのドリンクだから、現在販売されているかどうかはよくわからない。

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2006.07.30

ハバネロビッグカツ

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駄菓子界で古くから手堅い人気を誇る子供向けカツ菓子のカテゴリーにも、ついにハバネロが進出を果たした。漆黒のバックにめらめらと燃えさかる紅蓮の炎をあしらい、「超×2辛!」(「ちょー・ちょー・から」と読む)のコピーで激辛風味をアピールする外袋を開けると、平凡なカツが一枚ぺろんと出てくる。
噛めばたしかに辛い。たしかに辛いのだが、残念ながらいまひとつインパクトに欠けるのも事実だ。「子供向けの駄菓子」という枠組みにとらわれ、「超×2辛」などと称して調味に手心をくわえたのがいけなかったのかもしれない。どうせハバネロカツを作るなら「超×10辛」(「ちょー・ちょー(中略6回分)ちょー・ちょー・から」と読む)くらいの思い切った量のハバネロを入れ、生意気なガキを片っ端から泣かせてやるくらいの気合いをもって製造に臨んでほしかった。
すぐる製、37円。近所のコンビニで売っていた。


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2006.07.29

蝶のモビール

060729京都・御幸町のギャラリー風蝶庵でのグループ展『風展』が始まった。これはギャラリーのエントランスに吊してある蝶のモビールだ。夏風がそよぐとフラフラ動く。
顔合わせに行ったとき、展示テーマの「風」に合わせて何かそれっぽい飾りでも適当に作ってこいと命じられたので、持っていった。といっても、僕にそんなに凝ったものが作れるはずはない。青い透明アクリル板を蝶の形に切り抜き、テグスで針金に吊しただけの簡単なものだ。いかにも不細工な出来映えだが、そこが子供の夏休みの工作っぽくて、ある意味では季節感が感じられなくもない。
僕は壁面にミニチュアシリーズを4点展示した。その右隣には元アシス西村圭子のカットワーク作品が4点並んでいる。僕と西村の作品のちょうど真ん中に立ち、きっちり左目をつぶって鑑賞すれば、全8点のうちレベルの高い4点だけをすばやく味わうことができるので、ぜひ一度試してみてほしい。
この展覧会は8月6日まで。入場・観覧はもちろん無料。
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2006.07.19

別冊ぐりこえほん

060719近頃みやげ物屋やコンビニなどで、こういった巨大菓子をよく見かける。この「別冊ぐりこえほん」は、今夏限定で発売された巨大菓子のひとつだ。ただふつうの巨大菓子とは違い、菓子はそれほどたくさん入っていない。たくさん入っているのはおまけのほうだから、むしろ巨大食玩と呼んだほうがいいかもしれない。
僕は以前からグリコのおまけが好きで、『グリコのおまけ』(筑摩書房刊)という本まで愛蔵している。1921年(大正10年)のグリコ創製にはじまるグリコ史が一望でき、激動する時代に翻弄されつつ、けなげに変遷していったおまけたちの有り様がよくわかる好著である。
060719bさてグリコ誕生から85年を経た2006年の今夏、ついに巨大グリコにフルカラーミニ絵本8冊セットの超豪華版おまけが付く日がやってきた。じつに素晴らしい。だが僕にとって何よりも素晴らしいのは、おまけ絵本のうち1冊は僕が描いたものだという点である。(これ→)
諸賢がグリコを食べ終わり、他の7冊の絵本をすっかり読み終わって、他には何もすることがなくなってしまったら、ついでに一度くらい読んでみるのもいいだろう。
グリコ7つぶ入り、ぐりこえほん8冊入り、840円。近所のコンビニで売っていた。

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2006.07.18

走る消ゴム!

060718青と黄色のツートンボディがドイツの国民車を髣髴とさせる消しゴム。だが、たんにクルマの形をしているだけのデクノボーではない。内蔵プルバック・モーターにより、卓上を自在に激走するモータリング消しゴムだ。
ボディにあたる消しゴム部と、動力が搭載されたシャーシー部は組み立て・分解できる。そればかりか消しゴム部はさらに4つのパーツに分割することができる。あらかじめ4つに分解しておけば、万一試験中にひとつかふたつ消しゴムを落としても、机上に残った他の消しゴムを使ってそのまま受験を続けることができるスグレモノだ。でも、そのとき同じくポツンと机上に残っているシャーシーが何の役に立つのかは、あまり訊かないでほしい。
060718bプルバックモーターを一杯まで引けば、驚異のダッシュ力が得られる。ただ直進安定性に独特のクセがあり、走行中に突然進路が変わることがある。最悪の場合、紛失に至るケースもあり、ドライビングには高度なテクニックが必要だ。マイルドなボディデザインからは想像もつかないほどアグレッシブ&スポーティーなその動力性能は、まさに羊の皮をかぶった狼。いや、ただしくは、消しゴムの皮をかぶったオモチャそのものである。
いっぽう消しゴムとしての性能はあまり誉められたものではない。コンパウンドがきわめて硬く、全開で攻め込むとグリップ感がやや頼りない。イラストレーターが作品制作に使うのは難しいので、小学生の学習用などに使うとよいだろう。しかしその場合でも、まずは事前に校則をよく確認し、没収・親子面談・退学処分・少年鑑別所送致などの思わぬ懲罰を受けないよう、よく気をつけてほしい。
知り合いの編集者が打ち合わせのときみやげに持ってきてくれた。サンスター文具製、メイドイン・チャイナ。
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2006.07.16

