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June 2005

2005.06.29

たべる珈琲

050629高速をドライブしたことのある人なら、売店で一度や二度は見たことがあるだろう。これはパーキングエリアの隠れた名品「たべる珈琲」だ。おもに「眠気覚まし=安全運転」を目的としたカフェイン系菓子だが、薬事法で認められた薬ではないため、残念ながら「目が覚める」などと薬効をうたうことはできない。ふつうなら「いねむり注意!」とかなんとか、無関係を装ってそれらしいコピーをつけ、薬効を暗示するところだが、「たべる珈琲」のパッケージには、そういう仕掛けがまったくない。菓子メーカーとしての真摯で公正な態度が感じられる。薬効はともかく、味の珈琲っぽさは抜群なので、食べてもけっして損はしない。ビンズ製。値段は忘れた。

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2005.06.26

ファイアーライター

050626スウェーデン製のアウトドア用着火材。パッケージには、いわくありげな3人の男女による怪しいキャンプの有様がサイケデリックな色彩を駆使して描写されている。マッチ型の着火材を外箱にこすりつけると発火し、6分間燃え続けると書いてあったが、外箱の着火シートが摩滅しきっていて、いくらこすりつけてもぜんぜん火が着かなかったのが残念だ。
イラストレーターSさん宅のバーベキューパーティーに招かれて、点火に使った余りをもらってきた。20本入り、輸入販売はヤカ・フードル社。なにしろパッケージが素晴らしいので、それだけでじゅうぶん価値があるとはいうものの、もし欲をいうならば、ちゃんと火が着けばさらに素晴らしいと思うのだが、どうだろうか。

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2005.06.21

リモコン豚

050621単三電池を2本入れてリモコンの左のボタンを押すと、よちよち前に歩く。右のボタンを押すと鼻を動かしてピキュピキュ鳴く。じつに素晴らしい。じつに素晴らしいことは素晴らしいんだが、困ったことに何の役にも立たない。せめて後退できるとか左右に旋回できるとか、挙動にもっと華があればと悔やまれる。さらに欲をいえば、お茶を運んできてくれるとか押し売りを撃退してくれるとか請求書を書いて取引先に持っていってくれるとか、そういった実用的機能も欲しかった。「明るいライトン生活 リモコンライトン」という名で売られているようだ。貰い物なので値段はわからないが、1800円程度と推察される。イワヤ製。

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2005.06.18

おえかきクッキー

050618ペコちゃんの型押しがしてあるクッキーに専用チョコペンで線を描く。これで誰でも簡単にペコちゃん付きクッキーが作れる……という印象を抱かせる製品だが、そうは問屋が卸さない。チョコでペコちゃんを描くのは異常に難しい。職業絵描きの意地にかけても、なんとか箱の見本と同じように仕上げようと、あらゆるテクニックを駆使して3時間余にわたる死闘を繰り広げたが、ついに果たせず力尽きた。ペコちゃんはあまりにも難しいのであきらめ、下描きを無視して得意のイヌやネコを描いてみたが、それだってお世辞にも良い出来とはいえない。我が身の非才を嘆きながらクッキーをむさぼる羽目になった。050618b
せっかくなので、僕が描いたペコちゃんクッキーの写真も入れておく。本来なら、他人が作ったキャラクタをむやみに真似て発表すると著作権問題になるんだが、ここまで下手ならさすがに問題ないだろう。不二家製、クッキー50グラム&チョコ10グラム入り。

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2005.06.17

にぎにぎ寿司グミ

050617「実験菓子」と呼ばれる菓子が小学生にウケているそーだ。何かと何かを合わせると味が変わるとか色が変わるとか、化学の実験みたいな仕掛けのある駄菓子類らしい。この「にぎにぎおすしやさんグミ」もその一種といえる。シャリの形をしたモモ味のグミと、魚やエビといったネタの形をしたサクランボ味&オレンジ味のグミがセットになっていて、寿司をにぎる要領でこれらを組み合わせると、それぞれ「モモ味+サクランボ味=アプリコット味」となり、「モモ味+オレンジ味=マンゴー味」になるという。050617b子供だましのつまらん企画だと思いながら試してみたら、ほんとうに味が変わった。アプリコット味だとかマンゴー味だとかいわれても素直に承服しがたいが、たしかに味が変わるのが面白い。でも、もう少し量がほしい。いろいろ組み合わせを試そうとしたのに、すぐなくなってしまった。このままでは、つい2つ目を買ってしまう危険もある。明治製菓製、22グラム入り、60円。

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2005.06.15

有平糖

050615ずっと「あるへいとう」と読んでいたが、「ありへいとう」と読むこともあるそうだ。むかし古い小説か何かで読んで名前は知っていたが正体を知らず、なんとなくうまそうだというイメージだけを抱いていた。実物を見たのはこれが初めてだ。本来は砂糖と水飴でできたポルトガル由来の菓子で、現在でも高級和菓子の分野では一般的な名だという。
袋に「蓮巻」とも書いてあるから、ひょっとするとこっちが本当の菓子の名で、「有平糖」はただの修飾語なのかもしれない。ハッカ味がする穴だらけの砂糖のかたまりをパサパサのウエハースで巻いたフシギな食い物で、甘いような辛いようなスースーするような味だ。食べるとたちまち生きる気力を奪われ、目がうつろになる。歴然たるダウナー系だ。過度の高揚感や多幸感で悩んでいる人は一度試してみるといい。上原製菓所製、200グラム入り。

