giogio factory
伊藤正道さんは、メルヘンチックなキャラクターが活躍する絵本などを数多く手がけるイラストレーターだ。とくに関西圏では、大阪ガスのキャラクターとして広く親しまれていたから、作品を知らない人のほうが少ないだろう。
たまたま僕の個展に立ち寄ってくれた伊藤さんと知り合ったのを機に、互いの展覧会があるたび案内状を交わしてきた。伊藤さんとしては、誰彼なく機械的に知らせてくれていたんだろうが、僕からもせっせと案内状を出していたから、展示を通したそんな交流は十数年におよぶ。
伊藤さんは、ときどき僕の個展に足を運んでくれていたが、なぜか不運なすれ違いが多くて、めったに逢う機会のない人だった。
昨年末頃、東京・恵比寿で開かれた伊藤さんの個展会場に行き、幸運にも数年ぶりの再会を果たして、無沙汰を詫びることができた。あらためて、これからもできるだけ長く付き合えるといいなと思わせる穏やかな人柄だった。
僕が彼の急逝を知ったのは、さいきん届いた個展「masa ito,forever」の案内状からだった。今年2月に亡くなられたという。
会場のgiogio factoryは、湘南・稲村ケ崎の高台にある伊藤さんのプライベート・ギャラリーだ。毎年のように展示のお誘いをうけながら、出不精な僕はこれまで一度として訪ねたことがない。あるじが世を去った今さらに、ようやく初めて足を踏み入れることとなった。
壁面には伊藤さんの仕事を振り返る作品がならび、故人の写真がいっぱいの花に囲まれていた。ギャラりーの軒先から海を振り向くと、晴れていればまぶしく青く輝くはずの湘南の海岸が、おりからの雨にぼんやりと白くけむってみえた。
個展会期は5月6日まで。残りわずかの会期だが、観に行ける人はぜひ足を運んでほしい。
伊藤さん、やすらかにお眠りください。こころからご冥福を祈ります。
■geogeo factory 鎌倉市稲村ガ崎3-6-41
■0467-22-6137
■~5月6日(日)/12時~18時
※廊内および作品写真は、ギャラリーの方に許可を得て撮影・掲載しています。




ギャラリー ド・リフージュは京都・一乗寺のカフェの2階にある。一乗寺は京都市街の中心から大きくはずれた一画だが、なぜか美術を志す学生たちが好んで集まる。僕自身も、学生時代は用もないのによくうろついていた。
ギャラリーやカフェの内外装は、ほとんどマスター自身が手作りしたという。手作業のあたたかみが感じられる、簡素で居心地のいいスペースだ。


初めて会うお客様が圧倒的に多い東京展とは違い、京都展はどちらかというとなじみの友人・知人の来訪のほうが多いが、今回はフリーペーパー「リビング京都」で開催情報を取り上げてもらったため、新しいお客様との出会いもかなりの数にのぼった。
ただ、東京に本拠を移して5回目の節目にあたる開催だからと、「銀河めぐりシリーズ」の表題作となった作品、『銀河めぐり』を再出品することにした。
それまでは、この特殊な質感をもつ独自の制作技法について質問されるたび、既成の技法名がなくて苦心していたが、みずから「ハイパー・バーニッシング」と命名してから、だいぶ説明が楽になった。
『AyuX+04』でお世話になった皆さん、そのほかのあらゆる機会でご支援くださった多くの皆さん、2011年はお世話になりました。2012年も精進しますので、ぜひ見守っていてやってください。
『AyuX+04』と題して、今年も京都でクリスマス展を開く。

タイトルの「二十三夜」は、十五夜などと同じ月の呼び名からとった。
しかし展示作業が終わる頃には台風もあっさり去った。会期に入ると、一転して初日から穏やかな空模様が続き、最終日まで雨らしい雨に降られずにすんだ。
あたりまえだが、展覧会はお客様に絵を見てもらう場だ。でもそのいっぽう、お客様ひとりひとりから絵描きが多くを教わる場でもある。展示を重ねるごとにお客様が増えると、教わることもまた自然と増えてくる。


茶は伊藤園製の「霧の音」、20グラム入り525円、1杯あたり約52円50銭。他の激安ドリンクに比較するとやや贅沢な価格設定だ。


スーツの胸ポケットにさりげなく差し、ランチタイムのちょっとしたおしゃれも楽しめるクリップ付きアルミケースを開けると、内部には2分割されたステンレス製の箸が装てんされている。


好き嫌いは人それぞれだろうが、少なくとも意外性と味の良さがみごとに両立され、たいへんよくできた菓子となっている。



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