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January 2006

2006.01.31

えびグラタン宇宙食

060131これはグラタンである。そしてエビが入っている。ゆえにこれはエビグラタンである。このように大前提と小前提から結論を導く論理を三段論法という。しかし、このたんじゅんな論法は、ときとして誤った結論を導くことがある。それはエビグラタンが宇宙食化されているなどという、非常識なオプションが付いた場合である。
これはグラタンである。そしてエビが入っている。しかしあいにく宇宙食化されている。ゆえにこれはエビグラタンではない。ただしい結論はこうでなくてはいけない。
食えばたしかにうまい。ちょっとびっくりするくらい美味だ。しかし、パリパリに乾燥したグラタンは本質的にグラタンではない。うまいまずいの問題ではなく、グラタンの本質をはき違えているのだ。そもそもグラタンとは何なのか、グラタンとはどうあるべきか、グラタンについてじっくり考えてみたい人にはお薦めの一品だが、考えてみたい人はあまりいないことだろう。
ビー・シー・シー製、2カップ入り、価格不明。

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2006.01.29

アウトライダー16

060129「日本の道ベスト50選」が掲載されている。岩手と秋田にまたがる八幡平アスピーテライン、山形から宮城にかけての蔵王エコーライン、福島の磐梯吾妻スカイライン、静岡の箱根・芦ノ湖スカイライン、長野のビーナスライン、石川のなぎさドライブウェイ、福井の三方五湖レインボーライン、三重のパールロード、熊本の阿蘇登山道路、鹿児島の桜島展望道路など、僕にとっても思い出深い道がたくさん紹介されていて嬉しい。原チャリに毛の生えたようなバイクしか持っていないうえに、時間のゆとりのない今となっては遠出は難しいが、いつかまたこんな道をあちこち走ってみたい。当分は写真を見てがまんするしかなさそうだが。
学習研究社刊、980円。高橋のイラスト付き。

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2006.01.25

餃子ようかん

060125経験値の低いアマチュアならいざしらず、プロにとっては、餃子ようかんを食べるくらいたいしたことではない。パッと封を切ると、二切れくらい軽く食ってしまう。たしかになんとなく生臭いし、シャクシャクしたネギの歯触りもブキミだが、吐くほどまずくはないから困ったりはしない。しかし一方でプロというものは、みずからの限界もよくわきまえていなくてはならない。安全確保のため、三切れ目はやめておいた。
ちょうどアシスタントの古山が来たので、よい機会だからと惜しまず残りをすべて与えた。最初は遠慮していた彼女も、強く勧めると、最終的には悲しそうな顔をして持ち帰った。これもゆくゆくプロとして独り立ちするための教育プログラムの一環である。海より深い師の恩に報いるためにも、最後の一切れまでしっかり味わい、ネギのひとかけらさえ残さず確実に舐めとってもらいたいものだ。彼女が腹をこわさないことを祈りたい。
プラビル製、150グラム、399円。

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2006.01.18

タコヤキ宇宙食

060118なぜわざわざこんなものを宇宙くんだりまで持ってゆくのかといぶかる人があるかもしれない。だが、通天閣から半径50キロメートル圏内に居住している人の約98%は、3日に一度タコヤキを摂取しなければ生きてゆけない体質だ。国際都市大阪が宇宙開発に参加するにあたり、タコヤキの宇宙食化は必須の課題だったのである。
いかにも宇宙食チックな銀のパッケージを開けるとタコヤキが4つ入っている。見た目はリアルだが、カピカピに乾いているのできわめて軽い。かじるとしっかりタコが入っているが、やはりカピカピに乾ききっている。まるでタコのミイラだ。
060118bたしかにまずくはないが、コテコテの大阪人にはちょっと食い足りない。これでは通天閣から半径10キロメートル圏内では絶対に通用しないし、半径1キロメートル圏内では暴動さえ招きかねない。
ピー・シー・シー製。20グラム入り。元アシスタント西村圭子が旅先から持ち帰ったみやげだ。彼女はこれを通天閣からの距離およそ800キロメートル地点で購入したという。それならまあ納得の味だともいえる。

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2006.01.14

インドカレーようかん

060114臭みの強い獣肉、魚類などの調理にはカレーが役立つ。強靱なカレーの香りは、どんなにクセの強い食材にも負けることがなく、臭みの奥に隠された旨味を引き出せる場合があるからだ。しかし、調味料の王、カレーといえども万能ではない。例外的に甘いものとの取り合わせだけは鬼門とされている。そのタブーに挑んだのが、このインドカレーようかんだ。
封を切ると、チープな昭和中期風カレーのにおいが鼻をつく。味はきわめて油っぽく、じんわりと辛く、だらだらと甘い。半切れで意識が遠のき、早々とギブアップしたが、その後およそ2時間経った現在でも、まだ胸が悪い。インド人もビックリ、日本人もガッカリの恐るべき反則攻撃ようかんである。
プラビル製、150グラム、399円。

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2006.01.13

えびチリようかん

060113黒地に金竜をあしらった極道系のパッケージに「中国百万年えびの味」と書いてある。しかし百万年前といえば、前期旧石器時代にあたる。猿だか人間だかさえよくわからないような連中がうろうろしてた頃だから、いくら先進の中国文化だって、えびチリまではまだ開発できていなかっただろう。
原材料欄には「チリソース、エビ、ネギ、塩、唐辛子」と、とても正気とは思えない表記が並び、封を切ると、ようかん生地に唐辛子とネギが透けて見える。口に入れるとリアルに磯臭いエビの風味とパサパサした乾燥ネギの食感が楽しめた。うまいようかんというものは一切れで何杯でもお茶がいけるものだが、えびチリようかんの場合、むしろ一切れで何杯ものお茶が必要だ。考えようによっては、これこそ究極のお茶うけともいえる。などと、無理して誉めることもない気はするのだが。
プラビル製、150グラム、399円。

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