赤辛茶漬け

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ワザの精髄を会得した真の武道の達人は、ひとたび太刀を交えれば、容赦なくえぐい殺人術を繰り出してくるにも関わらず、ふだんはほとんど殺気を感じさせない柔和な人物が多いという。
このインスタント茶漬け「赤辛茶漬け」は、海苔&ゴマの分野では押しも押されもせぬビッグメーカー、浜乙女の製品だ。伝統と風格を漂わせたシックなパッケージからは、さしたる凶暴性は感じられない。だがいったん封を切り、中身を白飯の上に開けると状況は一変する。
060716b赤い。獰猛なまでに赤い。そして殺人的に辛い。ちょっとすすったとたん涙が出るほどだ。が、そのぶんさっぱりしていて、滑らかな旨みもある。夏場にぴったりの素晴らしい茶漬けだ。安直にハバネロに手を出さず、伝統的な唐辛子に踏みとどまりつつ徹底して辛さを追求したのも、達人ならではの見識であろう。さすがは浜乙女、まさに円熟のワザの妙味である。
カートレースのチームメート"途中峠のドリフト家具商人"ことTomさんがくれた。4.6グラム×3袋入り、貰い物だから価格は不明だ。

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2006.07.05

ハバネロ飴

060705「世界一辛い唐辛子」を謳い文句に少しずつ製品ラインナップが充実し、我が国のハバネロ環境もこのところ徐々に整備が進んできているようだ。このたび待望のハバネロ飴も登場した。
口に入れると、かなり辛くてつんつんくる。鼻に抜ける辛みと甘さが微妙に入り交じって、けっこうキビしい。口の中もぴりぴり痛い。だが一方でふしぎな清涼感も感じられた。体験してみても損のない味である。
しかし気になるのは、袋に貼ってある「激辛ハバネロ1倍」のシールだ。ひょっとして2倍とか3倍とか10倍とか40倍とかの、さらに過激なラインナップも用意されていたのだろうか。それを知らずにいちばん軟弱な飴を買ってしまったのなら、残念というほかはない。心配になって、さっそくメーカーに電話をかけて確認すると「現在ハバネロ飴には激辛1倍のラインナップしかない」という回答だった。まずは一安心だ。ついでに「今後さらに辛い飴を出す計画があるか」と尋ねてみると、「今のところ未定」とのことだった。激辛1倍も悪くはないが、コアユーザーなら激辛10倍くらいまで体験してみたいと思うのは、むしろ当然のことだろう。ぜひ出してほしい。もっとも、そんな辛い飴がバカスカ売れるかどうかについてまでは責任持てないが。
篠ファーム製、15粒入り、250円。道の駅 瑞穂の里・さらびきで売っていた。ドライブ中の目覚ましにも好適だ。

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2006.07.03

ミニボトルコーラ

060703容量190mlのフニャフニャしたポリエチレン容器に、どことなくコーラっぽい液体が入っている。ラベルには、巨大な「コーラ」という字のすぐ横に、見えないくらい小さい(味)という字が添えてある。きっぱり「コーラ」とは言い切れない、何かの事情があるのかもしれない。
「チュ〜っとスッキリ!」というコピーに誘われて、蓋を開けて一気にいこうとしたが、そうはいかなかった。意外にも、けっこうどろんどろんに粘稠で、かつ生温かい物質だ。そう簡単に口から胃まで入ってはこない。そのくせ、なぜかごく簡単に胃から口まで逆流しようとするのだから驚く。よく見ると、パッケージのすみに、これまた小さな字で「ゼリー入り」と断り書きがあった。
060703bミニボトルコーラは、コーラの爽快感にゼリーのゲルゲル&ゾルゾル感がみごとにマッチし、マニア好みのハードコアな味に仕上がっていた。ただし最上級者向けの一品なので、初心者の場合はいきなりミニボトルコーラに挑むのではなく、まずコカ・コーラなどのメジャー系コーラで念入りに練習を積んでからチャレンジするべきだろう。
日幸製菓製、63円。近所のスーパーだかコンビニだかで売っていた。

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2006.07.02

茅輪くぐり

このところずっと菓子の記事ばかり書いてたもんだから、ついこのブログの本来の目的を忘れていた。そういえば、もっと毎日のこととかも書くつもりなんだった。

060702茅輪(ちのわ)くぐりは「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」と呼ばれる神道の儀式に関連しておこなわれる。草っ葉で作った大きな輪をくぐり、正月からの半年間の穢れを清めるんだそうだ。先月末に上賀茂神社に行ったら、たまたまやっていたのでちょっとくぐってみることにした。

ほんとうは「水無月の 夏越の祓へするひとは 千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶといふなり」とかなんとか唱えながらくぐる作法になってるらしいが、セリフが難しくて覚え切れなかったので、何も唱えずにくぐってきた。もしかすると、これではちゃんと浄化作用が得られないかもしれない。
060702b上賀茂神社では、夏越神事のひとつとして「人形(ひとがた)流し」もおこなう。信者が納めた紙製の人形には、罪や穢れがぎっちり詰まっているらしく、神官たちが燃えさかる火の前で何か唱えながら、その人形をびりびり八つ裂きにしたり、川に流したりする。
ハイテク国家・日本で現在も行われているとは思えない強烈に呪術的な行事である。外国人観光客は、異様な雰囲気に呑まれてじっと見入っていたが、それも無理はない。日本人が見ても、じゅうぶん異様な光景だ。
ミニチュアの茅輪も500円で買える。帰宅後も引き続きお祓い効果を期待したい人は、買って帰るといいのではなかろうか。

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