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2005.06.11

海賊ハバネロ

050611暴君の次は海賊がクル! という読みだったのだろうか、そうでもなかったのだろうか。ハバネロ唐辛子を用いたイカの燻製である。毒々しいまでに真っ赤なパッケージには、やはり真っ赤なイカの海賊が描いてある。しかし「真っ赤なイカの絵」というのは、その特性上どうしても「ただのタコの絵」に見えてしまいやすい。できればもう一工夫ほしかったところだ。
買ったきり忘れてほったらかしにしていたので、賞味期限切れからすでに1カ月が経過していたが、思い切って食べてみた。ほどほどにうまいが、たいして辛くはない。どうやらハバネロに韓国産のふつーのトウガラシを混ぜてあるらしい。世におもねるような賤しいことをせず、徹底して理想のハバネロ味を追求すれば、もっと素晴らしい食い物になったのにと惜しまれる。サンユー製、50グラム入り、292円。

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2005.06.07

いのししサラミ

050607「猪っこ」と書いて「ししっこ」と読む。猪肉のサラミなんてどんな凄い味かと期待していたが、実際にはたいしたことはなく、ふつーの豚サラミとどこが違うのかよくわからないような軟弱な味だ。原材料欄を調べると「猪肉・牛肉・豚脂肪」と表記があった。こんなに混ぜ物があっては、残念ながらピュアな獣肉の味わいを楽しむことはできない。もっともピュアな獣肉味を楽しみたいというユーザーはあまりいないだろうから、販売戦略としてはこれで正解なのだと思うが。
猪は黒豆や栗にならぶ丹波地方の名産だ。丹波瑞穂町「道の駅さらびき」で好評激売中。おおみや製、20グラム入り210円。

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2005.06.04

丹波黒豆ジャム

050604我々はどこから来たのか。我々は何者なのか。そして我々はどこに行くのか……。これは深い哲学の問いである。
丹後半島に合宿に行ったアシスタント・古山が「丹波の黒豆ジャム」をみやげに買ってきてくれた。舐めると、ジャムではなく餡の味がした。しかし、ならばジャムとは何であり、餡とは何なのか。辞書によればジャムは「果実に砂糖などを加えて煮たもの」とされており、餡は「豆に砂糖などを加えて煮たもの」とされている。では、豆でできたジャムとはいったい何なのか?
このジャムは丹後みやげでありながら、なぜか丹波の黒豆を標榜している。ジャムなのか餡なのか正体がわからない。おまけに、胃の中に消えてゆくのかゴミ箱に消えてゆくのかもはっきりしない。
ジャムはどこから来たのか。ジャムとは何者なのか。そしてジャムはどこに行くのか……。これは深い哲学のジャムである。鹿野製、170グラム入り、価格不明。

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2005.06.03

鴬ボール

050603読めるとは思うが、念のために書いておくと「うぐいすボール」と読む。よく見かける古くさい菓子だが、これまでほとんど食ったことがなかった。ところが見かけによらずたいへんうまい。非黒糖味のかりんとうといった風情だ。砂糖と塩だけのシンプルな味付けながら、食感にはきっちりメリハリがあり、いくら食べても飽きない。1930年発売だから、すでに75年間も売れ続け、昭和と平成を見事に生き抜いてきたことになる。このままいけば22世紀まで生き残れる可能性もあるので、ぜひ頑張ってもらいたい。植垣米菓製、170グラム入り。値段は忘れた。

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2005.06.01

チョコカール

050530パソコンオタクはカールを箸で食うと聞いたことがある。粉や油でキーボードが汚れるのを防ぐためだそうだが、実際に見たことはなかった。
たまたまパソコンとアニメとアイドルに異常に詳しく、ひどい近眼で猫背でやたらに肥っていて、甘いものと油っこいものが大好きで、いつも汗まみれの色白の顔に七三分けの髪をべったり張り付かせ、小声でぼそぼそしゃべるわりには奇妙に早口で「がび〜ん」とか「どっか〜ん」とか不思議なオノマトペを乱発する人物が近くにいたので、この男なら知っているかもと思って尋ねてみた。彼はなぜかややムッとして「そんなことしないんじゃない。でもオタクのことってよく知らないんだよね。萌え萌え〜」と答えていた。もしかしてオタクとはまったく関係のない人だったのだろうか。
カールといっても、これまでのものとはオモムキが違う。チョコでコーティングされ、つるっとした触感だ。味はいいが、従来のパサパサカールのチョコ味を期待した人はガッカリするかもしれない。しかしキーボードが汚れないので、パソコンオタクにとっては画期的な箸いらずカールとなっている。明治製菓製、55グラム入り、158円。萌え萌え〜。

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